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こんにちは。
日本クレアス税理士法人/㈱コーポレート・アドバイザーズの採用担当です。

今回は、当社についてより深く知っていただくべく、創業者でもある代表中村にインタビューいたしました。



経歴

1968年富山県生まれ。
大阪府立北野高校、早稲田大学政治経済学部を卒業。
その後、監査法人トーマツ(デロイト)に入社。
2002年に独立開業し、中村公認会計士事務所(現日本クレアス税理士法人)を設立。
お客様のニーズに応え続けることで「多角化」したグループを形成する一方で、税理士法人は「事業譲受」により複数拠点を運営している。
スタートアップ、IPO、M&A、FAS、相続、社労士業務、弁護士業務、とメニューと法人を取りそろえ、日本を代表する総合的なプロフェッショナルファームを目指している。
2024年3月時点で社員数420名を超える税理士法人を中心とするグループにまで成長した。

社名の由来

ーーまずは、社名の由来について教えてください

クレアスというのは「CREAS」と書きます。
創るという意味の「CREATE」と「AS(明日)」の2つを組み合わせて「CREAS」としています。
この「明日を創る」という意味の社名がそのままグループの基本理念にもなっています。

ーー明日を創るというのは、お客様の明日ということでしょうか?

そうです。1つ目は「お客様の明日を創る」です。
この話をするとき、私は社員に「自分たちの仕事の本質はなんだろうか?」と問いかけています。

例えば会計事務所であれば、お客様からご依頼いただくのは税務申告書の作成です。
しかし「申告書を作るのが仕事である」と捉えるのは本質的ではありません。
申告書作成は確かに大事な仕事です。しかし、納税の最終的な正しさを書面をもって証しているにすぎません。

申告書作成にあたって大事な事は、お客様にタイムリーに納税の概算額をお伝えすることです。
たとえ申告書が1円違わず正しかったとしても、納税の前日に伝えては意味がありません。
なぜなら、中小企業の経営者は資金繰り、採用、投資等のジャッジをスピーディーに行わなければならないからです。
単に申告書を作るのではなく、経営者が経営判断を素早く行うにあたって役立つサービスを提供しないと意味がありません。

プロフェッショナルなサービスでお客様の経営をナビゲートする。
これこそがお客様の明日を創るということです。

2つ目は「自分自身の明日を創る」です。
当社に入社してくれた以上は、「成長痛」を乗り越えて「成長実感」を得たうえで、プロフェッショナルとして活躍してほしいという思いを込めています。
実際に当社の社員は、成長願望が強く、プロフェッショナルになりたいと考えている人が非常に多いです。
社員からの期待に応えるべく、働きがいと働きやすさを両立できる環境を整え、複数のキャリアプランを用意し、様々な研修制度や機会を提供しています。

3つ目は「組織(クレアス)の明日を創る」です。
プロフェッショナルになりたいという人の中には、組織への共感性が持てないという人もいます。
士業の資格があれば確かに独立して、一人で業務を行い続けることも可能です。

しかし「1人できることには限りがあり、多くの力を結集することで、大きな成果を出すことができる」というのが私たちの考え方です。
「自分さえよければいい」という気持ちをなくすことで、その人にとってもさらに大きな成長が手に入る、というのが、私が22年間経営してきた中での実感になります。

私たちは、中小企業の様々なニーズに応えるために「社会のインフラ足りえる税理士法人グループ」であり「日本を代表する税理士法人グループ」に成長することを目指しています。

創業からこれまでの経緯

ーー創業以来、どのように会社を拡大させてきたのか教えてください。

よく「ここまで拡大させてきたからには、相当なご苦労があったのでしょうね」と言っていただけるのですが、私としては「苦しかった」「苦労した」という感覚は全くありません。
今年で創業から22年目になりますが、「無我夢中でやってきた」というのが正直な感想です。

ではなぜそのように感じているのか。それはひとえにお客様に恵まれてきたからです。
そしてお客様に恵まれた理由は、いま振り返って考えると【共感】という言葉に尽きると思います。

当時は、まだインターネットでの宣伝は一般的ではなく、知人からの紹介によって集客を行っていました。軌道に乗り始めてからはお客様が新たなお客様をご紹介してくださいました。
「紹介いただいたお客様の業務を受ける」のではなく、「お客様を応援する」という姿勢でお客様のニーズと不満を解決するようにしていたことで、多くのご紹介をいただけたのだと自負しています。

ーーニーズと不満というのは具体的にどういうことでしょうか?

ニーズとは、機能的な問題です。例えば「月次決算に加えて、給与計算もできますか?今の会計事務所では対応できないと言われたのですが・・」というご要望です。
また不満とは、既存の会計事務所に対するものです。例えば、スピード感が自分と合わない、担当者との馬が合わないなど、多くのお客様が利用している会計事務所に不満を抱いていらっしゃいました。

ニーズと不満に共感し、サービスを提供し続ける。
私の「共感」する姿勢にお客様が「共感」してくださって紹介の連鎖が起きたことで、創業からこれまで大々的な宣伝や広告なしに大きくなることが出来ました。
私がお客様のファンになることで、お客様も私のファンになり応援してくださった、ということだと感謝しています。

創業22年が経ちましたが、まだまだ私どもがお客様を応援し、お客様から応援していただける、いわば「選ばれ続ける」税理士法人グループでいたいと思っています。

仕事の本質とは?

ーー中村さんが思う「仕事の本質」とはどんな価値観でしょうか?

価値観というとやはり【プロフェッショナル】という一言に尽きると思います。
「プロフェッショナル」な仕事に就きたい、と思い会計士の資格を目指した大学時代。
以後、この言葉は私の職業人生でずっと付きまとう言葉になります。

私が考えるプロフェッショナルは、4つの要素から成り立っています。

《プロフェッショナルの4要素》
・専門性が高いこと
・聞く力が十分にあること
・伝える力が十分にあること
・人とうまく関わる力があること

「専門性」については最低条件です。
ある一定のところまで行くと、「深堀するのか」「横に広げるのか」という悩みに突き当たると思います。
私は、どちらも正解だと考えています。
実際に、弊社では両方のキャリアパスを用意しています。縦に伸ばす・横に広げる、いずれにおいても自身の強みを高め組織全体に貢献していくことができます。
むろん、まだ一定のところまで到達していないのに横に広げても意味がないですし、深堀することがあまり得策ではない領域を深堀することにも意義は薄いとは思いますが・・。

ーー聞く力・伝える力・人とうまく関わる力はいずれも「コミュニケーション力」にくくることができそうですね。

たしかにこの3つは「ビジネスコミュニケーション力」ということでくくってもいいのですが、あえて当社グループではこのように分類して説明をしています。

1つ目の「聞く力」
これは、お客様の話を聞いて真意を把握する力です。
専門性が高いだけで、聞く力がないとお客様のニーズを正確に捉えることができません。ニーズを把握できていないと、せっかく自分に高い専門性があってもそれを発揮することが出来ません。
そう考えるとこの「聞く力」の重要性が分かると思います。

2つ目の「伝える力」
これは「分かり易く伝える」ということがポイントになります。
お客様の知識レベルは様々ですから、お客様の立場に立って、専門用語を使わなくても説明できる力が必要になります。

最後に「人とうまくかかわる力」
これは分かり易く言うと「一人でできることは少ない」ということです。
チームビルディング能力も含まれますし、部下育成力も含まれます。あるいは、もしかしたら、嫌な上司と付き合う力、とかも含まれるかもしれませんね(笑)
弊社はどの部門であっても、業務は2人以上のチーム制で行います。そのため、お客様とうまくコミュニケーションを取っていくのはもちろん、社内でチームワークを発揮していくことも非常に重要です。

行動指針について

ーー当社グループで働く上で行動指針のようなものはありますか?

日頃から伝えているキーワードを一例としてあげると、下記のようなものがあります。

◆付加価値
-作業を仕事だと考えてはいけない、付加価値の創出こそが仕事である。
◆クイックレスポンス
-クライアントからの問い合わせについては、即レスすること。
◆ミス・クレーム
-どんなに些細なものでもすぐに報告すること。
-ミス・クレームは成長・改善のチャンス
◆報酬
-お客様は神様ではなく対等な間柄である。
-プロフェッショナルとしての正当な対価を請求しなければならないし、そのためにサービスの品質を磨きスピードアップする必要がある

こういったメッセージを社員に伝えるのはもちろん、「なぜクレアスに入ってきたのか?」「なぜクレアスにいるのか?」を問いかけることも大事にしています。
当社の社員のほとんどが「成長したいから」「成長できる環境や機会があるから」という理由で入社してくれています。
しかし、プロフェッショナルとは「なりたい」と手を挙げてなれるものではなく、そこに至るまでにはそれ相応の「道のり」「プロセス」があります。

プロフェッショナルになるための苦しさやストレスを私は「成長痛」と呼んでいます。
成長痛を感じる期間が長いと人はなかなか耐えられずに辞めていってしまいます。
成長痛を乗り越えて成長していくには、「成長実感」を感じることが必要です。

成長実感とは、お客様からの感謝の言葉、上司からのこれまで以上の信頼、できなかったことができるようになった、給与が上がったなど、仕事を通して生み出せた成果に喜びを感じることです。

「成長したい」という気持ちが一番の土台です。
成長していく中で、成長痛を感じて、成長実感を得て、プロフェッショナルになっていく、ということを社員には常に伝えるようにしています。

日本クレアスの将来像

ーー中村さんが描く未来について教えてください。

やはり社名でもある「明日を創る」、これが私の思い描く未来となります。

最終的には、お客様や社員を含め関わる全ての人たちを幸せにし発展し続ける「永続的な企業体」にしたいと考えています。
そのためにも、これまで以上にサービスクオリティを向上させ、有資格者の割合を増やしながら、組織や事業を大きくしていきたいです。

直近の目標は、

設立30周年(2032年)までにグループ全体で1000名体制

です。

当社の考えに共感し、共に会社を創っていく仲間となってくださる方をお待ちしております。



採用サイトにて社員インタビューも多数公開していますので、こちらも併せてご覧ください。

ご興味を持っていただけましたら、ぜひお声がけください!
お待ちしております!


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