相模原障害者無差別殺傷事件から6年

皆様こんばんは。

今日で神奈川県相模原市の障害者生活支援施設「津久井やまゆり園」で起きた障害者に対する無差別殺傷事件から6年が経ちました。


改めて殺害された19人の方々のご冥福を祈るとともに怪我や心の傷を負われた全ての方々にお見舞い申し上げます。


この事件に関しては今年に入って被告が自らの意思で再審請求をしたことについて様々なご意見があるかと思います。

私個人としてはこの動きについてはいいことの方が多いのではないかと感じています。


これまでの裁判で被告が犯行動機や被告本人の思いについて語られることはほとんどなかったと記憶しております。

ご遺族の中にも何も語らず刑が執行されていくことに疑問を投げかけていた方もいたと記憶しております。 

以上のことから被告自らもう一度発言の場を求めたことについては一定の評価をすべきことだと感じます。


一部報道によれば被告自身が様々な方に会いたいがためだけに再審請求をしたということが言われてますが真相は本人にしか分からないことなので、もし裁判が始まれば被告が語る言葉に注目していきたいと思います。

少しでも事件や被告本人の現在の心境について語られることを願います。


一方でこの事件をきっかけに地域の中における障害者生活支援施設のあり方についてさまざまな意見があると考えています。

私自身は施設での生活について一定の抵抗があるものの施設生活全てが悪いとはどうしても思えません。

この事件においては事件を起こした被告が悪いのは明白であり施設に入所した本人やご家族が悪いわけではないからです。  


私は今、盛んに言われている共生社会ということをを考える上においても障害者生活支援施設のあり方だけではなく障害者に対する社会全体の考え方として障害があったら施設生活ありき、施設は自由がないから地域で障害者が自立生活することありきなど、どちらかに偏った考え方をしてはならずそれぞれの方々が自由に選択肢を選べるように環境を整えることが重要だと感じています。


また障害を持たない方にとっても共生社会というものは無関係ではなく障害の有無に関わらず全ての人が分け隔てなくそれぞれいろんな選択肢の中から組み合わせて自分の生きたい人生を決められる社会が本当の共生社会と言えるのではないかと考えております。


以下のリンクは今回の事件の裁判を取材されたNHKの記者の方がご自身の経験をもとに書かれた記事です。

私自身が記事を書かれた記者さんの想いや登場される方々の共生社会に対する想いをたくさんの方に届けたいと感じたので共有させていただきます。

ぜひご一読下さい。


「あゆみちゃんと私 ~35年の人生をたどって彼女が教えてくれたこと|NHK https://www3.nhk.or.jp/news/special/jiken_kisha/shougen/shougen45/」


最後に改めて犠牲となられた方々のご冥福をお祈りいたします。

これからも様々な事柄に関して私なりに考え方を発信していけたらと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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