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中の人独断(異論は認めます)
2020シーズン監督通信簿18位▶10位

2020シーズンチーム発足当初の監督(途中解任、契約解除等を含む)の個人的な主観による通信簿です。成績だけではなくビジョンや一貫性、オフシーズンの選手の引き止め等監督が関わる12の項目をデータ化して評価させて頂きます。また、コロナにより影響を多く受けたクラブは多少甘めに見ています。(横浜FM、FC東京、神戸は110%、鳥栖、柏は基礎値の105%評価)
評価は概ねこのように判断して頂ければ幸いです。
★☆☆☆☆ 不満(0.00-1.99pt)
★★☆☆☆ やや不満(2.00-2.99pt)
★★★☆☆ 普通(3.00-3.99pt)
★★★★☆ 満足(4.00-4.99pt)
★★★★★ 優秀(5.00-6.00pt)

(18位)
監督 ピータークラモフスキー
チーム 清水エスパルス
推定年俸 6000万
順位16位 7勝7分20敗(勝ち点28) 総得点48総失点70得失点差-22
※評価点数に関しては、私が総合的なデータから200点満点で採点してます。この点数が高ければより効果的な攻撃、守備をしている事になります。なお、こちらはシーズンの成績です。
攻撃評価点数109.6pt(リーグ9位)
守備評価点数91.4pt(リーグ14位)
監督評価★☆☆☆☆(1.89pt)

優勝したマリノスのHCだった彼を引き抜き迎えたシーズンであったが、結果は正直評価できない結果となってしまった。攻撃的で早いアグレッシブなサッカーを目指したが、戦術は浸透せず個による打開に頼ってしまった感は否めない。結局11月1日にチームを離れるまで25試合で14ptしか獲得できなかった。彼が理想とする選手を補強出来たかと言うと?ではあるが、チームがスタッフ陣にかけたお金から考えると厳しい評価をせざるを得ない。

(17位)
監督 浮嶋敏
チーム 湘南ベルマーレ
推定年俸 4500万
順位18位 6勝9分19敗(勝ち点27) 総得点29総失点48得失点差-19
※評価点数に関しては、私が総合的なデータから200点満点で採点してます。この点数が高ければより効果的な攻撃、守備をしている事になります。
攻撃評価点数94.6pt(リーグ15位)
守備評価点数94.0pt(リーグ13位)
監督評価★★☆☆☆(2.28pt)

徳島とのプレーオフを制して残留はしたが、オフに山根視来、杉岡大暉、山崎凌吾、秋元陽太ら
がチームを離れ再構築のシーズンとなった。全員守備からの素早い攻撃を掲げたが得点力不足は解消できず最下位と言う結果になった。しかし、シーズン後半は4勝6分4敗と徐々に戦術がフィットして不用意な失点が減った感はある。来季続投が決まり期待はできるが、オフにその時の主力が移籍したのも事実である。また、再構築となるので今季の反省を活かし過ちを繰り返さない様にしたい。

(16位)
監督 木山隆之
チーム ベガルタ仙台
推定年俸 3000万
順位位 6勝10分18敗(勝ち点28) 総得点36総失点61得失点差-25
※評価点数に関しては、私が総合的なデータから200点満点で採点してます。この点数が高ければより効果的な攻撃、守備をしている事になります。
攻撃評価点数97.0pt(リーグ11位)
守備評価点数88.5pt(リーグ15位)
監督評価★★☆☆☆(2.47pt)

J2での数々の実績をもとに乗り込んだ木山監督だったが、残念ながら結果は出せずにシーズン終了と共にチームを離れることとなった。序盤戦こそ粘り強く戦ってはいたが徐々に失速、失点が増えそれを何とか対処しようとはしていたが出来なかった。しかし、昨年の仙台は如何せん負傷者が多くチームとしてそもそも監督が思考するサッカーが出来ない状況にあった。負傷者が戻り始めた27節以降は4勝2分2敗と言うこともあり、やや可哀想なシーズンであったことは間違いない。

(15位)
監督 トルステンフィンク
チーム ヴィッセル神戸
推定年俸 0.8-1億
順位14位 9勝9分16敗(勝ち点36) 総得点50総失点59得失点差-9
※評価点数に関しては、私が総合的なデータから200点満点で採点してます。この点数が高ければより効果的な攻撃、守備をしている事になります。
攻撃評価点数90.0pt(リーグ17位)
守備評価点数102.0pt(リーグ8位)
監督評価★★☆☆☆(2.53pt)

一昨年の天皇杯を制してACLとの強行軍となった神戸。ビジャの引退やポルディーの移籍もあり、ドウグラスなどを補強するなどしたが大人しいオフを過ごした。リーグ戦は過密日程での選手のやりくりに苦労し負けないけど勝てないといったままシーズンが経過、最終的には家族理由での契約解除となった。しかし、解除直近7試合では4分3敗とひとつも勝てずにいたのも契約解除の理由にはなるであろう。色々と板挟みになりもがいてはいたが、難しいチームをまとめるには至らなかった。

(14位)
監督 大槻毅
チーム 浦和レッズ
推定年俸 6000万
順位10位 13勝7分14敗(勝ち点46) 総得点43総失点56得失点差-13
※評価点数に関しては、私が総合的なデータから200点満点で採点してます。この点数が高ければより効果的な攻撃、守備をしている事になります。
攻撃評価点数95.5pt(リーグ12位)
守備評価点数86.2pt(リーグ16位)
監督評価★★☆☆☆(2.77pt)

一昨年急遽就任しACL準優勝やチーム理念の理解から昨季も続投が決まった。フロントは浦和としての方向性を理解させ共通認識を深めるという作業をタスクとして与え、その結果チームがまとまり戦術の理解、成績の向上を目指した。しかし結果的に言えば戦術的な向上があったとは思えず光が見えぬまま終わってしまった。11月末にはシーズン中に新監督の報道が出るなどフロントとの意思疎通は本当にあったのか?と疑問がつく、彼だけの責任とは思わないが進歩が乏しいシーズンの要因となった。

(13位)
監督 下平隆宏
チーム 横浜FC
推定年俸 4500万
順位15位 9勝6分19敗(勝ち点33) 総得点38総失点60得失点差-22
※評価点数に関しては、私が総合的なデータから200点満点で採点してます。この点数が高ければより効果的な攻撃、守備をしている事になります。
攻撃評価点数92.2pt(リーグ16位)
守備評価点数85.0pt(リーグ17位)
監督評価★★★☆☆(3.02pt)

昇格シーズン降格がなかったとは言え15位でフィニッシュ出来たことは一定の評価が出来る。個人的には恐らく今季降格がない事を一番割り切って、結果よりも試行錯誤をした監督だと感じた。ただ、成績的にはやはり降格してもおかしくない成績である。これを踏まえてシーズンの分析とあわせ今季オフの大規模な入れ替えを敢行したと言う認識である。現場とフロントの意思疎通が出来ているということでもプラス評価で普通という評価とした。来季はこの戦力で結果を出せるか注目である。

(12位)
監督 城福浩
チーム サンフレッチェ広島
推定年俸 5000万
順位8位 13勝9分12敗(勝ち点48) 総得点46総失点37得失点差9
※評価点数に関しては、私が総合的なデータから200点満点で採点してます。この点数が高ければより効果的な攻撃、守備をしている事になります。
攻撃評価点数118.6pt(リーグ4位)
守備評価点数102.6pt(リーグ7位)
監督評価★★★☆☆(3.33pt)

監督3年目のシーズンとなり上積みを期待したが、結果的には昨年と同じような結果に終わった。ただ、データ的には昨年よりも特に攻撃面は改善されており順位にやや反映されていないこともあることから普通という評価とした。今季オフは主力が残留、レアンドロペレイラの後にはジュニオールサントスを補強するなど準備は万端。言ってしまえば来季は言い訳のできないシーズンとなるので来季の反撃に期待したい。

(11位)
監督 金明輝
チーム サガン鳥栖
推定年俸 1500万(3.58pt)
順位13位 7勝15分12敗(勝ち点36) 総得点37総失点43得失点差-6
※評価点数に関しては、私が総合的なデータから200点満点で採点してます。この点数が高ければより効果的な攻撃、守備をしている事になります。
攻撃評価点数97.2pt(リーグ10位)
守備評価点数95.5pt(リーグ10位)
監督評価★★★☆☆(3.39pt)

今季コロナの影響を受け続けたチーム。マネージメントは相当難しかったと思われる。結果は戦力を加味すれば十分評価に値するレベルである。降格はなかったが15引き分けが物語る様に数字(勝ち点)に拘る采配を見せ続けた。しかし、話はここからであるチームの経営状況が悪化それに伴うフロントの人事異動はあったが、結論今季オフの主力の流出は避けられなかった。補強はしたが金監督の手腕に頼らざるを得ない事は明白である。来季も勝ち点1、得失点1を勝ち取るシビアなタクトを振るわなければならないだろう。

(10位)
監督 ペトロヴィッチ
チーム 北海道コンサドーレ札幌
推定年俸 8500万
順位12位 10勝9分15敗(勝ち点39) 総得点47総失点58得失点差-11
※評価点数に関しては、私が総合的なデータから200点満点で採点してます。この点数が高ければより効果的な攻撃、守備をしている事になります。
攻撃評価点数106.4pt(リーグ7位)
守備評価点数106.0pt(リーグ3位)
監督評価★★★☆☆(3.48pt)

3年目を迎えるミハイロペトロヴィッチ監督のもと、既存のメンバーを軸とした継続路線で臨みスタイルを成熟させることが最大の強化として臨んだ。しかしクソンユン、鈴木武蔵などが移籍し攻守の要が抜けたことや怪我人もあり前年度よりも成績を落とす結果となった。ここまでの過密日程は想定外であった所もあるだろうが、選手層的な脆さは露呈してしまった。守備は評価は高いがそもそも危険なシーンが多いので失点が多かった所もある。オフに補強で良い選手を獲得はしたが実績面では?がつく。彼らが輝けるか輝けないかはミシャ次第であろう。

後編は明日公開予定です。

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