見出し画像

高齢者等避難の発令

12日から降り出した雨で13日の夕方~夜に高齢者等避難が発令されました(この記事を書いている時点では解除)。
昨晩にあったことを書いておこうと思います。
(今回は多分短いです)

・雨に対する反応

他の被災者の方では雨が降るだけでフラッシュバックする方もいるそうですが、私はそこまでではありません。
ただ、何日か降り続くと落ち着かない、段々と不安になってきます。
ここは大丈夫なんだろうか?これから通る道は谷筋ではないか?今住んでいるところの少し山に向かうと砂防ダムがありますが、そこはちゃんと機能するだろうか?そんな事が心配になってきます。
雨の日は雨音を聞きながら読書をする。なんてことが好きだったんですけどね。
今は心配のほうが大きいです。

・会合

夜に同級生との会合があり、出かけようとした時に下の子が泣きながら
「パパ、気をつけて行ってきてね。ちゃんと帰ってきてね」と言ってきました。
雨と避難情報が当日のことを思い出させたんだと思います。
前日にも寝る前に妻に対して「ママ死なないでね、いつも一緒にいてね」と言っていました。
被災後は扉が閉まる音なんかを怖がったり、災害のニュースや話を聞くと耳を塞いだりしていました。
もう元通りだと思っていたんですが、傷は残っているんだな。と感じました。

・何が大事か

下の子に行かない方がいい?と聞くと「ママもお兄ちゃんもいるから大丈夫」と言いましたが行かないほうが下の子も安心すると思い、急で申し訳ないけど今日は欠席する。と伝えました。
今住んでいるところは鉄筋で階も高い。なにかあっても被害はさほど受けないと考えています。川も氾濫するような事もない。
でも下の子の不安を取り除いてあげる為には行かないほうがいいと判断しました。
今後もきっと似たような事があると思います。
その時にはちゃんと向き合って、家族が安心できる判断をしたいと思います。

今思い出した事があります。20年以上前に大場川が氾濫した際に、通っていた高校では「周辺地域で唯一休校にしなかった」と、さも名誉のことかのように教頭が言い放ちました。
電車が止まり、恐らく氾濫した周辺に住んでいた生徒もいたと思いますが危険が想定される状況だったと思います。
今と当時では考え方や価値観が違いますが電車も動かないような大雨の中で、生徒の大半が自転車通学なのに休校にしなかった違和感はやっぱり正しかったと思っています。
ちなみに私は最後の授業に間に合うぐらいの時間に電車が動き出したので出席しました(昼前後に登校した友達から、電車が動いたら来るように。と先生からの連絡があった)。
まずは自分の命、次にそれと同等に家族です。
自分の命を守ることは家族を守るのと同等だと思っています。
「自分に構わず逃げろ」置いて逃げる家族の気持ちはどうでしょうか?
早めに避難していれば、それも避けれたはずです。助けようとする家族を危険に晒すこともなかったはずです。
だから、早めの避難をお願いします。

(写真はみんなのフォトギャラリーから使わせて頂きました)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?