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発災前日~前夜

2度目の投稿です。今回からできるだけ時系列に沿って起きたこと、心境などを綴っていこうと思います。
ただ、私は市外に勤めているので日中の天気の詳細は分かりませんし、網代の測候所のデータと伊豆山では雨の降るタイミングや量が若干違います。
測候所の記録を見て降り出したのは何時頃か見ましたが、若干ズレがあるかもしれません。

  • 6月28日~7月2日(就寝前)

6月28日の夜から降り出した雨は強弱を繰り返し、時折止むときもありながら断続的に降り続きました。
止むことによってパワーを溜め込み、より強く降る。そんな印象でした。
梅雨明け直前の雨は強く降る。例年こがし祭り(7月15日~16日)前後が梅雨明けと重なる為、祭り大好きな私としてはその印象を強く持っています。
梅雨入りが早かったこともあり、この雨が降り終わったら梅雨明けかなぁ。と強雨の中、家~駅間を国道を歩きながら、今歩いている道が土砂崩れや地すべりなんかが起きなければいいな。と一抹の不安を片隅に抱きながら通勤していました。
連日降り続いた雨で7月2日夜、水葉亭から駅側の山側歩道の壁面から水が溢れ出るかのように吹き出していました。
私はいつもこの光景を見ていたので「雨量に耐えられなくなったらこのコンクリート壁は崩れてしまうんだろうか?その時にどうやって身を守ればいいか」とよく考えていました。
それがまさか、私の家のはるか上部で起こっているなどと思いもせずに…

  • 7月2日深夜~未明

子どもと妻が寝た後、私はリビングで就寝前のルーティーンをこなし少し休憩してから床につきました。
大体22時~22時30分だと思います。
止まない雨に、翌日のランニングはマリンスパのトレッドミルでやろうかな。などと思いながら眠りに落ちた記憶があります。
就寝後、時折「ゴン…ゴン……ゴン」と、恐らく寝ていなければ気付かない音が何度か聞きました。
私達家族が寝ていたのは逢初川暗渠部分から直線にして約10m程度、そして1階でした。
「あ~雨で大きめの石が暗渠の下で流されているんだな」
寝ているせいか、危機感がなかったのか、特に気にもせずまた眠りに落ちる。
そんな事が1回か2回、あった覚えがあります。

  • まとめ

その時気付いていても、土砂が流れ出た後でも、どちらにしても家は全て流されていた。
その事実は変わりませんし、変えようもありません。
でも土砂災害が起こる”兆候”の第一段階だったこの音、次回の投稿で記載するいくつかの兆候をなぜ見落としてしまったのか。
いずれかの兆候に気付いていれば、助かる命があったんじゃないか。被災してからずっと悔やんでいます。
次回は発災当日の状況を投稿しようと思っています。

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