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【バトスピ】速度&安定感抜群の‪”‬グロウ型ゼクス︎︎‪”‬がめちゃくちゃ楽しい話。

皆さんはじめまして。Izuru.と申します( ᐛ👐)

note初投稿となる今回は、現環境(2022年11月現在)でも安定して高速キルを叩き出せる【グロウ型ゴッド・ゼクス】をご紹介します。

安定感と速度を追求した結果、構築から「バジャーダレス」が抜ける衝撃の結論とともにSB優勝というささやかな実績もできましたので、その記念として書き残そうと思った次第です。自己顕示欲です。

‪「メガデッキ 魔王災誕」で多数の新規カードを携え復活し、環境トップでその猛威を振るった【ゴッド・ゼクス】。

そして「オワリノ世界/焉ノ型」‬制限という、全米が涙した惨劇からはや1年弱。

数ヶ月後には自称「世界の中心‪」を名乗る女にセカイの方まで死体蹴りされることが発覚し、ゼクス最推しの私は怒りが収まらない日々を送っています。

テメェのことだよ栗栖ここねェ!!!!

そんなこんなですっかり環境から退いていたデッキテーマなのですが、今回紹介する構築で現在トレンドである【ストジ銀零】を筆頭にある程度契約環境と渡り合える可能性が見えてきました。

もちろん環境トップに返り咲けるほど甘くはありませんが、確かな強さと面白さを兼ね備えたデッキとなっているため、当記事をきっかけに【ゴッド・ゼクス】というテーマに興味を持っていただければ幸いです。

それでは本題へ=͟͟͞͞( ᐕ)੭ GoGo


1.デッキリストと概要

バジャーダレスさん…!?

契約編のカウントギミックで化けたカード達によって、【ゴッド・ゼクス】の要である多量のシンボル供給とパーツ回収を高速かつ同時に行うことが可能になりました。

それらのカードをフル活用し、対面が動き出す前にさっさとアンブロ6点盤面を形成。一気に押し付けるのがこのデッキのコンセプトとなります。

自身の動きに全振りした分メタへ対処しづらいですが、「メタ引かれる前に爆速でリーサル取ればなんのこっちゃない」という非常に楽観的な方法で解決しました。解決…?

と言いつつも、気休め程度の手札保護とネクサスへ触れる手段は備えてあります。

なにより今回の構築、召喚/煌臨時効果を一切使用しません。ゼロカンも踏みません。

その上で平均キル速3〜4ターンを実現しています。

普通であれば3枚採用必須の「バジャーダレス」が入っていない点にも注目しつつ、下記のカード解説を読んでいただければと思います。



2.採用カード解説

まずは採用カードについて。

解説の都合でリストと掲載順を変えています。ご了承ください。

・スピリット

「相棒竜グロウ」

乙女ゲーの告白セリフみたいなフレーバーテキスト。

このデッキのコンセプトを成立させる上で無くてはならない存在。後述するカード達を円滑に運用するためのトリガーとなります。

アタック時に相手ネクサスが反応できない1ドローという手堅い効果に加え、2コス2軽減というコスパの良さも評価高いです。初動で赤シンボルが立つというだけで信兄ぃニッコリ案件なのにこの優秀さ。

このデッキでは1回アタックしてくれればそれ以上必要ないため1枚採用。


「三賢神ラルヴァンダード」

ホルミスとグシュナサフの存在覚えてる人もう居らんやろ。

・全色可変シンボル
・ドロー
・コアブ
・手札保護

と、以前から【ゴッド・ゼクス】に欲しい要素てんこ盛り性能だったのですが、旧環境では最序盤でカウント2以上を達成することが難しく採用されることはありませんでした。

しかし時は進み契約編。

呼吸するより前にカウントが増える現代バトスピにおいては最強汎用札として君臨しています。そして大暴騰。バカタレ。

ある意味ゼクスが一番このカードを活かせているのではないでしょうか。お財布に厳しい存在ですが絶対に3枚です。


「エンシェントドラゴン・フェブラーニ」

本当に注視すべきは「赤の世界」だと思うんよ。

「グロウ」「ラルヴァンダード」と併せてこのデッキの中核を担ってくれるカードです。言わずもがな3枚。

自ターンで開けるので【雷契約】などのバースト封じに影響されずドローできる点が本当に優秀です。

Lv2以降はアタック時でネクサスを見れます。初手から「火山」などの不届き者が鎮座している場合、「グロウ」を自壊しながらLv2で召喚して叩き割りにいくことを頭に入れておきましょう。

なお、このカードに対して「スピッツァー」を提示された際は相手プレイヤーに暴行を加えてよいという裁定がバトスピ公式から出ています。嘘です。


「イチバンスピアー」

なんか凄い画質悪いのすんません。

ゼクスを組むにあたってこのカードが抜けることは基本的にないです。3枚。

優秀なコストと軽減に加え、Lv2の超装甲:赤/白/青により圧倒的な場持ちの良さを誇ります。

「地ノ型/天ノ型」をコスト6として扱えるのは間違いなく強力ですが、対面に「オーバースター」がある時だけは裏目に出てしまうため出すタイミングを考える必要があります。


「天魔王ゴッド・ゼクス -地ノ型-」
「天魔王ゴッド・ゼクス -天ノ型-」

突撃して弾幕展開。
その後装甲をパージしながら空中戦に移行。

このデッキのフィニッシャー①。3枚。

バースト破棄にターン1回復、ライフバーンしながら転醒して最大6コアトラッシュ送りを耐性貫通でブチかまし、挙句の果てに全体アンブロ付与まで備えた欲張りカード。しかも自分は両面耐性持ち。

上記の耐性貫通やアンブロ付与には多数のシンボル色が必要ですが、今回の構築であれば容易に揃うため特に問題ありません。

シンボルが5色ある際、転醒によるライフバーンが強制な点だけ注意。


「天魔王ゴッド・ゼクス -終ノ型-」

永遠の推し。美しすぎる。

このデッキのフィニッシャー②。採用枚数が難しいところではありますが必要なタイミングで必ず握っておきたいので3枚。

フラッシュで盤面のゼクスと入れ替われる効果を持ち、Lv3からは自ターン中自分のスピリット全員にスピリット/マジック耐性を付与してくれます。

それだけに留まらず、自分のシンボルが6色揃っていれば自陣全員が6打点になるという派手どころの騒ぎじゃない効果まで備え、【ゴッド・ゼクス】を象徴するにふさわしい性能に仕上がっています。

このカードと先述した「地ノ型/天ノ型」を組み合わせてリーサルをブン取るのがこのデッキにおける基本ムーブです。

また、若干複雑な裁定として「終ノ型の効果でシンボルが6個になったスピリットがアタックしている間は、そのスピリットのみでシンボル6色を達成しているため6色を維持する他のカードが消えても6点が維持される」というものがあります。覚えておきましょう。

「オワリノ世界/焉ノ型」制限後はデッキテーマ自体の大幅な弱体化によりこのカードが起動する前に負けることも多かったのですが、今回の構築によって全盛期に近い速度で着地可能となりました。


【選ばれし探索者アレックス RV】

ゼクスのズッ友。通称ゼフレ。

つむじから足の先まで全ての効果がゼクスと噛み合っている存在。3枚。

以前に比べ防御札としての信頼性は落ちましたが、それでもなおこのカードの恩恵は非常に大きいです。


・ネクサス

「オワリノ世界」
「天魔王ゴッド・ゼクス -焉ノ型-」

偉い。返して。
強い。返して。

制限カード。返して。

【ゴッド・ゼクス】というテーマが一時期環境トップに君臨していた要因の8割はこのカードの存在にあります。返して。

ネクサスとしては「ゴッド・ゼクス」/「ロクテン」名称に対する手厚いサポート、転醒時はボトムバウンスと創界神全体除去という強力な効果を持ちます。

最近だと【アマテラス】に対して転醒時効果がモロ刺さりなため積極的に狙う機会も多いですが、今回の構築の場合あっという間にカウント3を通り過ぎてしまうため注意しましょう。

さらに転醒時発揮後は「終ノ型」と入れ替える形で手札に逃がす動きが非常に重要になってきます。制限なので。返して。


「オワリノセカイ」

ゼクスがまだ戦えてるのはコイツのおかげ。

「オワリノ世界/焉ノ型」の下位互換カード。2枚。

下位互換とはいえアタックステップ中に「ゴッド・ゼクス」名称全員を最大Lv化してくれるだけで偉すぎるため何の問題もないです。

Lv2効果はほとんど使いませんが、対面が【天霊U】などアルティメットを主軸とするデッキの場合は話が変わってくるのでしっかり頭の片隅に入れておきましょう。


「紫の世界」
「紫の悪魔神」

もう1軽減くれ(暴論)。
紫起幻…「ガルメジャード」…R.I.P.

言わずと知れた最強初動カード。3枚。

今更特筆すべき点はありませんが、強いていえば根幻回帰させずハンデスが選べるのを忘れないことくらいでしょうか。


「天魔 信長」

この顔でcv.諏訪部順一なの未だに慣れない。

「終ノ型」主軸の【ゴッド・ゼクス】を組むにあたってこのカードの存在も欠かせません。3枚。

全色可変シンボルに加えて、Lv2からは六天連鎖の条件1色分を満たしてくれる非常にありがたい効果を備えています。

配置時神託に関しては今回の構築だと対象が6枚しかないため行わないのが無難。リーサル盤面でコアがちょうど2個乗るか、デッキの回転力を活かして2枚以上並ばせることが多いです。


・マジック

「ストロングドロー」

ストームドローの意志を継ぐ者。

「マントラドロー」

意志を継ぐだけじゃ飽き足らず欲張った結果投獄された者。

古より伝わる最強ドロソ。3+1の合計4枚。

このデッキは青シンボルも確保しやすいためフル軽減で乱用できます。

ここ「ストリームドロー」でも一切問題ありません。私は早雲イラスト版を使いたいがために「ストロングドロー」の方を採用しています。可哀想は可愛い(バトスピ烈火魂44話参照)。


「イラプションドロー」

イラプション=「噴火」「爆発」って意味らしい。

その名の通り契約編に入って爆発的にバリューが上がったカード。3枚。

初動で「グロウ」が絡む都合上ほぼ確定で3ドローになります。

軽減が赤紫な点も【ゴッド・ゼクス】では扱いやすく、非常に頼もしい存在です。


「覇王爆炎撃 RV」

名前とイラストからは想像できない器用さ。

契約編になって再評価されているカード。2枚。

「絶甲RV」と同じく手札での耐性と提示効果を持ち、伏せてよし手撃ちしてよしの万能性を備えています。

【雲契約】【雷契約】などと対峙する際はほぼ必須であり、このカードと「アレックスRV」を併用することでターンをもぎ取ることも少なくないです。

対面知識があるほど強く使えるカードなので、環境デッキの仕様には必ず目を通しておきましょう。

若干高額ですがどのデッキにも入る汎用性があるため買っておいて損は無いです。私は友人から6枚ぶんどりました。


「氷刃血解」
「ミブロック・バラガン・オリジン」

強いって書いてある。
バカクソ強いって書いてある。

残りの覇導マジック達の分まで養分を吸い上げ爆誕した最強防御札。3枚。

このカードの転醒に合わせて「ラルヴァンダード」と「フェブラーニ」or「アレックス」を展開することで、新規で最大3シンボル立ちながらターンが返ってきます。この動きが本当に強いです。

ただし環境的に通りは五分五分くらいなので過信は禁物。流行によっては「絶甲RV」や「白晶RV」などに席を譲りましょう。


・不採用カード解説

ここからは不採用カードについて何枚か紹介します。

環境や好みによって左右される部分だと思うので、あくまでもご参考までに。

・スピリット

【幻惑の隠者騎士バジャーダレス】

バトスピ15thの記念パックかなんかで再録してくれ。

開きやすいバースト条件に面処理とドローという破格の効果を持ち、真転醒編3弾で登場して以降重宝され続けている一枚です。「天魔 信長」の神託対象となれる点も優秀。

そんな本来【ゴッド・ゼクス】とは切っても切れないカードなのですが、熟考した結果不採用となりました。

主な理由として、

・セットしたいタイミングが「フェブラーニ」と被っている上に、セットする優先度は向こうの方が高い
・誘発やバーストを避けたいので可能な限り相手盤面に触れたくない
・【雷契約】【蒼契約】などの台頭により、そもそも相手ターンでバースト効果が発揮できないことが増えた
・【アマテラス】がバーストを破棄ではなくバウンスしてくる
・相手にスピッツァーがあれば破棄されなくともアドを取られる可能性がある

などが挙げられます。見ての通り全然使う機会が来ません。

「リューマン・ポラリス」などもそうですが、環境的に相手ターンで発動するバーストの採用そのものが賭けになっている節がありますね。

強いことに変わりはないので、環境の変化やプレイスタイルによっては全然採用される枠だと思っています。


「ロクテンヘイ」

生き残れば最強なんよ。生き残れば。

【ゴッド・ゼクス】専用のシーカー枠①。

サーチ範囲が優秀かつLv2からは単独で3シンボル供給までしてくれる縁の下の力持ち的な存在。

不採用理由としては、今回の構築だと拾える対象が少ないことや防御札を落としてしまう点が挙げられます。なにより「オワリノ世界/焉ノ型」「オワリノセカイ」を回収できないのが致命的です。

召喚時を使わずシンボル供給役として割り切る考えもありますが、まず生き残らないため早い段階で構築から抜けました。


「ロクテンヘッド」

自身と「ロクテンヘイ」に完全耐性付与とかできんか?

専用シーカー枠②。

「ロクテンヘイ」で拾えない部分を回収しつつ、Lv2からは「イチバンスピアー」と同様のコスト変更効果を持ちます。偉い。

全色可変シンボルになってくれる点も優秀なのですが、「オワリノ世界/焉ノ型」が制限カードになってしまったため必然的にバリューが激落ちしました。返してくれホンマに。

もう少しコスパが良ければ「イチバンスピアー」の枠で採用されていたかもしれません。


「天魔王ゴッド・ゼクス -影ノ型-」

効果が被害者ヅラしてるけど実際のところ当たり屋に近い。

自陣の「天魔王」に降りかかる被害を反射or肩代わりする超有能カード。

このカードの裁定をどれだけ覚えているかが勝敗を左右するといっても過言ではありません。死ぬ気で覚えましょう。

忘れがちですがブロック時でもコアシュートとドローがあるので、相手効果を反射しつつ召喚してブロック➡フラッシュで「終ノ型」と入れ替わることで手札を潤しながらBP差を逆転するなんて芸当も可能です。

上記の通り非常に優秀なので本来入れたいカードなのですが、割ける枠が無かったため消去法で不採用となりました。


・マジック

「ノヴァドロー」

超星で使うとイラプションの上位互換になる。

ゼロカンが【雲契約】などに有効なことから注目されたカード。

偉いのは間違いないのですが、パーツ回収速度が重要な【ゴッド・ゼクス】ではドロソとして利用したいため、基本ゼロカンが機能する前に手札から消えていくことが多いです。

逆にゼロカン狙いで温存するとパーツ回収が遅れますし、それで延命できたとしてもそこから不利を覆せる状況が殆ど生まれなかったのも不採用理由のひとつ。これに関してはフェニルが悪い。

以前よりもデッキ分布がバラけてきている点まで加味すると、来るか分からない対面を想定するより自身の動きを最大化した方が強いと考え「イラプションドロー」の方を採用しました。


・ネクサス

「ダークタワー」

黒くて長くて太くて…///♂

効果自体は【ゴッド・ゼクス】で使えると嬉しい要素しかないんですが、発揮されるタイミングが全然嬉しくなかったです。

煌臨メタに関しては、どちらかと言えば自ターン中に相手の受け煌臨で盤面が減らされてシンボル色が足りなくなる方が困ります。

Lv2からの変色効果も同様で、自分のアタックステップ中に発揮してほしいと思う状況の方が圧倒的に多かったです。

このように全ての想いが奇跡的なまでにすれ違った結果、悲しみの不採用となりました。


以上がカード解説となります。

次からは各対面での動かし方について。ここまでかなり長くなってしまいましたが、もうしばらくお付き合いいただけると幸いです。


・デッキの回し方と各対面知識 

まず大前提として、このデッキは各対面に対して不利な立場を「速度」で補完しています。なのでこちらの速度を落とされないよう徹底することが対面問わず共通して重要になってきます。

1〜2ターン目は「グロウ」のカウント増加を中心としたドロソを駆使してパーツ回収とシンボル展開を一気に行い、リーサル盤面で必要なパーツを全て揃えます。3〜4ターン目は対面に応じた展開方法で相手の受け手を越えてライフを削りきれるのが理想です。

体感ですが自ターン数が5を超えると一気に勝率が落ちるので、それまでにケリをつける気持ちで挑みましょう。


【アマテラス】

「トリヴィ・クラマ」が制限なのになんでお前は3枚積めるんだ。

BOCでの華々しい戦果の影響で環境に返り咲いたデッキです。帰れ。

間違いなく強力なデッキタイプではありますが、理論上の対応カードは豊富です。

相手のメタネクサスに対しては「ラルヴァンダード」や「フェブラーニ」を利用してこちらのドローが妨害されないよう徹底します。「ラルヴァンダード」はカウント増加で出したいところですが、手札保護役として素出しするのも有効なため柔軟に対応しましょう。

ドローさえ止まらなければ必要パーツと同時に高確率で「爆炎撃」「氷刃/バラガン」を引き込めるので、これらのカードで落ち着いて相手の攻めを1〜2回耐えた後に温存していたパーツを吐き出します。

相手は「地ノ型/天ノ型」によるアンブロと「イチバンスピアー」の組み合わせを耐える手段を持たないため、攻めにいく際この2枚は必ずセットで出しましょう。

意外に一番面倒なのは「ダイナスティ」「ツヴァイ/アーサー」がこちらの足場に触れてくることなので、この2枚はなんとしても長居させないように立ち回ります。

なんにせよ相手が早期に決着をつけに来た場合はどこかしらに綻びが生じるので、そこを見逃さないことがカギとなります。


【炎契約】

あなた次弾で神になるらしいよ。

【ストジ銀零】に対して白耐性貫通がド刺さりするため再び母数を増やしているテーマ。

この白貫通は【ゴッド・ゼクス】に対しても直撃しているので、「イチバンスピアー」などリーサルに関連するカードは慎重に立たせる必要があります。

とはいえこちらの各種防御札は素直に使わせてくれますし、ネクサスへの干渉度も低いので「紫の世界/悪魔神」を置くだけで相手が苦しむ場面も多いです。

構築に「白晶RV」が入っている点がネックですが、高速でリーサル盤面を形成し圧力をかけて消費させます。

コア総数が少ない序盤で「地ノ型/天ノ型」のコアシュートが成功した場合、相手は自陣を崩しながらでないと「白晶RV」を撃てない場面も少なくないため、そういった部分も利用して相手に好き放題させないことが重要になってきます。


【雷契約】

犬 畜 生 。

以前までは「ランポ」と一部関連カードで構築されたGS型の所謂【アルパランポ】が多かったのですが、新弾で追加された「ビートランポ」を筆頭とした新規パーツたちの影響で純構築型も増えてきました。

バースト封じに関してはこちらが極力相手ターンでバーストを使用しない構築にすることで対応していますが、「氷刃/バラガン」は相手のメタを中々避けられません。

なにより序盤からコンスタントにこちらの盤面を重疲労+バニラ化してくるのが本当にキツイです。ボトムバウンスされた日には失禁します。

幸いにも創界神はバニラ化やバウンスまではされないため、初手はなるべく「天馬 信長」からスタートしたいところ。

また、こちらの構築がドロー特化なことを逆手に取られて「インクリース」などの手札交換を加速させてしまう危険性があります。手札総数には注意しましょう。

「バタフライジャマー」「バインドエッジ」も当たり前ですがめちゃくちゃ辛いので、相手がセットしてこないうちに1回は「グロウ」たちを機能させておきたいです。

このように【ゴッド・ゼクス】の心臓部であるネクサスに強く干渉してくるデッキタイプなため非常にやりづらいですが、「爆炎撃」などを活用して耐えたあとに溜め込んだパーツを一度に展開するよう意識すれば勝機が無いわけではありません。最後まで諦めず挑みましょう。


【ストジ銀零】

封入率と「クラソRV」のせいで札束デッキになっちまった。

現環境でかなり人気の高いデッキタイプ。あの我が友がRV化したというのも理由の一つですが、圧倒的受け性能と破格の耐性を駆使した制圧力がその人気に拍車をかけています。

本来ならば苦戦を強いられることが確定しているデッキタイプなのですが、【ゴッド・ゼクス】で挑むとそこまで問題になりません。

主な要因は「地ノ型/天ノ型」にあり、このカードの持つ効果全てが【ストジ銀零】のアイデンティティを破壊しながら進撃していくせいです。

なんなら「イチバンスピアー」や「地ノ型/天ノ型」の耐性を逆手に取られて「エクリプト」でライフを全回復されたとしても、こちらは「地ノ型/天ノ型」2枚並べから「終ノ型」と入れ替わってアンブロ6点パンチするのでなんの問題もありません。アホくさ。

「氷刃/バラガン」が腐りやすいですが「アレックスRV」は普通に開かせてもらえるので、この対面では基本的にバーストとして運用します。

平均キルターンもこちらの方が早いため、「白晶RV」などで対抗されなければ容易に6点が通ります。唯一受け煌臨で着地される「クラルテ」だけが面倒なため、相手のソウルコアがトラッシュにあるタイミングを見計らって畳みかけましょう。


【雲契約】

美味しそうですね。

皆さんはどの肉が一番お好きでしょうか。私は圧倒的に鶏肉派です。

特にケンタッキーのフライドチキンが大好きで、店前に立っているカーネルサンダース像があのポーズなのは「私を優しく抱きしめるために待ってくれているから」だと本気で思っている程度には愛が深いです。

家庭ではどうやっても再現できないあのブレンドスパイスの香味とジューシーでカリカリな衣、そして厳選された国産ハーブ鶏がもたらす強い旨みとコク。

人間のエゴを呑みフライドチキンになってくれた全ての命と、それを生み出したカーネルサンダース氏には感謝しかありません。

さて、そんなケンタッキーのチキンですが明確に部位が存在することはご存知でしょうか。箱を開けた時毎回形がバラバラだと思いますが、あれは部位ごとにカットして調理しているからなんですね。

牛肉などと同じく、部位ごとで少しずつ特徴や味が変わってきます。

・脂身が最も多くボリュームたっぷりの「サイ」
・身質がしっかりしている分濃厚な味わいの「ウイング」
・柔らかくて食べやすく脂もサッパリとしている「キール」
・あばら骨に近い部位で濃い旨味を感じられる「リブ」
・ホロホロとした食感と強いコクを感じられる「ドラム」

の5種類が存在します。

私は特に「ドラム」が大好きで、強いコクや肉の旨みが衣の濃い味付けと最高にマッチして究極の調和をもたらしています。

最近は1000円パックなどのお得なセットや「レッドホットチキン」を筆頭とした季節限定の商品なども多数展開されているので、お店がお近くにある方はぜひ足を運んでみてくださいね。

ちなみに【雲契約】ですが、初手に「爆炎撃」が無ければ十中八九無理です。運が悪かったと思って大人しく辞世の句を読みましょう。


【蒼契約】

スプラ3の推しはフウカです。

主力の「ヴァルシャルク」や「シン・クロノス」が禁止になり一度は失速したものの、誠に遺憾ながら生き残ってしまった「ディザイアタン」たちと共に環境に戻ってきたデッキテーマ。

この対面で注意すべきは「青の世界/異神」と「スピッツァー」で、前者はこちらの「天魔 信長」に干渉してくる点、後者はデッキ循環に重要な「フェブラーニ」に対して刺さる点が厄介です。

「スピッツァー」はどうしようもないので暴力に訴えるとして、「青の世界/異神」に関してはプレイングでカバー可能です。

一つは単純にリーサルまで「天魔 信長」を出さないこと。手札に何枚かあるなら出してもいいですが、やはりシンボル色はネクサスで補給した方が安定するのでそこを考慮した立ち回りを意識しましょう。

もう一つは自陣のシンボルを4色に留めた状態で「地ノ型/天ノ型」を転醒させること。「ラルヴァンダード」や「フェブラーニ」を転醒のカウント増加に合わせて展開すれば、後からでも容易にシンボル6色を達成することが可能だからです。

従来はリーサルを取ろうとすると「地ノ型/天ノ型」のライフバーンが避けられず「青の世界/異神」で「天魔 信長」が割られてしまい色が足りなくなるか、シンボル維持のために転醒を避けた結果アンブロ付与できず詰めきれないという2パターンが発生しがちでしたが、今回の構築によってそのジレンマを解消した形になります。

道中で足場に干渉されなければキル速は出るので、相手の「ガブル・シャック」が起動する前に決着をつけましょう。

「ディザイアタン」が出た場合は各ネクサスや「イチバンスピアー」にコアを避難させておくことで対処可能です。


以上がデッキの回し方と対面解説となります。

かなり混沌とした環境ですが、高火力を高速で叩きつける動き自体はどんな時でも驚異なので、そこを活かして積極的に6点パンチを決めていきたいですね。


3.最後に

ここまでかなり長くなってしまいましたが、最後までお読みいただき本当にありがとうございました。

使い手によって様々な顔を見せるのが【ゴッド・ゼクス】の良さですが、今回は「速度」に焦点を当てて構築してみました。リストはシンプルながら状況によって小回りがきく良デッキに仕上がったのではないでしょうか。なってたらいいな。

私の記事以外にも【ゴッド・ゼクス】を愛するたくさんの方々が素敵な構築を紹介していらっしゃるので、この記事で興味を持ってくださった方は是非そちらにも手を伸ばしてみてください。

次の投稿は未定ですが、またここでお会いできる機会があれば幸いです。

ご意見ご感想などいただけると非常に嬉しいです。お気軽にコメントしていただければと思います。

それでは(👋 ᐛ )


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