セラピストこそ自己探求に愚直であれ
インテリアコーディネーター&カウンセラーのIzumiです。
今日のオランダは朝からいいお天気☀️少し風が強いですが、街路樹の木々や空を飛ぶカモメ達がとても気持ち良さそうでした✨
さて、今日は
セラピストこそ自己探求に愚直であれ
というお話をさせてください。これは自戒の意味も込めて書きます。
私が思う最高のセラピストの条件は、
自分の感情の機微に繊細で、常に自己の感情の状態を素直に認められる人
だと思っています。
自己の感情に敏感で、素直に認められるからこそ、クライアントの感情のもつれを察知し、寄り添い、昇華させるお手伝いができるのだと思います。
セラピストのお勉強会などに参加すると、
「私はセラピストなのでもう癒すことありません」
と自己の感情に鈍感なセラピスト、
「あなたの問題、私が解決してあげる」
と上から目線のセラピスト、
「あなたは〜だからこんな事になってるんです」とジャッジするセラピスト
こんな方が時々いらっしゃいます。
私も経験あるのですが、心理学を学びセラピストを志すようになると、「癒す感情があること自体」を否認してしまいたくなる事があります。
これは、「学びが足りない自分がダメだから、癒す感情が出てくる」という誤った観念からくるものです。
「学びが足りない自分はダメだ」という自己否定の感情を感じたくないあまりに、せっかく出てきた「癒すべき感情」自体を否認したくなるのです。
こんな状態でクライアントに向き合っても、クライアントは往々にして心を開いてくれません。
人間には第六感というセンサーが誰しも付いているので、セラピストの自己否定の無意識のうちに感じ取ることが出来るからです。
また、上から目線のセラピストやジャッジするセラピストも、結局は「自己の承認欲求が満たされていない」ということに気づいていません。
「こんなことやってあげる私はすごいでしょ?」
「あなたのこの問題はこれよ。解決できる私ってすごいでしょ?」
と無意識のうちに自分を権威ある存在に押し上げ、クライアントに賞賛を求めている状態なのです。
これではクライアントを権威あるセラピストに依存させてしまうだけです。
セラピストも人間なので、時に間違うことはあります。
知識があるからこそ認められない、素直になれない
その気持ちもよく分かります。
しかし、この根底にある自己否定、承認欲求などの感情に気づき、それを認めて癒していく作業をいかに真剣に取り組めるかが、最高のセラピストとそうでないセラピストの分かれ道だと思うのです。
セラピストのお仕事の真髄は、クライアントを自分に依存させるのではなく、クライアントが自分自身で人生を切り開いていくお手伝いをすることだと私は思います。
私が素晴らしいと思うセラピスト達はみんな自己の感情に敏感です。
自己探求を怠らず、出てきた感情を素直に認め手放していく作業をただひたすら愚直にやり続けています。
そうであるからこそ、最高のセッションをすることが出来ると思うのです。
今、私はどんな状態だろうか?
何を感じているだろうか?
毎日自己探求を怠らない。
私もそういうセラピストでありたいと思います。
今日もステキな一日を
愛を込めて
Izumi
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