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10周年記念ヴァンガードWGP博多でブラントゲート国家王を取った話~第4弾環境隕石世界解説~

どうも皆さんこんにちは。出雲です。この度WGP博多でメテオワールド(隕石世界)をしてブラントゲート国家王を取ることができました。

皆さんが前の記事を読んで頂いたり、実際に使って頂いたりしてくださっていることで結構多くの方から認知されていて嬉しい限りです。

今回、5大国家に強力なG4組が追加され環境が大きく動き、ブラントゲートもセラスピュアライトが追加され極光戦姫が一気に環境トップへと躍り出ることになりました。(実際博多会場の本戦では3,4位が極光戦姫でした。)
そんな中でメテオワールドで結果を残せたのは本当に嬉しいです。

というところで本題に入っていきたいと思います。採用理由までは無料で読めるようにしてます。マリガンから立ち回り、対環境デッキの動きなどを有料で公開したいと思います。前半を読んで頂いてお金を出す価値があると思っていただける方がいたら後半を購入して頂けると嬉しいです。

メテオワールドを使用した理由

まずなぜ今回極光戦姫がかなり強化されたにもかかわらずメテオワールドで国家王に挑んだのかというところですが、
・いろいろ理由はあるけど第一にメテオワールドが好きだから
というのがありました。やはり長い時間ファイトを続ける以上メンタル面も重要になってくると思います。その中でいくらG4組が強くても特段好きではないデッキで長時間ファイトするのは無理だなと思い、好きなデッキで挑みました。
またその他の理由としては、
・極光戦姫、世界に比べキルターンが早い為、1試合あたりにかかる時間を少なくできる。
・押し付け能力が高く、対戦相手の対処次第では簡単に勝ちを重ねられる。
・捲り次第での最大値が高く、9割負けている試合でも一気に捲りきることができる。
というものがあります。
実際にブルースなどとも対戦しましたが、序盤からアグロをすることで手札を大量に使わせてG4ターンの相手の動きがかなり弱い動きにさせたことや、先攻3ターン目での5枚破棄星星などで短時間で一方的に試合を終わらせることもありました。
このような理由から、個人的にはブラントゲートの中で一番国家王に向いているデッキではないかと考えています。
実際の戦績としては、G1で2-0、G2で2-1、G3で8-1の合計12-2で今回最多勝利数だったそうです。また時間的には30分ほど余裕を残して全試合を終えることができました。

国家王決定戦の環境

 博多での国家王決定戦では、マグノリア、極光、隕石、バスティオン、オバロを多く見ました。特にG3帯では私はG2で1回負けての到達だった為20名ほど先に到達されていましたが、その時点ではほぼマグノリア、極光、隕石でオバロ、バスティオンが少数いるというような状態であり、環境があまり変わらないと考えられる広島会場では同じような環境になるのではないかと思われるので、上記のデッキへの対策をしっかり考えておけば良いのではないかと思います。特に私は対戦相手の6割ほどがマグノリア、2割が極光、残りがその他といった感じでしたので、私個人としては特に対マグノリアのゲームプランはしっかり練っておいた方が良いと思います。

デッキレシピ

今回使用したデッキレシピがこちらです。

メインデッキ

G3
グラビディア・ネルトリンガー 3
グラビディア・バグビリード  4

G2
グラビディア・ルルイーク   4

G1
グラビディア・オルゲイユ   4
ヴァイオレート・ドラゴン   4

オーダー
フォーリング・ヘルハザード  4
蝕まれる月光         1
ニートネス・メテオシャワー  6

トリガー
(星)枢機の竜 バルビゾンデ    4
(星)極光戦姫 ルールス・イエロー 4
(引)アメリオネート・コネクター  3
(治)枢機の姫 ナビレム      4
(超)無窮の星竜帝 エルドブレアス 1

ライドライン
グラビディア・ネルトリンガー
枢機の兵 キュビジア
枢機の兵 ルーチス
枢機の獣 フォーヴィ

となります。

採用理由


ネルトリンガー
 メインV。ペルソナライドの回数次第でゲームの難易度が変わるので最大枚数。

バグビリード
 使い終わった隕石やライドラインのコストなどで使用した隕石をリクルートでき、さらにパンプ・自身のクリティカル上昇も内蔵しているスーパーカード。このカードの追加によりゲーム中の動きがかなりやりやすくなっています。極光戦姫にも強く、監獄への出し入れで隕石をかなりリクルートできます。以上の理由により減らす意味はないので最大枚数。

ルルイーク 
 基準値を持っていてかつ、アタックヒット時に山札かドロップから隕石をオーダーゾーンにセットできる優秀すぎるアタッカー。隕石のサーチ効果はVスタンのパーシヴァルと同じ書き方をされており、先に山札を確認して0枚選択、シャッフル→ドロップから隕石をセットするという行動も行えます。
また、VでもRでもどちらにでもアタックがヒットすればよいので、Vに届かなくても裏目がないカードです。さらにメテオワールドの場合、G2ターンに前列に2枚並べて片方の後ろにトークンをコールしもう片方にキュビジアの5kパンプを振ることで10k要求と20k要求のルルイークを作ることができます。

オルゲイユ
 今までのメテオワールドでは条件が少し厳しい為採用していなかったカードなのですが、ルルイークの登場により各段に使いやすさが増したのでボバルマインからこちらにCC要員を変更しました。オルゲイユだと、2ターン目に蝕まれる月光をプレイしCBが全裏になった際に点数止めをされてもV裏にコールし効果を使用することでネルトリンガーのアタック時効果を使用することができますので今までよりも格段に蝕まれる月光を使いやすくなりました。実際に国家王の時も2ターン目に月光を使いCB全裏でターンを返し、点止めされたところを隠していたオルゲイユで3ターン目に隕石5枚破棄で勝った試合もありました。また効果を使用した際に5Kパンプも入る為V裏に置いてだと合計41kとなり先3では超1枚でのガードでもトリガー1枚で突破が可能になり3ターン目の圧力が強くなります。

ヴァイオレート・ドラゴン
 完全ガード。減らす意味はないので最大枚数。

フォーリング・ヘルハザード
 4弾で追加された強力な隕石カード。ネルトリンガーの効果でオーダーゾーンからドロップゾーンへ送られたときに隕石2枚分としてカウントされることで、安定して3、4ターン目に連続しての隕石5枚破棄効果使用が可能となりました。あるだけ強いので最大枚数。
豆知識ですが、ヘルハザードのオーダーゾーンからドロップに送られた時のバインドし相手のリアガードを1枚選び退却させる効果は強制効果なので、バインドしないという行動は選べません。またこの効果はあくまでオーダーゾーンからドロップに送られた時なので、ダメージゾーンや手札から送られた時は反応しません。逆に監獄から脱獄させた場合はオーダーゾーンからドロップへ送られた裁定の為バインドされますのでご注意を。

蝕まれる月光
 このデッキをある意味象徴するカードです。使い方は基本的に2ターン目のアグロに使用しますが、点止めなどされた場合はゲームプラン次第では手札コストにもできるので1枚の採用であれば特に邪魔にならずリターンが大きいカードだと思っています。ライドラインで確定サーチできる為1枚。マリガンと最初のドローで引いてしまった場合はおとなしく諦めましょう。
オルゲイユの項目でも触れましたが、1点止めに対しての回答があるので3弾の頃よりは使いやすくなっています。

ニートネス・メテオシャワー
 通常の隕石です。今回、ルルイーク・オルゲイユを最大限活用することを念頭に置いて構築したため枠の都合上6枚まで減らしていますが、ヘルハザードのおかげで2ターン続けての5枚破棄ははぼ間違いなくできていました。個人の好みでオルゲイユの枠を調整し、7~8枚までは視野だと思います。

トリガー
 星8引3治4超1と前回と比率は変わりませんが、効果付き引トリガーが追加されたことでガード値が少し上昇しています。また効果付き星トリガーが抜けてバニラを2種類採用しているのですが、これはピュアライトの登場によりバトルフェイズ中にソウルをためるメリットが全体的に低くなったことと、パワー4kのトリガーが7枚になりユニットが少ないこのデッキではパワー不足に陥りやすくなってしまっていたことからバニラを採用しています。

ライドライン
 こちらも3弾と変わらずの編成になっています。G2からバリンジャーに変更する選択肢もあるのですが、1ターン目に必ず隕石を張らなければならないこと、バフが自身にしか入らないことがこのデッキとは相性が悪いと感じたのでキュビジアを続投させています。

マリガンや立ち回りなど

マリガン
 マリガン基準ですが、ネルトリンガー・隕石1枚(できればヘルハザード)・バグビリード・ルルイーク・オルゲイユ・完全ガード1枚以外のカードは全戻しします。
・隕石を1枚残す理由としては、ルルイークを引けなかったり、アタックがヒットしなかった場合でも、3ターン目の5枚破棄を安定させることが目的です。またヘルハザードであれば3ターン目のネルトリンガーライドでヘルハザード+メテオシャワーを選択でき、ドローもできます。逆にメテオシャワーの場合はヘルハザード2枚の選択になってしまう為、自由度が減ってしまいますのでできればヘルハザードをキープしたいです。
・完全ガードを1枚残す理由としては、今の環境の場合対隕石、対ブルース、対バウサーガラの際に1枚以上構えていなければかなり厳しいゲームになってしまうので個人的には1枚は必ず残しています。
・その他グラビディア組はすべてがデッキの動きに関係するカードなので複数持っていたいので基本的に複数あっても戻したりはしません。あるとすればオルゲイユが複数ある場合にペルソナや隕石がない場合に戻すくらいで基本的にトリガーを引き込む恐れがあるマリガンは避けたいです。

基本の立ち回り


 ・1ターン目は点数をもらうことが重要なので、Vのみでパンチします。
 
 ・2ターン目はルルイークとトークン25KラインとVの15kラインの2パンを行い隕石のセットを優先する動きを多くとります。これによりVが15kでも1枚貫通、Rが20k要求となり相手がガードしづらくなり序盤に2点入れやすいゲーム展開を行うことができます。
 もちろん、ルルイークが2枚ある場合はルルイークを両ラインに展開し、片方の後ろにトークン、もう片方にキュビジアの5Kバフを与えることで10k、20kのルルイークを作ることができ相手の札をかなり削ることができます。ちなみにルルイークのヒット時効果でセットする隕石はヘルハザードを選択します(ネルトリンガーの効果でセットするメリットがない為)。
 また、対面が点止めをしてくるデッキの場合(極光戦姫、ブルースなど)はオルゲイユを持っていれば世界をプレイしますが、ない場合は世界をプレイせずにV単騎もしくは1ターン目に点をもらっていれば横にルルイークを1体だけ出してアタックします。その際は超トリガーの裏目もありますが、先にルルイークからアタックすることで相手の札を削りやすいです。逆に1点ももらっていない場合は単騎でアタックします。
 
 ・3ターン目はしっかり横を2面展開し隕石5枚破棄の効果を使用し畳みかけていきます。この際にどちらの隕石を手札に持っているかや2ターン目にルルイークがヒットしているか、バグビリードが手札にあるかで動きが変わってきます。
 おおまかなパターン別に解説していくと、
 
 A)2ターン目にルルイークがヒットしていて手札にバグビリード、隕石が1枚以上ある場合。 
  →ライドラインのコストで隕石を捨ててネルトリンガーにライド、登場時効果でヘルハザード、メテオシャワーを1枚ずつセットし、バグビリードをコールしてコストで捨てた隕石をセット。

 B)2ターン目にルルイークがヒットしていないor引けておらず、手札にバグビリード、隕石が1枚以上ある場合。
  →ライドラインのコストで隕石を捨ててネルトリンガーにライド、登場時効果でコストで捨てた隕石次第でヘルハザード、メテオシャワーを1枚ずつセットorヘルハザード2枚をセットし、バグビリードをコールしてコストで捨てた隕石をセット。

 C)2ターン目にルルイークがヒットしていないor引けておらず、手札にバグビリードがないが、隕石がある場合
  →手札にある隕石の種類に応じて、隕石が5枚破棄できるように調整します。

 D)2ターン目にルルイークがヒットしていないor引けておらず、手札にバグビリードはあるが隕石がない場合
  →一番弱いパターンですが、この場合は序盤ほぼ何もできない為、ネルトリンガーの登場時でメテオシャワーを2枚セットし、効果のドローで追加の隕石を引きに行きます。

と大体上記のパターンになります。とはいえ対面次第でも少し変わっていくのですべてが上記に当てはまるわけではないのでそのあたりは練習あるのみみたいなところがあります。
逆に自分でも書き漏れがあるかもしれないのでこのパターンはどうなのか?とかがあれば個別に質問してもらえればお答えします。

 ・4ターン目以降はペルソナを重ね、相手に立て直す時間を与えないように攻撃していきましょう。

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