見出し画像

早期発見 早期支援と言いながら

発達障害は幼児期から発見し、適切な支援を!と良く言われている

定期健診を含め、就学前から検査を受けている。

早期発見!については色々な取り組みがされている中ではあるが

早期支援については、情報が追い付いていないのが現実ではないかと感じる。

なぜなら、この部分がASDやADHDという診断や評価を受けたものの、どのような支援を行い、プラン→実行→モニタリングがされているかは不明なことが多い。

特に小学校はまだ取り組みをされているが、中学においては出来ていないことが多いように感じる。

経験上、小学校4年生からの支援がとても重要になる。

それが不登校につながるケースもたくさん見てきた。

不登校になると、支援は出来ない。

中学に入ると学習面での課題に追われ、そこにそぐわない子どもは諦めるしかなくなる。

なぜなら高校受験という人生で大きなハードルが待っている。

小学校4.5年生からついていけなくなっている子どもたちにおいては、中学は参加する(登校)するだけになる。

高校受験先で、また大きく開いていく。

学習面に障害の無い子どもは良いが、学習面での発達に障害のある子は、学び方の支援を受けていないことが次の障害になる。

SLDの子どもたちだ。

そして根源となるものとして、支援方法を小中学校の教諭がどれだけ知っているかが1番の課題ではないかと感じる。

学力が低いという考え方ではなく、何がどうだから学べていないのか?

どうすれば学べるのか?

学校においては合理的配慮と言われるものだ


そこが整わないのに、早期発見!することが本当に良いことのなのかと考える。

早期発見し「この子には発達障害があります」と言っておいて、支援方法もわからない環境に置く

これが正しいのだろうか?


早期発見に大きな疑問と不安を感じるのは私だけなのだろうか?


発達障害があると言われた保護者は、大きな不安を持つだろう。


支援の土台を作る努力をもっと現場でしていかないといけない


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?