期待とわたし
ヘタでも言語化。どうもいづです。
昨日とあるコミュニティのOST( Open Space Technology)に参加したんですけど、とても学びが多くて結構な神回だったのではないかと思いました。
そして、そこでディスカッションした内容が自分にとってすごく大切なことのような気がしてきて、これはちゃんと言語化したほうがいいと思い久しぶりにnoteに投稿することにしました。
どんな場だったか
ある方が、「自分の期待と周りの人との温度差について最近考えることがある。勉強会や読書会を開いても参加してくれる人がいない時、それが続くと心が折れてしまう」というようなテーマを出してくれました。このテーマに対して集まったメンバーが自分なりの考えを順番に話していく、という形でこの会は進みました。
人に期待するということ
自分も勉強会開催する側にまわることが多いので、"開催する側の期待"としてどんな想いがあるかは理解してるつもりです。一方で勉強会や読書会などの目の前の問題解決に直結するものではなく将来への投資に近いものは種まきのスタンスでやっていることが多いです。
参加者にとってなにか変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。変わるとしても今ではないかもしれない。その人の時が満ちた時、今日のことが役に立つかもしれない、くらいの気持ちでいます。
誰かの心にdotsを残したい
私はジョブズの"Connecting the dots"という言葉がとても好きです。
これは2005年の米国スタンフォード大学卒業式の祝賀式で卒業生に向けて行ったスピーチの中の言葉で、「点と点をつなげる」という意味です。
点と点が繋がったとき、それがその人にとって時が満ちたということなんだと思ってます。
そして、私には他人の点と点を繋ぐことはできないけど、点を打つことはできると信じています。なので勉強会やコミュニケーションの場を開催することで、色んな人のこころに点を残したいという期待が私の中にはあります。
期待へのコントロールは当事者か第三者かでちがう気がする
ここまでは「私の行動が誰かのこころに点となって残ってほしい」という話をしましたが、私が昨日興味深いと思ったのはそことはまた違うところでした。
さっき私が「誰かに点を残せたらいい程度の期待でしかない」と言えたのは、私がこのテーマを出してくださった方達に対して第三者的から俯瞰して見た時の一意見だから言えたことなんだろうなぁと思いました。
このテーマを出してくださった方達も人に対する期待を持ちすぎることが時に自分の首を絞めてしまうというのはおそらく理解していて、「ただ、それでも湧き出てしまう期待をどうにかコントロールできないものか」ということを話したかったんじゃないかと思っています。
自分の後輩が期待したレベルにあがってくれてないなぁとか、この資料さすがにこのレベルで作ってくるとかひどいなぁとか、フロントに立つならこういう心持ちは持っててほしいよなぁとか、自分が当事者として関わっている場面では、いまだに期待という感情が顔をだします。しかもわりとたくさん。
期待は悪なのか?
"他人に期待するな"という言葉はよく耳にすると思いますが、期待は悪なのでしょうか?
昨日のお話の中では、"期待"という言葉を使っているものの実は"強要"になってしまっていないだろうか?という話がありました。期待という言葉の裏で実は強要してしまっているから期待は悪だと思われやすいのかもしれません。これはかなり発見でした。
期待と強要について、自分の解釈では
期待:こうなってくれたらいいなという願いはあるけど、そこから先にはなにもない
強要:こうなってほしい(じゃないと○○だよ)、というカッコ書きが潜んでいる状態
期待と強要はこれからちゃんと区別していきたいと思いました。
自分の期待を俯瞰して眺める
当事者になってしまうと自分と期待との結びつきが強くなってしまい、気持ちのコントロールが難しくなり、気が付けば"自分の期待"という自分のものさしでしか人を見られなくなっているということがあります。
一方で期待というものがどういうものなのか、どう付き合っていくのがよいのかという自分なりの答えは持っているため、第三者として振舞っている時は期待というものを俯瞰してみることができています。
自分の身に起きたことであってもできるだけスッと幽体離脱して、第三者の立ち位置から俯瞰して自分を眺めることが大切だなぁと思いました。またその際は「それって期待?要求になっちゃってない?」と問いかけることも忘れないようにしよう。
スッと幽体離脱できるスイッチがまだうまく見つけられていませんが、それでも昨日のOSTに参加し、このnoteに書いたようなことに気づけたことはとても大きい収穫だったなぁと思っています。
おわりに
もし、この気づきが誰かのdotになれれば幸いです。
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