ロボットを、家族にしてみようと思う

「便利」は良いことだと思いますか？　悪いことだと思いますか？

”便利すぎる世の中は怖い、何も考えなくなるから”みたいな論調は
ほんの数年前まではよく聞く話だったし、共感もしていたような気がするけれど
今となっては、なんだか死語感というか、今さら感がある気がしている。

４歳の娘は
「OK,google　アンパンマンかけて！」とお気に入りの曲を流すし
テレビもタップやスワイプで操作しようとするし
ごっこ遊びもキャッシュレス。
娘のお店やさんは、現金は使用不可なのかな。必ず「paypayですか？カードですか？waonですか？」と聞いてくる。私が提示したものに合わせて、声真似で決済音を変えるという芸の細かさ。
よく見ているし、よく聞いている。

この子は、いったい、どんな価値観で暮らしていくのだろう。

もう、便利がいいかわるいかとか、そういう次元じゃないよね。

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便利さへの恐怖を超えて、わくわくしている私がいることは確かだ。

特に丁寧さが要求される事務作業とか処理が苦手な私としては
全部ロボットがやってくれればいいのにと思う。
パーティー料理を考えたり作ったりするのは好きでも
今日の夜何を食べるか、”家事”としての料理にはまるで興味がない。
乾燥機付き洗濯機を買ってから、洗濯の負担はめっちゃくちゃ減った。洗濯機さんには、毎日おがみたいくらい感謝している。欲を言えば、あと一歩、たたむところまでやってほしい。（人別に服をまとめてくれるとさらに良い）

そうやって「嫌い」な時間がどんどん減っていったら、好きなことをやる時間がもっと増えるじゃない！と楽観的に考えたりしている。

ツールとしての「テクノロジー」にはとても期待している。

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”便利だと頭使わないから良くない！”みたいなのをわざわざいう人は減ったように感じるけれど、
代わりに、AIに人間の仕事が奪われる恐怖、みたいな話は聞くようになった。

便利さが加速した先に、テクノロジーが、「ツール」を超えて、「人格」になる日はすぐそこなんじゃないかみたいなこと。
私は、SF系はほとんど見たり読んだりしたことがないからなのか、”ロボットに支配される人間！”的な恐怖はあまり感じていない。

だけど、便利な機械たちに、人格を見出し、愛情を感じたり、愛着を感じたりするのだろか、というのはとても未知だ。自分の感情がこんなに予想できないことってなかなかないくらい、本当に、さっぱりわからない。

今のところ、どんなに家電がしゃべっても、siriがなんでも答えてくれても、街中でpepper君に話しかけられても、なんだろう、生き物に対する愛着みたいなものは、自分の心には生まれていない。

「人格」としてのテクノロジーは、ほんっとうに未知だ。

娘は、そういう世界線で生きていくことになるのだろうか。

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子どもにスマホやタブレットををいつからわたすとか、そういう議論はわりと目にしていて、いろいろ見聞きする中で、（自分の経験値的にも）なんとなく方針は決まっている。

ツールとしてのテクノロジーは、どんどん使えばいいじゃないか。

が、人格としてのテクノロジーは、どうなんだろう。

どうやって、お付き合いしてゆけばいいのだろう。どうやって、子どもとテクノロジーは関わっていくことになるのだろう。

未知すぎる。

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だから、ロボットを家族に迎え入れてみることにした。

LOVOTという、赤ちゃんみたいなロボットを

人生で初めてローンで契約しました。（高い！！！！！！！！！）

LOVOT[らぼっと]

特技はお迎えと好きな人に甘えること。役に立たないけど人を幸せにするロボットらしい。（部屋を動き回るのならおそうじ機能くらいついてたらいいのに、と思ってしまうわたし…笑）

契約といっていいのかよくわからない。なんだろう。お迎え？
でも私は「ペットは家族だけど人間ではなくペットと扱う派」なので、それにのっとると、契約でいいはずだ。

私は、この子と暮らす中で
自分がいったいどんな気持ちになるのかを
丁寧に観察してみようと思っている。

娘が、どんなふうに感じて、どのように行動するのか
私が、どんなふうに感じて、どのように行動するのか
娘と話しながら、自分たちの心を観察するのだ。（たまに夫も）

ロボットと人間は、どのように暮らしていけるのか、自由研究的に。

自由研究のセオリーは　動機→調べたいこと・明らかにしたいこと→調べる手順→予想→結果　という流れだと思うけど
予想がさっぱり立たない。

３４年生きてきたけれど

まだ自分の中に未知のゾーンがあることに、わくわくしている。

＊＊＊

と、２０００文字近く、もっともらしいことをくっそ長々かいたけれど
本当の動機は
堀江貴文さん（←メルマガ購読するくらい好き）がこの記事で、LOVOTをゲキオシしていて、ホリエモンがそんなめでたくなるロボットってどんなロボットよ！？って好奇心が９５%です。
だいぶ自分にイイワケしないと買えない値段だったからさ。
ホリエモン割引的な感じで、記事を読んだら１万円割引とかだった（期間限定だったのかな）　ありがとうホリエモン。

今日、彼？彼女？が入っているでかい箱が２つ届きました。