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blue skyさんの方で呟いた録画消化シリーズの漫勉編。

故あって、録画を消化しなければならず、blue skyさんの方で感想を呟いていたのをまとめただけのnoteです。

  1. 西炯子さんの回(2020年11月19日放送)

  2. 安彦良和さんの回(2021年6月9日放送)

  3. 惣領冬実さんの回(2020年12月10日放送)

  4. 坂本眞一さんの回(2020年12月17日放送)


1. 西炯子さんの回(2020年11月19日放送)

漫勉neoの西炯子さんの回。
繊細な主線が、独特な持ち方のGペンで描かれ(工芸師の筆の持ち方と浦沢氏)ていて。
カケアミ、手書きなのすげぇってなりながら見てました…。
カラーのアナログ絵も、顔の肌色塗ってないのに肌色に見えるのがすごかった。
印刷される時にゴールドが潰れてしまうらしいけれど使う、と仰っていて、へぇってなった。
1日3食、アシスタントさんに食事を用意する漫画家さんすごい…。
ちらちらと画面に現れる猫ちゃんが可愛くて癒しでした。
Jan 22, 2024 at 23:09

漫画家さんて、職人だなぁってあの番組を見るたびに思う。
Jan 22, 2024 at 23:10


2. 安彦良和さんの回(2021年6月9日放送)

漫勉neoの安彦良和さんの回。
ガンダムのシャアのマンホールがある所沢のある場所スタートで、安彦良和さんが「画力対決ですか」とちょっと戯けていらっしゃっていて。
ネーム無し、アタリなしで下絵を書いてそのままペン入れしちゃうのすげぇってなった。
ホワイトを一切使わないのもすごいけれど、躍動感がすごい(語彙)。
一見すると穏やかそうなおじいちゃんなのに達人感がすごいお方だった。
Jan 28, 2024 at 17:29

描き始めが眉から。そこから表情が決まるというか。 背景もフリーハンドとかすごい(綺麗に線が描けないから余計にすごいと思ってしまう)。 ガンダムも全部筆で描かれてたのも凄い。
Jan 28, 2024 at 17:34


3.惣領冬実さんの回(2020年12月10日放送)

消化というより、以前視聴したものを見てる惣領冬実さんの回。

総領さんは下絵を直接原稿に描き、髪の毛から描いていくスタイル。
ミリペンをカスレ度の違いで使い分けてるとか、こだわりが凄い。
総領さんは付けペンが苦手だったから、ミリペンをずっと使われている。
担当さんに「線が死ぬから」と付けペンを使うように言われたものの、黙ってミリペンを使い続けていたが、担当さんは気付かず(そう言った理由が「手塚先生が言ったから」だったらしい)。
使いやすい物を使っていけばいい、というのはそうだよなぁと。
チェーザレの巻き毛がすごい(細かい)。
Feb 5, 2024 at 10:47

ミリペンで描いた影を、消しゴムですぐに消すと消える(使い込んだペンじゃないとできない技。新しいペンだとインクの量が多いので消せない)。
ミリペンでヨハンを描いた浦沢さんの絵。繊細さが違う。
ミリペンで描く繊細な絵は、ホワイトを入れると壊れてしまうし、ブレが許されない。
チェーザレを描くようになってから吹き出しもミリペンだそうで、イタリア語の文字が入るのを想定して描かれているのも凄い。
Feb 5, 2024 at 10:53

『MARS』は単行本あるなー。
映画の『ザ・セル』っぽいシーンがあったのをなんとなく思い出した。
イタリアの資料が半端ないからこそ、作中の背景も当時の街並みを再現しようとされている。
監修さんにも確認する徹底ぶり。
背景が多い+天井が高いのはヒエラルキーを表現。
小津安二郎さんとヴィスコンティの映像や構図を参考にされている。
遠くにいる人物を細かく描くと不自然になるので(間に空気があるから霞む)ふわっと。
アシスタントさんがいるから、チェーザレを描くのに踏み切ったと総領さん。
ルネッサンスを描くには、細かいテキスタイルなどが欠かせない。
Feb 5, 2024 at 11:10

下描で完成なのは、イタリアの読者を意識しているからだそうで。
チェーザレはイタリアで人気で、あちらの方々は完璧な物を好むからと。
イタリアの読者の、お父さんに日本の漫画をダメだと言われていて見るのを反対されていたがチェーザレを見せたら認めてくれたというエピソードがあり、そういう話を聞かされると下手なものは描けない…と。
虹彩を描くためにシャーペンであたりをつけて、虹彩を加えていく…繊細で緻密な作業。
印象派が好きなのに、その前にルネッサンスを…とやったらこうなった、と。
漫勉見てると、漫画家さんて本当に職人さんだなと思う。
Feb 5, 2024 at 11:18


4.坂本眞一さんの回(2020年12月17日放送)

漫勉neo、坂本眞一さん。
『イノサン』の作者の方。
現在、デジタルで描かれていて、描く前に実際に撮ったものをトレースしながら下書きやパーツごとにレイヤー分けなどされていてすんごく細かい。
手描きだと何度か描き直すと紙が駄目になってしまうけれど、デジタルだとそれがないからデジタルだと納得できるまで追求出来てしまう的な事を話しておられた。
坂本さんは『北斗の拳』の原哲夫さんの影響を強く受けておられているそうで(ちょうど、アナザーストーリーで北斗の拳の回を見たばかりだった)。 髪型ライブラリがすごい(2000種類以上)。
Feb 5, 2024 at 11:49

凄い手が込んでおられる…。
アナログだと見切りがつけられるけれど(アナログだと、何度も描き直すと紙の方が持たないのである程度の諦めがつく)、デジタルだから納得できるまで出来るから際限がない。
過去の手描きの作品もなんか凄い。
手描きの限界を追求、か。
Feb 5, 2024 at 11:55

映画館サイズにしても大丈夫(拡大しても遜色ない)なくらいの描き込みって…。
一つの絵に何度も描き加える…って例えにしていた画家ってダヴィンチかな。
Feb 5, 2024 at 12:05

人によって追求するところというか、ゴールが違うから面白いのだろうな。
Feb 5, 2024 at 12:07


また再放送してほしいなぁ。
新作も嬉しい。


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