33歳子無し離婚した私が、卵子凍結を決意した理由
約3年半の結婚生活に幕を閉じ、子無し離婚をした33歳のドス子です。
私は離婚を決めたときから、「卵子凍結」をすると心に決めていました。
今ではYoutuberやインフルエンサーさんから情報を得られることや、東京都から助成金が出るようになったこともあり、少しずつ身近なものになりつつある「卵子凍結」ですが、やっぱり事前に得られる情報は少なかった!少しでも皆さんのお薬に立てればと、できるかぎり事細かに私の経験をお話できればと思います。
卵子凍結をしようと思った理由
無理に再婚を急ぎたくなかったから
私が離婚をしたいと思うようになった経緯は、別途詳しくお伝えしようと思っていますが、一番の理由は「どんなときも仲良し夫婦でいることに強いこだわりがあったから」です。物心ついたころから両親は絵に書いたような仮面夫婦で、正直実家はこころが安らぐ場所ではなかったんですよね。だからこそ、夫婦が仲睦まじい状態で家庭を築くことに対して、半ば執着みたいなものがありました。離婚した今も、この執着ともいえる決意は変わることがなく、いつか再婚はしたいと思いながらも簡単には次に進めない or 進んではいけないと思っています。
しかしここで出てくるのが、33年間で培った典型的な恋愛体質な自分(笑)東京でそれなりのお給料をもらい、何不自由ない生活をしながらも「おひとり様の楽しみ方も知らないアラサーOL」という自分に直面しました。これまでの恋愛を棚卸し+今の自分の気持ちを整理した結果、将来への不安をとことん減らすことが、最終的に今後の良い出会いに繋がることだと考えました。(不安が募ると誰かと一緒に居ることを求めるようになり、好意を寄せてくれている人に寄りかかったり、無理にでもパートナーを見つけて形だけの関係に甘んじてしまう傾向があるという分析結果のもと。)
今の私にとって、最も避けたい状況は「子供が産みたいと思ったときに、その選択肢が与えてられていないこと」でした。自分のわがままで離婚に至り、目の前にあった出産への機会を自ら消滅させたのも私自身です。でも、人生100年と言われるこの時代に、再度違うパートナーと子供を授かることを望むのは決して不自然ではないですよね。いつか子供を産みたいと思ったときに、パートナーが居なかったらどうしよう!パートナーが居たとしても一緒に子育てできるような相手じゃなかったらどうしよう!それならなるべく若いうちに結婚をして、今のうちから少しでも出産に近づいておかなくていいのだろうか・・・そんなことを考えるようになる自分の未来が容易に想像できたんですよね。だからこそ、自分だけで自分に与えられる最大限の保険をかけておくことを決めました。もちろん、卵子凍結をしたからといって将来の妊娠が保証されているわけでもないけれど、離婚にしっかり向き合って次のパートナー探しを前向きにするために、自分に時間的猶予と精神的安定を与えることにしました。
2.会社が全額保証をしてくれるから
正直これがあれば多くの人の選択肢に入るとは思うのですが、私はもしかしたら会社の保証がなくても実行に移していたかもしれません。まだ会社への申請は終わっておらず、なにかの間違いがあってお金が戻ってこなかったとしても今は後悔がないと思えるからです。それくらい、心に余裕ができたんですよね。
私は外資系IT企業に勤めはじめて2年になります。アメリカに本社がある今の会社は、1人あたり約350万円の「子供に関わる費用」が福利厚生として容易されています。子供に関わる費用とは、不妊治療や卵子凍結などの妊娠出産に関わる費用の他、養子を取るためにかかる費用もカバーしています。LGBTQ+への理解があるアメリカ企業だからこその保証はさすがですよね。
ちなみに、(東京都にお住まいの方限定にはなりますが)東京都からの助成金も選択肢を広げてくれる味方ですよね。私も会社の保証に合わせて、東京都の助成金の申請も行いました。
参考までに東京都助成金申請のプロセスは以下です。※ちょっとHPの記載がわかりにくく私は苦戦したので、あえてわかりやすい言葉を使って書いていますが、詳細は都のHPで確認してください。
①オンライン説明会に参加 参加申し込みフォーム
L 卵子凍結するか否かに関わらず、まずは卵子凍結がどんなものかを説明してくれる場。この時点で卵子凍結の実行は決意していなくて良いので、とりあえず話を聞いてみたい方もぜひ。
②オンライン説明会参加後アンケートに回答
③調査事業への協力申請
L 東京都助成金は、東京都が「いかに卵子凍結のニーズがあるのかを確認するための調査」費用として申請者に与えられるものだと私は解釈しています。なので「調査事業への協力申請」なんですよね。
L この段階での提出物は2つで、(A)住民票の写しと(B)自筆の誓約書でした。誓約書はコンビニでプリントし、現住所と氏名を記入し、写真に撮った上でオンラインでアップロードします。住民票の写しも写真に撮るだけでOK。
基本的には、①-③すべてを終えた段階で卵子凍結を行う流れですが、③より前に卵子凍結に関わる治療行為を開始した場合も例外的に認められるとHPには記載がありました。ドス子は提出書類に不備があって、実はまだ③が完了していないので、例外的に認めてもらえることを祈ります、、!
東京都卵子凍結助成金についての詳細はこちら
クリニックはどうやって選んだのか?
ドス子は結婚していた時代、不妊治療も少しだけ進めたことがあり、その経験を踏まえて以下の基準でクリニックを選定しました。
▼クリニック選びで重視した点
予約がウェブまたはアプリで取れる
ウェブまたはアプリのUXにストレスがない
会社と自宅両方からアクセスが良い
Google Mapの口コミが良い
▼クリニック選びで重視”しなかった”点
女医さんかどうか
費用全額がクリアに提示されているか
クリニックの雰囲気や内装
婦人科クリニックって本当に選ぶのが難しい。定期検診や不妊治療を含めて過去様々なところに行きましたが、診察1つ取ってもその後どんな感情でクリニックを跡にできるかって本当に全然違います。どんなに親身になってくれる先生であっても、男性だからという点が気になってしまうこともあれば、忙しい仕事の合間を縫って来院しているのにあまりに待たされすぎて疲弊してしまったり・・・
私は、効率重視な自分の性格を考慮して、とにかくアクセスが良くて予約が取りやすいことを重視しました。初診の予約段階で、男性の先生が居るかどうかや(会社の保証があるからこそ)細かい費用などは気にしませんでした。不動産選びと一緒でパーフェクトはないかなと思っての判断です。
以上、私が卵子凍結を決意した理由でした。
次回は具体的なプロセスと費用をすべて公開しますー!
※人によって治療プロセスや期間などは全く異なるので、あくまで参考として
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