退職エントリ

人からよくわがままだと指摘され、日々こんなに他人の目を気にして生きているのにと、そのたびに納得がいかないのですが、短い人生をふりかえるに一度やりたいと思ってしまったことは何としてでもやり遂げてしまうことに気づいたので、わたしはやっぱりわがままなんだろうと思います。

というわけで、4月から公務員になることにしました。

出向という形にさせてもらったものの、社会的な意味での順序を気にしなかったため、立鳥跡を濁しまくって沼のような状態になってしまいました。28歳、社会人3年目、「私の道は私が決める」が社会では通用しないことを知らなかったあたり、いまだに社会人にはなれていなかったようです。

母に、転職の報告(と収入が下がるので今年はふるさと納税があまり送れないことの報告)をしたとき、せっかく安定した職場にいるのにわざわざ転職するなんて!と反応された後に「でも、今はもう気持ちがそっちに全部向いてしまっているって感じなのね」と言われたことが、自分の気持ちとしては一番近いのかなと思います。やってみたいことはやってみないと気が済まないし、やってみたいと思う期間が長くなれば長くなるほど、やってみたいという気持ちでいっぱいになってしまうのです。

自分の好奇心だけに忠実に行動をして、メリットデメリットを考えた冷静な判断をせずに、ノリだけで人生を進めてしまったけど、いざことが決まってようやく、組織の意向に反した行動をとることは、組織の中での立場がそれ相応のものになるのだということを痛感しています。感情的には少し後悔していますが、何度考え直しても、自分の人生において今この選択が最良の選択だったと思います。挑戦しないときっと一生後悔したし、自分の生活だけを守れば十分でどんな選択もできるという自由な時間はそう長くは続かないかもしれません。さらに言えば、やりたい分野は今まさに大変革が起こっている最中です。今がベストだし、今しかなかったことは間違いありません。少しやり方を間違ってしまったけど、間違ってしまったことはこの先また一から信頼を積み上げていくしかないのだろうと思います。

この一連の問題のなかで、わたしの行動を責めなかった上司を心から尊敬し、絶対に裏切ってはいけないと思ったことはここに一番残しておきたい気持ちです。

そういうわけで、日本のデータビジネスを支えられるよう精一杯頑張ってまいりたいと思います!

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