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本は強制されて読むもんじゃない

読書感想文という昭和遺産のような宿題がいまだに学校では続いているのだろうか。調べていないからわからないのだが、少なくとも僕の知るある上場大企業では、少なくともウン年前まで、全社員に夏に作文を書かせる風習が堂々とまかり通っていた(従業員は仕方なく従っていた)。

性質として、会社にはそもそも従業員に何かをやらせようとするとき、脅迫という手段をとることが多い。あるいは騙しという手口を取りがちである。そのため、放置しておけば従業員が進んででもやるはずだった仕事でさえ、やらされ仕事、嵌められ作業になってしまい、モチベーションはダダ下がりし、事故の危険率も上がってくるのだが、これに全くお構いなし、そうした現象や関係性さえ知らないのが、こうした会社の上層部なんだと思う。

明治期に導入した軍隊という仕組みから、派生してできた企業が日本では多くを占めることにこの原因はあるそうなのだが、少なくとも私たちは、これからの時代を考えて、このことによく気がついておきたいと思う。

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