クリスマス反省会

5年ぶりの恋人のいないクリスマスが、
恋人と過ごすクリスマスに変わった。
ひょんなことから、そんなことになって、ちょっと自分でもびっくりしてる。

今年のクリスマスイブはまず心療内科から。
先生に「来年中にここも卒業できそうですね」って言われた。
とってもうれしくって、一人でこっそり泣いた。
毎回、病院の最寄駅の階段を降りながら思うことがある。
どうして私が一人でこんな罰を受けないといけないの。
罰を受けるだけなら、甘んじて受ける。
だけど同時に彼のことを思い出すのが嫌だった。
いまどこかでたのしそうに過ごしている彼。
それが許せなくて悲しくて、そんなことも許せない自分も嫌で。

この一年、私は信じられないくらい気持ちが伸びやかになった。
ゆるやかに生きれるようになった。
そんな私をまだ許してくれないのかな、解放してくれないのかなってずっと思ってた。
もうすぐ、ふつうの人になれそうです。
また、お世話になることはあるかもしれないけど、大丈夫。今回みたいにゆっくりゆっくり治していけばいい。

もうなにもいらない！って思ったけど、その日は2週間前に遊んだ男友達とデートだった。
2週間前、たのしくって、お酒も入ってちょっとテンションが上がった私と彼は、クリスマス遊んじゃうか！ってなった。
どうせ暇だし、彼はとってもやさしくて伸びやかな人だから、一緒にいて癒されるし、いいなって思って、うん！って即答だった。
もしかしたら、そういうことあるかな、あってもいいな。なくてもいいな。なんて思いつつ。
でもあったとしたら、私はなんて答えるんだろうって思いつつ。
すごく私にないものを持ってる人だから、惹かれてるのはわかってて、だけど弟みたいな人だから、そういう感じとはまた別なのかな。とか思ったり。

デートして、すっごいしょうもないことで笑い続けたり、素敵なお店でディナーしたり。
すごく大きなお菓子をもらった（笑）
ほろ酔いで、お店を出て、夜景を見て、あ、この間は…と思ったらやっぱり決めてきた。
でもやっぱり決めきれなくて、即答できなかった。ありがとうとしか言えなかった。そしたらチキった彼は「いますぐとかじゃなくていいから！今度でいいから！」って。笑っちゃった。ほんと可愛い人。

出店が出ててホットワインとか売ってて、飲みながら、飲み直すかーってなって彼んちへ。
彼の部屋、信じられないくらい寒くて、しかもエアコンつかなくて。飲むしかないってすごいお酒飲んだ。

ちょっと怖いけど、お酒飲んで気が大きくなっちゃって、飛び込んでみようって思って、お返事してみた。

ちょっと今になって、後悔ではないけど、私が彼を傷つけそうですごく怖い。伸びやかなままでいてほしい。私なんかに振り回されないでほしい。だけど私は振り回すと思う。それがすごく怖い。私得でしかない。

でも共通の友人が笑うよって言ったら、笑うだろうねって。あいつは大変だよって言ってたでしょって聞いたら、うん言ってた（笑）って。
もっとちゃんと彼を制止しておけばよかった。私がいい思いしたかっただけだ。

飛び込んじゃった。飛び込んじゃったら、もう仕方ない。戻れない。私も彼を手放せない。手放したくない。

ちゃんと距離感を保って愛せるようにがんばらないと。いい女度を上げないと。

そんな今日この頃なのでした。