2022年 30/100冊 本を読む
年間100冊読むぞ!目標に向けての30冊目。
出会ったのはこの展覧会、「ミロ展〜日本を夢みて〜」。
ミロの生涯を振り返るようなこの展覧会を見終えて、売店で出会ってしまったら読むしかない。この、「みんなミロが好き」っていう帯にもやれらました。
『美の旅人 スペイン編 Ⅲ』著者 伊集院 静
カタルーニャ人、ジョアン・ミロ。
初めてミロに触れたのは学生の時にバックパックで向かったスペイン バルセロナ モンジュイックの丘にある「ミロ美術館」。予備知識も何もないままに、スペイン前衛芸術3大巨匠の美術館というだけで入館し、魅了され、すっかりファンになった。当時購入したポストカードはいまだに部屋の一部になっている。
同じ旅で、ピカソ、ダリの美術館も訪れ、それぞれの魅力を感じてきたが、自分自身で一番残っていたのはミロ美術館。
なぜか?
みつけられてなかった答えが、この本の中に書かれていた。
・バルセロナ空港の大壁画
・ミロの代名詞“沈黙”
・スペイン内乱における」ポスター『スペインを助けよ』
・少年のままの感性のような星座シリーズ
・ミロの醸し出す、ぬくもり
「私はカタルーニャの誠実を感じることができた。それでもミロの絵画の鑑賞を続けると、やはりカタルーニャ人の、あの独立、個性を重んじ、それを貫くための過激なまでの攻撃性を見ざるを得なかった。」
本の感想とはかなり離れてしまいましたが、
強くて優しい、カタルーニャの青空のようなミロの世界。スペインにいきたい理由がまたひとつ増えました。
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