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2022年 23/100冊 本を読む

年間100冊読むぞ!目標に向けての23冊目。

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい 経済の話』著者 ヤニス・バルファキス 訳者 関 美和

ギリシャの経済危機時の財務大臣であるヤニス・バルファキス氏が娘に話すように、そして教授として若い人達がわかりやすいようにと難しい専門用語ではない言葉で経済について書いた本。

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帯にあるようにシンプルで、経済の本のような、文明論のような、でもスッと入ってくる世界的ベストセラー。

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コロナウイルス感染拡大やロシアによるウクライナ侵攻、これまで見えていなかった政治家の人間っぽいところなど、少し前では想像できなかった出来事が起こり、世界経済がどんどん変化していく今のタイミング。全編で問いかけられている3つのテーマはこの本が執筆された時とはだいぶ違う答えになっているように感じます。

◎現代の世界はどんな「仕組み」で動いているのか
◎なぜ一部の人たちだけに「富」が集中するのか
◎「経済危機」の裏に隠れているものは何か

「大切な判断を他人まかせにしないためには、経済とは何か、資本主義がどのように生まれ、どんな歴史を経て今の経済の枠組みが存在するようになったのかを、自分の頭で理解する必要があるのです。」

以前と全く同じように戻ることはないだろうと予想しつつも、進むべき正解が見えない不安とヒステリックな感情が交差しがちな最近の社会。余白を持つことは難しいかもしれないけど、少し時間をかけて丁寧に整理して進んでいきたい。

#年間100冊

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