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2022年100冊 本を読む 13,14「涅槃(上)(下)」

 年間100冊読むぞ!目標、 13、14冊目は

『涅槃(上)、(下)』著者 垣根涼介

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 垣根涼介さんといえば『午前三時のルースター』から、疾走感あふれるミステリーを書く作家というイメージが強くて、歴史小説に活動が広がっていることを知らずに今回読みはじめたのは、「涅槃」(ねはん)。

 〜 涅槃:サンスクリット語でニルヴァーナすべての煩悩の火が吹き消された状態、すなわち安らぎ、悟りの境地。また、生命の火が吹き消されたということでもあることから、入滅、死去を意味し、お釈迦さまが亡くなられたことを「涅槃に入る」と表現。〜

 物語は、武将・宇喜多直家から見た戦国時代とその日常。幼き頃から城を追われ、商家や尼寺で育ち、"武士としての正規な教育を受けていない、生き方が商人。” たえず情報を入手し、分析し、戦略を考え、負けないための戦いを続ける。

織田信長や豊臣秀吉から見た時代はよく目にするけれど、視点・視野・視座を変えると時代やモノゴトの見え方はこんなにも違うのか、と改めて驚かされます。

『信長の原理』も読まないと。

#100冊

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