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それ、本当に使っていいの? 6月−8

 ナチュラルクリーニング人気で、重曹やクエン酸を家事に取り入れる人も増えていますが、重曹はアルカリ性、クエン酸は酸性成分のため、使用することにより素材を痛めてしまうこともあります。
 例えば汚れを防ぐコーティングがされているフローリング材や便器、洗面ボウルなどの陶器は、アルカリや酸でコーティングが取れてしまうものもあるので、重曹の使用はできれば避けたほうが無難。どんなにナチュラルでも、材質を痛めてしまっては意味がありません。
 こうしたものには中性洗剤を使うほうが無難です。

 除菌をかねてアルコールを使っている人は、アルコール成分で床のワックスやコーティングをはがしてしまうこともあることを知っておきましょう。食卓や家具への使用も、注意して。

 また、アルミでできた調理器具は、トマトや酢などの酸や、こんにゃくなどアルカリ性の食品で変色や腐食を起こします。ジャムを作るときは、ほうろうのお鍋を使うのは、こうした理由です。
 最近はテフロン加工されたものも増えていますが、元の素材がアルミの場合は、小さな傷から内部に酸やアルカリが回って痛むことも。

 取手が取り外しできて、蓋をすれば冷蔵庫保存ができるお鍋もありますが、酸性やアルカリ性のものを長く入れておくのはやめたほうが安全です。いつも使う道具の素材が何でできているのか、説明書をチェックしてちゃんと知っておくことも大切ですね。

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