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花粉時期のお洗濯は大移動作戦で 3月−4

 花粉の時期だけは、お洗濯はコインランドリーでという人の話もよく聞きます。それだけ、お洗濯物についてしまった花粉問題、深刻。

 どうしても外に干したいという人は、夜に干すという手も。
 夜間は車や人の移動が減るため、日中よりは花粉の飛来が抑えられるという説があるからです。昔は夜干しはタブーと言われていましたが、現代では夜に洗濯をしてベランダに干して寝て、早朝に取り込んで部屋干しにするという発想もありかもしれません。
 ただ、自然が多い場所では、夜の間に虫さんたちが洗濯物に卵を産み付けてしまうというケースもあるそう。このあたりは住んでいる場所によりけりなので、一概に夜干しがオススメともいえなそうです。

 というわけで、花粉の時期は臨機応変に干す場所を移動させながら、効率のよいお洗濯を心がけたいもの。前の記事でもお伝えしたように、人の皮脂がよく溶け、洗剤の酵素もよく働くのは38℃前後なので、実は洗濯は夜、風呂の残り湯で行うのが一番合理的。

 花粉の季節や冬、洗濯ものを外に干せない時期は、思い切って温かい残り湯を使った夜洗濯に時間をシフトして、家族みんなで温かい室内に洗濯物を一緒に干す、といった習慣を持つのも素敵ではないかと思います。
 オススメは移動できる部屋干し用の物干スタンド。洗濯が終わったら、スタンドをお部屋の中に広げ、みんなでおしゃべりしながら干しましょう。一人暮らしの方だって、テレビを見ながら、電話をしながら干すことだってできます。朝、寒いベランダに一人出て干すよりずっと快適です。

 干し終わったら一晩換気扇を回しながら部屋干しをし、翌朝天気がよければ日当たりのよい窓際に。日当たりが期待できな場合は、洗面所などを乾燥室と考えて、除湿機や換気扇を回しながら干しておくのもいい方法です。

 夜洗濯&部屋干しは、子どもたちに洗濯物の干し方を伝えるいい機会にもなるし、こうした習慣で、お父さんが子どもの服を毎日扱うようになり、「靴下がよく破れているんだな、一生懸命遊んでるな」とか「あっという間に服のサイズが変わったな」なんてことを、しみじみ気づけるようになったという素敵な話も。

 花粉を理由に洗濯の習慣、ちょっと見直してみる時期かもしれませんね。

izoomimomose 2020

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