見出し画像

台所用洗剤の適性使用量を知っていますか 6月−7

 食器洗いの際、多くの人がスポンジに直接洗剤をかけて使っていると思います。でも、洗剤の裏面に書かれている使用説明書き、チェックしたことがありますか? 
 一般的な台所用合成洗剤には「水1リットルに対し、0,75mlを溶かして使う」などと書かれていることが多くなっています。小さじ1杯が約5mlですから、実際にはごく微量の洗剤で汚れは落ちるのです。
 食器は洗剤を薄めた水でため洗いするのが正しい使い方。CMの映像を見て、直接スポンジに原液をかけて使うと思い込みがちですが(そして、それも正しい使い方であるとメーカー側は説明していますが)、濃度が濃いために手荒れの原因になるだけでなく、洗剤の消費も早くなり、すすぎの水も多く使うことに。

 そのほかの洗剤類や、はみがき粉の使用量も目分量の人が多いはず。もしCM映像のように、歯ブラシ全体に行き渡るように歯みがき粉を出している人は、真珠粒ほどの大きさでもちゃんと磨けるので使う量を減らしましょう。

 こうした「思い込み」。実はCMや雑誌広告の映像が影響していることが多いのです。メーカーとしては、なるべくたくさん使ってもらうほうが、次の商品を早く買ってもらえます。
 そのために、早く消費できる形を、いろいろ見せてくれているのかも。もちろん、そのまま真似しても害はありませんが、できれば無駄遣いは最小限に抑えるほうが、エコにもつながりますね。

 それ、本当に正しい? と、いろいろなことに疑問を持ってみる。そして、なるべく多くの情報を集めて自分で判断していく。そんな姿勢が、くらしにも大切なように思います。

izoomimomose

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?