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アルバムリリースを終えて

初めましての方は初めまして。
そうでない方はいつもありがとうございます。
イヅモと言います。

今回、生まれて初めてアルバムを作成したので、そのことについて少しお話しようと思ってnoteを始めてみました。あまり読みやすい文章ではないと思いますが、宜しければお付き合いくださると幸いです。

ボーマスについて

ボーマスは、昨年に友人の夕季ハルノくんがアルバムリリースした時に一般客としての参加はあるのですが、今回は初めてサークル側での参加となりました。自分たちのブースについて両隣を見たらmothyさんとFushiさんがいらっしゃって正直死ぬほど緊張しました。ヤバかったです。ただ、お二方とも凄く優しくて良い人だったのでボーマス始まってからはリラックスしてました。また、今回は仲良くして頂いてるボカロPの方々も結構参戦していたので、挨拶させていただきました。皆さんほんっとうに温かい人たちで凄く嬉しい気持ちになりました。

アルバム売上については、お渡ししたものも含めて17枚でした。正直10枚売れれば良いほうだろうと思っていたのでかなり嬉しいです・・・。現地で手に取ってくださった方には感謝しきれません。
アルバムを買いに来てくださったときに差し入れで食べ物や飲み物をくださったり、中には手紙をくださる方もいたりして自分の楽曲を聴いてくださっている方々の存在を肌で感じることができたのが凄く嬉しかったです・・・

そんなボーマスのことで1つどうしてもお話したいことがあるのでここに書くんですけど、今回の中で1番自分にとって衝撃的だったのが、海外の方々が結構買いに来てくださったことです。その中で二人組で僕のアルバムを手に取って、一生懸命日本語で僕にファンであることと応援してくれていることを伝えてくれたのが本当に驚きで、よく「音楽は言語の壁を越える~」とか言ってるのを耳にしたりはしてましたけど、自分がそれを経験することになるとは思わなくて、嬉しさとファンの方の優しさで涙が溢れました。
名前を聞いたけど教えてくれなかったファンの方、この場を借りてお礼申し上げます。あなたの応援で頑張れる僕がいます。本当にありがとうございます。

そんな感じで1日を通して「あぁ、作曲してて良かった~」と思える素敵な日でした。めっちゃ楽しかった。

この後は、少しアルバムのことと収録曲の「ルクス」のことについてお話していこうと思います。駄文続きますが、お付き合いくださればと思います。

Arcaについて


次にアルバムタイトルの事からお話するのですが、「Arca」という単語はラテン語で箱を意味するものになります。初投稿の「空蝉」から始まった僕の楽曲たちにはそれぞれ物語があり、その中に存在する人たちの想いを詞にしてしたためてあります。そんな感情や思考と僕自身の活動の痕跡を一つの箱に閉じ込めて、大事にしたいという自分の想いから「Arca」というタイトルをつけました。
ジャケットに映っている紙飛行機や絵の具などは、アルバムデザインを担当してくれた商鮪さんの提案でそれぞれ楽曲たちをイメージしたものを詰め込んでいます。紙飛行機は「空蝉」、絵の具は「Muddy Mirage」、海の写真は「薫る群青は波に消ゆ」、カセットは「レイト」、小石は「アイオブザストーム」、竜胆の折り紙は「廻る街。堆積する痛みに竜胆の花を」、色鉛筆は「色擦れ」、2色の毛糸は「天蓋」、ドッグタグは「残叫」、ビー玉は「ルクス」をイメージしたものとなっています。

「ルクス」について

基本的に、自分は投稿した楽曲をどのように咀嚼して意味を持たせるのかは受け取ってくださった視聴者のみなさんにお任せしたいと思っているので、余程関心を持って僕の思考を聞きに来てくださる方々以外にはあまりお話しないのですが、今回このようにnoteを書くにあたってアルバムの中で一番大事なものを詰め込んだ「ルクス」の話をしたいと思ったので、勝手ながらお話させて頂きます。

先ほども書いたようにアルバムの楽曲たちはそれぞれ物語として言葉を連ねるものたちが多いのですが、ルクスは自分自身の心境について楽曲にしたものとなっています。
僕は音楽のことが非常に大好きなのですが、音楽のことを「呪い」だと思っています。自分の作った曲を聴いてもらえることやそれを受けて想いを言葉にしてくださることはとても嬉しいし、自分の内包している世界や感情、思考を表現することはとても楽しい事なのですが、同じくらい辛くて苦しいと思うこともあります。メロディが思いつかないとき、フレーズが決められないとき、ミックスが上手くいかないとき、適切な言葉が出てこないとき。他にも色々あるのですが、そうやって自分の内包しているものを放出しないと生きていくことが出来ない身体になってしまっている自分は「呪い」にでもかけられているんだなと思う瞬間が多々あります。

そして、この「呪い」は「夢」として誰かに影響を及ぼして、また新しく「呪い」にかかる人が出てくる。だから音楽のことを「呪い」だと思っています。そして、僕にこんな「呪い」をかけた人たちは、今も活動をしている人もいますが、大半は活動を辞めてしまっている人たちだったりします。

別にそのことを怒ったり恨んだりはしないんですけど、時々寂しく思ったりします。そんな寂しさを抱えながら、自分が生み出した楽曲たちがこれからも誰かの心に、自分の心に寄り添い優しく照らす灯火となってほしいと思い、ラテン語で「光」を意味する「Lux」をタイトルにしました。

自分の楽曲は、この数え切れないほど楽曲にあふれる世界の中のなんて事のない1つだとは思ってます。けれど僕にとって大事な宝物たちです。そんな宝物たちが誰かの心に触れて、何かを生み出すことが出来たらこの上ない幸せだなと思っています。



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