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クラバトの進行役論

クラン内で進行役はどうあるべきか、という話が出て、
これは内輪で終わらせるのはもったいないと思ったのでnoteにします。

クランバトルでは、進行役という凸を整理する役割の人が居ます。
これを4つのタイプに分けてみました。

Lv1 「口も手も動かさない」
Lv2 「口は動かさないが手は動かす」
Lv3 「口も手も動かす」
論外 「口は動かすが手は動かさない」

Lv3になるほど、強い進行役になります。

論外の進行役

まず、進行役ってのは仕事だと上司に当たる存在です。
仕事をしていれば、嫌な上司に出会うことはあるはずです。

色々原因はありますが、そういう中に
「何もしてないのに偉そう」って場合です。

換言すると、「口は動かすが手は動さない」
こんな進行役には当たりたくないですね。

Lv1~3の進行役

Lv1~3の進行役がどう違うかを説明するために、
クラバトでよくあるシーンの対応を見てみましょう。

2000万のボスにAさんが凸して
1600万で着地しそう、という報告が来ました。
もう一人必要なので、Bさんが凸してワンパンが成功しました。

Bが残り1秒でワンパンした場合、残りの21秒では200万程度でしょう。
組み替えることが出来なければもっと低いかもしれません。
この持ち越しとAとを次周に当てても、ボスは倒せません。

一方、A→Bと通すと、Bは残りHP400万のボスに2000万ダメとなります。
このときの持ち越し時間は90秒。
このままBが次周ワンパンすれば、ボスを倒すことが出来ます。

そこで、進行役のあなたはA→Bという提案をしましたが、
Bが「90秒の持ち越しなら凸しなかった」と言い出しました。
進行役としては、どうするべきでしょうか。

Lv1 「ワンパンのBを通す」

今回のケースは、Aが1500万だった場合、90秒の持ち越しになりません。
ですから、極めて特殊なケースです。

こういう例外は割り切り、ダメージの高い順で処理するというルールのもと
Bを通すのが筋でしょう。

Lv2 「別のワンパンできる人にお願いする」

ワンパンできそうな別のCさんにワンパンをお願いして、
「A→C」というルートを作ります。

そもそも、最初から
「ワンパンして90秒の持ち越しを持ってほしい」と言って募集します。
これならBさんは凸することないでしょうし、
凸するにしても後から文句を言うことはないでしょう。

Lv3 「Bは文句を言わないので、A→Bと通す」

何だこの回答、ふざけんな、と思うかもしれません。

そもそも、なぜBは90秒持ちたくない、と言ったのでしょうか。
・その周で別のボスを殴りたかった
・Aを通すという決定が許せない

まず、前者として考えた時、
Bから見ると、別のボスを殴りたいけど、
ワンパンして持ち越しを吐いて殴る、という計画があるわけです。

これは、進行役が考えている計画と違うわけですね。
進行役の考えとして、Bの残り凸はどうするのがいいでしょうか。

残り凸なんてBが考えることだ、なんて言えば進行役失格です。
Bが考えてた凸計画を狂わせておいて、
尻拭いをBにさせるのはあまりにも無責任と感じます。

そこで、Bの残り凸の面倒も見る必要があります。
Lv3の進行役の究極的な理想形態は、
凸計画を進行役が作成する、自由でない凸クランです。

こうなると、元からBは凸計画なんて作ってないわけですから、
不満が出ることはないです。

それでは、後者の「Aを通す決定が許せない」というのはどうでしょうか。
全員の凸計画を作っている進行役なら、
Bは自分の知らないことまで織り込んで計画を作っている、と考えるでしょう。

進行役が決めたことなんだから、進行役を信じる。
進行役はそういう信頼を勝ち取るために、
忙しく駆けずり回る必要があります。

どの進行役をめざすのか

口とは「命令」で、手とは「作業」です。

命令は本人の意志とは関係なく行動させることです。
そして、他人を思い通りに動かす時、人は快楽を得ます。

ですから、人に命令するときは対価を支払う必要があります。
それが作業となります。

あの人は人一倍頑張っている、だからあの人の命令を聞いてもいい。
そういう雰囲気を作る必要があります。

Lv1は命令も作業も放棄してます。
事前のルールに従うだけなので、非常に楽です。
それでも、クラメンにはルールを理解していない人もいるので、
シチュエーションに合わせて、ちゃんと伝える人がいるのはいいことです。

Lv2は命令はせず、作業はします。
「自分のお願いを聞いてくれる人だけ動いてほしい」
そういう考えで人に指示を出します。

しかし、対価を支払いつつ何も受け取らない、
聖人君主のような振る舞いはかなりの負担です。

とはいえ、このような段階を経ないとLv3には到達しません。
Lv3にするための信頼を積み重ねる段階でもあります。

Lv3は完全管理ですから、最強ではあるものの、
一歩間違うと「口は動かすが手は動かさない」に陥ります。

相手の凸ルートをまるごと考えるので、そのとおりに凸してほしい。
これを楽と考える人もいれば、ただの駒と考える人も居ます。
何を不満に思っているのか、どうすれば「命令」を聞いてくれるのか、
そういう話し合い、そして責任として手を動かす事が大事になります。

さて、貴方はどのLvの進行役を目指しますか。
論外の進行役になったりしていませんか?

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