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保育士試験を一発合格しました。

memaiです。

実は2019年の秋から冬にかけて、保育士資格の国家試験(保育士試験)を受けていたのですが、無事、合格通知が届きました。

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嬉しい。

保育士試験とは?

保育士試験とは何かというと、ちょう簡単に言えば、保育士の養成学校(短大など)を出てなくても保育士の資格がとれる試験って感じだと思います。

一次試験の筆記試験は10月にありました。筆記試験は、すべての科目で6割以上とれると合格です。合格すると、二次試験の実技試験に進めます。

この保育士試験、合格率は10~20%くらいだそうです。今回は一発でなんとかぎりぎり合格できましたけど、相当レアだろうと思います。9科目もある上、結構難しい科目があるんです…。ただ、筆記試験で6割とれなかった科目は、3年間は受け直しができるのが救いです。

筆記試験のこと

9科目もあるので、試験は2日間にわたります。こんなに長いこと受ける試験は、センター試験ぶりだったと思います。

試験会場は、圧倒的に女性が多かったですが、男性も時々いました。30・40代くらいに見える人が多かったかなぁ。パパと子どもと来ているママもちらほらいました。全体的には、子育て中の人と、あとは既に別の福祉施設で働いているベテランが多そうなカンジです。

長くてとても疲れましたけど、途中退室が可能なので、すきま時間はとても多かったです。外には最後の復習をしている人がたくさん溢れていました。自習室もあったんですけど、試験室の椅子がやたら硬くてお尻が痛かったので、使用はしませんでした。

そして筆記試験の合格通知、兼、実技試験の受験票が無事届きました。

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一発合格。「社会福祉」と「教育原理」はマークミスが2つあったら死んでたので、ギリギリ滑り込めて本当によかったです。ちなみにこの「社会福祉」は福祉の歴史とか法制度とかで、「教育原理」は教育の歴史とかについて。ほかの科目はラッキー問題(「さんまの季節はいつでしょう」みたいなの…)がいくつかあったんですけど、そういうのも全然ないお堅~い難し~い科目でした。実際、教室にいる人数がこの科目のときだけダントツで多かったように思います。それだけ受け直しの人が多いということです…。

あとは不安だった「保育実習理論」。音楽とか工作とかが範囲で、具体的には、正しい伴奏を選ぶ問題みたいなのが出ます。ピアノが弾ける人なら、感覚的に「これっぽい!」と目星をつけられるのかな?と思うんですけど、私は付け焼刃のオンガクリロンで解を導き出すしかなく、手ごたえが全然ありませんでした。結果的には85点となかなか良い得点だったので良かったです。

実技試験のこと

実技試験のほうは、「造形・言語・音楽」の3つから2つを選ぶかたちです。「おえかき・おはなし・おうた」のことだと思ってください。合格率は80%くらいだそうです。

私は楽器が弾けないので、おえかき(造形)とおはなし(言語)を選びました。

おえかきは、出された事例に沿った絵を描きます。45分は、めちゃくちゃ短いです。あと色鉛筆なので消しにくいです。だからちょっとおかしくなっても強行突破せざるを得ないという。いくら絵に自信がある人でも練習は必須です。

最初に描いてみたのがこれ:

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色塗りが全然追い付かなかったです。

試験の直前:

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何よりも色を塗りきることを優先しました。体が変?知らない知らない。

本番は、「ねんど遊び」の光景がテーマでした。自分では今までで一番上手に描けたから43点くらいあるかなと思ったのですが、39/50点でした(30点以上で合格)。なかなかシビアです。

おえかきよりも不安だったのが、おはなしでした。いくつかの物語のなかから1つを選んで、3歳児が前にいるという設定のもと、試験監督の前ではなします。時間は3分間です。

私は『3びきの子ぶた』にしました。3歳児に伝わる言葉を選んで台本を作るのが大変でした。あとは、話すスピード、声の演じ分け、身振り手振りも練習しました。1人で練習するの最初はちょっと恥ずかしいですけど、慣れます。

かなり準備はしたと思いました。でも本番はテンパって、かなり早口になってしまいました。最後に「おしまい♪」と言ったあと、3分を知らせるアラームが鳴るまで、20~30秒ほど沈黙があったのです。始まる前もかなり挙動不審になってしまったので、一気に不安になりました。

蓋を開けたら35/50点でした(これも30点以上で合格)。あまり高い点数ではないですけど、ニコニコ元気でいれば「時間はあまり関係ない」という噂は本当かもしれません。

試験勉強のこと

最後に、試験勉強について簡単に。

去年の2月に、「修士論文も書き終わったしやるぞ~!!」という勢いで、資格教材サイトで教材をとりよせたのがはじまりです。ただ2、3月は今の仕事と学生時代のバイトを掛け持ちでしていたのであまり勉強は進んでいませんでした。

本格的に勉強に着手し始めたのは、夏以降だったかと思います。電車の中で問題を解いて、週末は恋人とカフェへこもっていたんですけど、そのときに教科書で勉強するっていう流れだったかな。勉強に飽きてスマホをいじりだすと恋人が「何してんの?」と睨みつけてくるので、そこそこはかどりました。

教材はむやみに買わないようにしました。教材がたくさんあるとなんか知識がバラけてしまう感じがするし、買っただけで満足するからですね。なので基本はとりよせた教科書と過去問のみ。気になったことはネットなどで調べることにしました。あとはYouTubeの一問一答の聞き流し動画は直前期にはとても便利でした。

試験範囲の内容自体に興味があったおかげもあって、かなり楽しく勉強できたのではないかと思います。

いやー、はやく子どもと遊びたいな。

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