iPad Pro での配信環境構築(PCB編-その1)

PS5 でのキャプチャは問題なくできたことを確認できたため、今度はアーケード基板での配信環境を構築していく。

構築環境

プレイ環境側

コントロールボックス:パナツイン
JAMMA Splitter:とくたん4号
アップスキャンコンバータ:
 1) OSSC ver.1.6
 2) GBS-Control(青)
キャプチャ:
 1) XCAPTURE-1
 2) HAGiBiS USB3.0 1080P/60対応HDMIキャプチャ MS2130搭載
USB-C Hub:Anker USB-C ハブ (10-in-1, Dual display)

JAMMA Splitter については安定性重視で「NAC SPLITFIRE」か「とくたん4号」の二択で考えていたが、今後のことを考えてこちらにした。
アップスキャンコンバータについては OSSC のほうが個人的に使い慣れているが、モニタ相性や納期、入手しやすさの問題、今後のことを考えてこちらにした。
※そもそも円安なので送料込みで考えると OSSC のほうが割高に…。

録画・配信環境

端末:
 1) ノートPC
 2) iPad Pro M4 (11インチ 512GB)
モニタ:EX-LDGCQ321HDB
ソフトウェア:
 1) OBS
 2) Camo Studio

構成図

赤枠が新規録画・配信環境で増設したもの

基板とパナツインの間に "とくたん4号" を挟む。
パナツインから OSSC には RGBケーブルを使用、RGB21pin を SCART へ変換して接続、OSSC から先は HDMI で接続している。

とくたん4号からは映像と音声が別で出力されるため、映像は D-Sub15pin で、音声は 3.5Φ<->RCA(赤白) で GBS-Control へ接続している。
その後、GBS-Control で音声と映像を HDMI で出力し接続している。

構築後の確認

接続して電源を投入したが iPad Pro側のキャプチャ映像が乱れていた。
問題解消のためいろいろ試していたところ、今度は問題なく映っていた既存環境で信号が途絶してしまった。(OSSC の方でも「NO SYNC」表示)
※このときの問題切り分けのひとつとして、RGB21pin出力のみ行うハーネスを接続したところ正常に映ったことから、当初はケーブル故障と疑っていた

既存環境を切り離し、新規環境のみにした場合も映像は乱れていたため、GBS-Control を OSSC に変更したところ問題なく表示された。
その後もいろいろと設定を試みるも表示されず、ふと GBS-Control 本体にある「Compatibility Mode」のスイッチが目に入り、確認したところ OFF になっていた。
一旦設定を初期化し、GBS-Control の「Compatibility Mode」のスイッチを ON にして電源投入したところ正常にキャプチャできた。
※あまり考えられないが、GBS-Control側のスイッチが適切でなかったことが影響して映像信号が乱れ、既存環境にも影響が及んだのかもしれない。

配信テスト

iPad配信test(PCB)

720p 60fps での配信を行ってみたが、特に問題はないように見える。

次回

次回は最後の確認として以下を確認していく予定。
・外出先でこの環境が使えるかどうか
・録画可能時間の確認

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