[BIGモード]考える・決断する時間の作り方("階段落とし"など)

「Level が上がれば落下速度は上昇」、これはテトリスの基本ルールの一つである。TGM も同様である。
落下速度が上がれば「どこに置くか」「どうやって消すか」などを考える時間が短くなる
BIGモードであってもそれは変わらない。
慣れればある程度直観でもいけるが、それにはどれだけの年月が必要になるやら・・・。
今回は「どうやって "時間を作るか"」に焦点をあてて説明する。

落下速度

落下速度については多くのサイトで紹介されているので割愛するが、おおざっぱに説明すれば。
 ~199:徐々に早くなる
 200:いったん 0 Level と同じになる
 ~240前後:~199 までの速度と同等になる ※加速していく早さは199まで以上に早い
 ~400:さらに早くなる
 420あたり~:少し緩やかになる
 450あたり~:さらに緩やかになる
 500以降:20G(出現即着地)
となっている模様。
脱線するが、個人的に 400台半ばあたりで緩むのは目から鱗だった。(確かにおかしいと思うところはあった)

何を考えるか

「テトリスをプレイするうえでの行動・考えること」を自分なりに考えてみた。
・フィールドの状態の把握
・落ちてくるミノの形
・フィールドの状態から現在のミノを置く場所を仮決め
・レバーとボタン操作
・next に現れるミノの確認
・(ここから戯言 --)
 next のミノの仮置き場と、および直近で来ていないミノを思い出して、できるだけ広い受けでの置き場所を考えつつ、レバーとボタンの操作を行う
 自分にとっての最良のミノと次点のミノ、最悪のミノを思い浮かべておく
 (-- ここまで戯言)

・レバーとボタン操作
・next と組み合わせ、現在落下中のミノの置き場を最終決定
・ラインが消えるならばその状態を確認
・レバーとボタン操作(IRS 含む)
(以降繰り返し)
列挙してみたが、当然のことながらずっと考えている
また、操作もあまり休む暇がない。

余裕が生まれる時間(必ずできる時間)

TGM1 に限定するが
・ミノを設置したことでラインが消える演出 ・・・ 41 frame
ミノを設置し固定(固着)される ・・・ 30 frame
はある。(他にもあるがとりあえず 2つだけ)
とはいえ、これでも足りないといえば足りない。
では「上達したプレイヤー」はどのように考える時間を作っているか、となる。
ここで注目するのは「固定されるまでの時間」である。

固定されるまでのプロセス

上述しているが、ミノが着地してから 30 frame(0.5秒)で固定、回転も動かすこともできないことになる。
この固定までの時間はミノの高さが変わればリセットされる。
つまり 29 frame までに高さが変わればよい、となる。

デモ画面を思い出す

TGM1 のデモ画面はプレイに役立つ操作方法や情報がちゃんと紹介されている珍しいゲームである。
デモを見ると「左上がりの階段から1段ずつ、ミノを落としていく」ところがある。(固定されるまで動かせる、ともある)
これが階段落としと書いた操作である。
(前置きが長いのはご容赦願う)

階段落としを実際にやってみる

TGM1 の BIGモードでの階段落としだが、少々癖がある。
というのも、BIGモードでのミノの落下・左右移動は半マス分(通常モードでの 1マス分)しか動かないからであり、半ズレの発生原因でもある。
※そもそも BIGブロック自体「対戦モードでの邪魔ブロック扱い」なので仕方ない。
格闘ゲームプレイヤーであればこの辺りは何とかなるであろうが、苦手な方はひたすら慣れてもらうしかない。

階段落としを練習するタイミング

正直なところ、プレイしたての時点から練習した方がよいが、最初からあれこれと覚えることを詰め込んでは楽しくない。ただ疲れるだけである。
そのため 100 Level を越せるようになったあたりからでも十分である。
おそらく、200~400 で成長の壁(スコアの伸び悩み)ができると思われる。
その時点で練習を積んでもよいとは思う。

階段落としで養うもの(養われていくもの)

・固定されるまでの 30 frame を体感で覚える
・階段落としをする直前または直後に next をチラ見でよいので視認
・操作中に考えをまとめる

階段落としで半ズレが増えるのは「必要経費」

自分も体験しているが、階段落としを導入すると半ズレは必ずと言っていいほど増える。これで諦めていった人も知っている。
※階段から落ちずに固定される、平地で半ズレができる、など。
しかし、階段落としをモノにできればスコアに必ず反映されていく
努力と練習は裏切らない。

階段落とし以外での時間の作り方

ほかに時間を作ることができるのは「どこに置くか」「どう操作するか」などの考えを早めるしかない。
 ※あとは失敗しても泣かない、強い精神力
そのためにはプレイ回数の積み上げが一番だが、この場合は時間とお金がいくらあっても足りない
そこで「動画視聴」である。
ただ視聴するのではなく、視聴中は自分でプレイしている想定で見ることである。
その際、実際に手は動かさなくとも、脳内で動かすシミュレーションをするだけでも効果はある。
・実際に操作するような脳内シミュレーション
・Next を見る癖をつける(最初はチラ見でよい)
・どこに何を置くかを next と組み合わせる
一つずつ、段階的に行うだけでもかなり変わる。
これも継続することで自然とできるようになる。

この記事の結びとして、テトリスおよび TGM1 BIGモード初心者から 1年かけてカンスト達成した自分の言葉を書かせていただく。
諦めない心を持つこと、継続は力なり


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