回転入れについて(その2:落下速度が速いときに使うもの、難易度が高いもの)

ここでは難易度が高いものを記載する。
『難易度が高い』とは入れられることがわかりにくい、または操作が難しいもの、少し考えてみれば形がさらに良くなるものを指す。
なお、別記事でも書いたが「回転入れを行ってもよいかどうか」を考え、判断することが重要である。
回転入れはあくまで「手段であって目的ではない」ことを改めて認識し、理解いただきたい。

オレンジ・青の3回転入れ

これに関しては難易度が低いため一番上に記載する。(決して忘れていたわけではない)
特にオレンジについては必須といってよい。
なお、左右の端に入れることを例として挙げているが、端でなくともこの入れ方をするシチュエーションは存在する。
(入れようとする箇所にかぶさる形(蓋がある)、など)

オレンジの3回転入れ(Aボタンでの回転)

落下速度が 20G の場合は右からスタート、つまり IRS での回転は絶対に必要である
初心者のときから覚えておくと後につながるので絶対に覚えること

青の3回転入れ

この状況の青は「レバー左入れ+A(IRS)」でもそのまま入るがあえて記載する。
③のあとにB回転させてしまうと穴から出てしまうので注意

水色の回転入れ(nextを見て判断)

別記事で水色を書いているが、さらに回転させて next のミノ(次に出てくるミノ)を処理しやすくする場合もある。
20Gではこのように面倒(もしくはひと手間)をかけて行うことも重要になる。

ここまでは同じだが、このままでは黄緑の処理がちょっと面倒(かもしれない)、なので…
さらに回転させて黄緑を迎えられるようにする

赤の回転入れ

入れられると判断できるまで慣れが必要だが、処理しづらい状況の赤を回転入れすることで余計な穴をふさいで次を受けやすくすることもできる。
赤の回転入れは「赤がどこを支点に回転するか」を把握していれば「入る箇所・状況である」と判断するのはそう難しくはない。
ただし、next を見て判断することは他と同様である。

左壁パターン

(支点がわかりやすいよう色を変えた)
このように入るが「必ずこうすべきである」というわけではない

右壁パターン

横のまま左に移動し上におき、一瞬だけ next を見る(回転させるだけ、の状況にする)
next をちゃんと見てから判断する

オレンジの回転入れ(1)

これも処理ができない状況のときに使える手。
オレンジが連続できたときなどに入ることはある。

B回転で差し込んで、Aで戻すことで入る
左側が2段でも入る

青の回転入れ(1)

この回転入れも青の処理に困ったらできる。
ただし、この回転入れについては若干面倒なところもあるので注意。

通常(思い通り)

A回転の状態で差し込んで、B回転で戻して入れる

できない状況

回転させた際、意図しない右側移動になることがある。
これはレバーを左に入れていても発生する。

この状況の場合、青が右に移動してしまう(OWL氏曰く、「陰謀」と呼ばれているらしい)

防止策

赤丸のように、右に移動しない(させない)ものがあれば思った通りに入る

オレンジの回転入れ(2)・青の回転入れ(2)

これができると一気によくなる場合はあるが、これも「手段であり目的ではない」点を忘れないこと。
特に「やってはならない・やらない方がよい」状況が存在する。
むやみやたらにやらないこと。

黄緑の次にオレンジならば狙ってもよい
紫と青もこのように組み合わせることで2ライン下げられる

やってはならない状況・やらない方がよい状況

回転入れに執着しすぎるあまり、やってはならない状況にやってしまうケースは存在する。
青orオレンジが 2連続でくるならまだチャンスはあるが、そうそうあるわけではない。
next を見て最終的に判断することを覚えておくこと。

こうなってしまっては目も当てられない(黄緑・水色が来るならまだなんとかなるが・・・)
回転させずに消すことも一つの手段である(紫なら回転させて落としてもまだなんとかなるが)

今回はボリュームが多めになっているが、必ずしも上記状況のようなものが来るとは限らない。
パターンをあげれば無限にある。
試行錯誤を繰り返し、失敗と成功を重ねていただきたい。

もし「これもできた」などの体験があれば、(動画があれば)コメントや twitter でご連絡をいただければ幸い。

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