TGM1 におけるミノ(テトリミノ)の回転法則と"IRS(先行回し)"について

ミノ(テトリミノ)の回転について説明する。

テトリス全般での操作方法として
・レバー左右でミノを左右に移動させる
・レバーを下に入れることで任意落下させられる(早められる)
・ボタンでミノを回転させる(TGM1 では A(C)ボタンで左回転、Bボタンで右回転)
となるが、回転したミノの形を覚えることは重要である。
まずは 7種類のミノが「どのボタンでどう回転するか」を記載する。
(回転入れは別記事で記載予定)

ミノの回転について

各ミノについて画像つきで説明する。
出現時の形は一番上のものとなる。

水色

いわゆる「Tミノ」。
回転させて隙間に入れる「Tスピン」はこの水色を使ったテクニック。

「テトリス棒」「赤棒」と呼ばれる。
一度に4ライン(段)消せる唯一のミノであり、これを使って一気に消すのはテトリスの醍醐味といっても過言ではない。
支点は右から2つめで、支点のところから下2段が空いていれば回転する。
後述するが、IRS を用いることで『たとえ赤ミノが出現するときに「一番左」「左から2つめ」「一番右」がひっかかる(積みあがったミノと重なる)としても、支点から下が2段以上空いていれば助かる』ので覚えて損はない。

オレンジ

3ライン消すこともできるミノのひとつ。
青と正反対の形。

オレンジの正反対の形をしたミノ。

黄緑(緑)

いわゆる「Zミノ」。
これが連続で来るとちょっと苦しくなることが多い。

いわゆる「Sミノ」。
これも連続で来ると苦しくなる。
たまに紫・黄緑・紫と続けてくることがあり、やはり苦しくなる。

黄色

ボタンを押しても正方形の四角なので見た目は変わらないが、内部では一応回転している。

IRS(Initial Rotation System)

ゲーセンミカドのプレイヤー間では当初「先行回し」と呼んでいた、TGMシリーズを代表するシステムの一つ。
このシステムも重要で、初心者から上級者まで必ず知っておくべきものである。
テトリスでは通常、ミノの出現時は固定の形で出てくる。
(例:水色なら T 字)
しかし、ミノが出現する際に「すでに積みあがっているところに重なって出現」することはある。
こうなると Gameover となるが、『左右どちらかに回転した状態で出てくれば回避できたのに…』という状況ならば、IRS によって救済可能である。

操作方法

やり方は非常に簡単。
「ミノが出てくる直前から A or Bボタンを押しっぱなしにする」だけである。
 Aボタンを押しっぱなし:Aボタンで回転させた状態(左回り・反時計回り)で出現
 Bボタンを押しっぱなし:Bボタンで回転させた状態(右回り・時計回り)で出現
「IRS で回転させた状態で出現させる」ことに成功した場合、ミノが出現したと同時に "キン" という音が鳴る。(nextミノの表示音と同時なので若干分かりづらい)

重要なこと

IRS を使った方がいい場合とそうでない場合がある。
■使った方がいい場合
・落下速度が速くなっているとき
 特に 20G は出現時すぐ下まで落ちるため「出現を確認して回転させる」ことはまず不可能。
 「常に押しっぱなし」くらいの考えでいるほうがよい。
・ミノの出現位置に別のミノがあり、回転状態であれば助かる
 A or B を間違えないよう注意。
・特殊な回転入れを行うとき
 別記事で記載予定。

知っておくと得すること

■ずっと押しっぱなし
回転させた際にボタンを押しっぱなしにしていれば、次のミノは IRS で回転させて出現することになる。
GameStart時、スタートボタン押した時点で押しっぱなしにしていても IRS は有効。
Aボタン押しっぱなしで出現させたあと、そのまま押しっぱなしで Bボタンを押した場合、Aボタンでの IRS となる。
→ つまり A or CボタンでのIRSが優先される。
(2023.01.30編集)

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