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さぼり指南 新宿

毎日とても忙しくしている我々は、余計なことをする時間が足りないような気がするんです。そこで、たまには予定なく有給休暇を取って、気分転換してはどうかということをご提案していこうと思います。首都圏お住まいで、11:00ごろに現地について、17:00ごろには家につけるような工程で考えてみました。初回は新宿であります。
私は西新宿に生まれ育って、20年ほど住んでいたので、新宿は懐かしいところであります。地元の高校に行っていたので、大学に入ったときに「新宿に住んでいる」ということを珍しがられて驚いたことがありました。どうも新宿というと、歌舞伎町や二丁目などのイメージが強いようで、過激な印象を持たれがちなようですが、私は新宿は旧市街、新市街の両面が混ざりこんだ妙味のあるところだと思ってます。あと、どんな人でも受け入れる器があるような気がします。吸収力がたかいんですよ。この器のでかさゆえに、危なっかしいところが出てしまってるんじゃないかと思いますねえ。

今回さぼるコースとしては、新宿の旧市街面をたどっていきたいと思います。11:00ごろつきまして、早めの昼食をゆっくりとることにいたしましょう。

王ろじ (おうろじ) - 新宿三丁目/とんかつ | 食べログ (tabelog.com)
王ろじは大正時代からやっている老舗のとんかつ屋さんで、とん丼というカツカレーがおいしいんです。豚汁もおいしい。ベーコンとタコが入っているんです。王ろじは昔小堺一幾さんと関根勤さんが、歌舞伎町のシアターアプルで毎年舞台をやっていたときに、必ず行っていたお店なんです。ラジオで紹介されてましたですねえ。コサキンファンはそういう意味でもグッとくるお店かと思いますよ。

新宿中村屋 manna (マンナ) - 新宿三丁目/カレー | 食べログ (tabelog.com)
カレーの話が出ましたので、こちらもおすすめしたい新宿中村屋であります。オーソドックスなカレー屋さんですが、何を頼んでも格調高いカレーが出てきます。ごちそうカレーを堪能する贅沢な時間を過ごせるお店だと思います。

昼を済ませたら、新宿三丁目の新宿末広亭で、寄席の昼席に行きましょう。新宿末廣亭 (suehirotei.com)

末廣亭は都内、というか我が国に残る寄席のうち、建物が残っている最後の寄席小屋であります。木戸銭(入場料)を払って中に入るだけで、なんともいえないぼんやりとした、ゆっくりとした時間の流れを感じることだと思います。登場する芸人さんは、ほとんどテレビではお馴染みではないひとたちばかりです。居眠りしてしまう芸もありつつ、洗礼された芸もありつつ、なんとも心地よい、昭和の空気が流れる空間をぜひ堪能ください。

昼席が明けますと、16:15であります。トリを取る落語は名人級ですから、最後にシュッとしたものを堪能して、寄席を後にすることができるかと思います。プログラムは、なんとなく取っておくと、あとあと面白いです。

これは林家たい平さん、柳家喬太郎さんの真打披露興行の時のプログラムです。
どちらも若い!喬太郎さん細いなあ

末廣亭は、最近クラウドファンディングをしているくらい、経営が危ないようなので、ぜひ多くの人に行っていただきたい。都内のオアシスというか、日ごろの激務を忘れるには最高の空間が用意されています。きっとリフレッシュできると思いますよ。

初回はこのへんで。

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