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メスキータ

メスキータというひとはユダヤ人で、アウシュビッツで亡くなった画家です。メスキータの作品は、版画にする前の絵はそんなに迫力を感じないんですが、版画にすると急激にグワッと迫力に襲われる作品ばかりでした。木版画特有の、完成までの段階を踏んだ過程の作品も良い。 私は木版画が妙に好きなんですが、今まで見たことない存在感でした。メスキータは脳内に三次元の像をつくる目ん玉の能力が物凄いんだと思います。


メスキータ展は以前東京駅の美術館でやってたんです。物悲しさと愉快な空気が同居する、極めて静かな狂気が心地よい展示でありました。何言ってるか、自分でもよくわからないです。いや、いいんですよ。

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