Step6 新鮮データを有効利用！NYダウで成績アップ！|株システムトレードの始め方講座

こんにちは、株システムトレードの伝道師 大内です。

今回はNYダウを使って、一工夫した戦略を作っちゃおうというお話です。

どうぞお付き合いください！

【　1　】　日本時間早朝、採れたて新鮮なNYダウを条件に組み入れよう！

NYダウとは、米国を代表する30の優良銘柄で構成される株価指数です。
言わずと知れた超メジャー指標ですね。

こちらは日本時間では朝6時に確定する情報なので、9時から始まる日本市場の参加者は強く意識します。
そのためNYダウの上昇/下落が、日本市場の寄付きに大きな影響を与えるんです。

そんなNYダウを戦略に組み込んだら…
勝率を上げられそうな気がしませんか？

今日はその方法を伝授しましょう！

【　2　】　取り込めNYダウ！イザナミの環境データ機能の使い方

イザナミでは、残念ながらNYダウに標準対応していません。
ですが、環境データ機能を使って別途イザナミに取り込むことで条件に組み入れることができます！

環境データとは、イザナミで標準対応していない外部データを読み込んで、売買ルールの仕掛けや手仕舞い条件に組み入れることができる機能です。

CSVファイルでNYダウの4本値データを用意できればOK！
これだけで検証の幅がグッと広がるのです！( ^ω^)b

今回はトレジスタ・ストラテジーオンラインで公開されているNYダウ変換ツールから直接CSVを取り込む方法をご案内します。

(1)イザナミを起動します。
そしてバックテスト「オプション」で「売買ルールの条件判断に、環境データ機能を使う」をONにします。

(2)環境データを新規追加します。
追加ボタンを押して、環境データルールを追加します。
(既にデータがある場合は追加しなくても構いません)

名称の左横にあるレ点チェックがONになっていることを確認します。

(3)ダブルクリックして名称を入力します。
今回は、[NYダウ]と設定します。

(4)NYダウのCSVファイルをURL指定で読み込みます。
「ファイルをURL指定」ボタンを押します。
分類を「共通」/時系列を「日別」にしてOKボタンを押します。

NYダウCSVファイルをダウンロードするURLを指定します。
初期状態でURLが入っていますので、なにも入力せずOKボタンを押します。

確認ファイアログがでるので「はい」を押します。ここでOKをクリックすれば上記の分類等の設定を自動で行ってくれるので間違いがありません。

(5)仕掛け条件で、条件パレットを設定して「特殊データ」「環境データ」から「NYダウ」を選んで条件を作成します。

【　3　】　NYダウを使った戦略のご紹介！

「NYダウはどんな風に使えばいいの？」

さっそく試していきましょう。

改造前の戦略は、例によって イザナミHPで掲載している逆張りルール を使います。

NYダウが上昇すれば、日本市場もギャップアップしやすいと考えた場合、逆張りの仕掛けでは高値掴みしてしまう可能性が高く、あまり良くない日になります。

ならばNYダウが上昇した日はあえて仕掛けず、NYダウが下落した日だけ仕掛けるようにしてみましょう。

＜　NYダウが下落した日だけ仕掛ける　＞
━━━━━━━━━━━━━
取引回数　43,308回　---＞　28,379回
勝率　　　 55.64％　---＞　 57.38％
期待値　　　 1.29％　---＞　　 1.67％
━━━━━━━━━━━━━
※最新の成績は、 トライアル版 で簡単に確認できます！

予想通り、勝率と期待値が上昇しましたね。

さらに一工夫。
NYダウが下落したなら、大きく下げる銘柄も多いはず！
寄付きに成行で仕掛けるのではなく、指値(終値-5%)として、より下で待ち構えるようにしてみたらどうでしょう。

＜　NYダウが下落した日だけ指値(終値-5%)で仕掛ける　＞
━━━━━━━━━━━━━
取引回数　43,308回　---＞　11,321回
勝率　　　 55.64％　---＞　 60.25％
期待値　　　 1.29％　---＞　　 2.55％
━━━━━━━━━━━━━
※最新の成績は、 トライアル版 で簡単に確認できます！

勝率は見事に60%まで上昇しました！

このようにNYダウの上下の値動きを使って翌日の株価推移を予測して対応するといったカスタマイズを行うと、より効果的な戦略を作ることができます！

ぜひ色々試してみてくださいね！

「イザナミで検証してみたいけど設定方法が分からない」

そんなときは、Let's質問！
イザナミサポート までお問い合わせください。
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さぁ、次回はいよいよ「イザナミを使ったシステムトレードの始め方」の最終回。
損失(ドローダウン)を低く抑えるための最適分散投資の使い方をお教えしますよ。

どうぞお楽しみに！

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