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【横浜F・マリノス】前半戦総括第三「弾中断期間の宿題 クロスからの失点の多さ~原因はクロス対応の悪さなのか?~」

ごあいさつ

こんにちは、居酒屋fやんと申します。
この記事では一般サッカーフリークス兼マリサポの筆者がnote執筆の練習がてらサッカーに関して思ったことをつらつらと書いていく雑談記事になります。
記事の内容は個人の意見や感想が入りますので、ご了承のうえで読んでいただければと思いますm(__)m
皆様の意見や感想も大歓迎なので、ぜひ居酒屋の雑談感覚で読んでやってください。

待たれる怪我人の復帰

直近の試合ルヴァン鳥栖戦では6-1と大勝できたものの、何人か怪我が出てしまいとても心配です。
特にマルコスは命に別条がないとよいのですが…。
思えば前半戦通して怪我人が多く出て、それをリカバーするマネジメントが光る前半戦でしたね!
特に右SBは小池龍太が長期離脱を強いられ、松原もコンディションが不安定な中、水沼曰く8人以上の右SBとコンビを組んだと、とても人選に苦戦していたようです…。(8人て…笑)
松原も最近はコンスタントに試合に出ていますが、リーグ戦スタメン級の扱いはを受けているのは、松原上島山根の3人だと思います。
個人的にこの中だと右SBには上島を起用すべきだと考えています。
その理由は今回考察する、クロスによる失点の多さ失点した場面の共通点につながっていきます。

クロスからの失点の多さ

前半戦のマリノスはリーグ戦37得点20失点と得点を奪えてはいるものの、失点の多さが目立つ結果となりました。
以下ハイライトを見て集計した失点の原因の内訳です、

前半戦の失点内訳

クロスからの失点は13と失点のうちの半数以上を占めていました。
そのほかの失点は、セットプレーからの失点が1ビルドアップのミスからの失点が2ミドルシュートが3オウンゴールが1
セットプレーの失点が少ない
のはとても良い傾向ですね!
しかし、こう数えてみるとやはりクロス対応が苦手なんだな、言わざるを得ないと思います。
現に柏戦のDAZN実況解説でもそこはクドクド指摘されていました。
余談ですが、集計するときにクロスの定義を改めて調べて基準を確認しようと思ったのですが、結構基準は曖昧みたいですね。
今回はPAに向かうパスを経由して失点したものについてクロスとカウントしています。なので、データサイトと数値が異なる可能性がありますがご了承くださいm(__)m。

失点の共通点

これだけクロスから失点しているのはクロス対応にはこういう悪いところがってここを改善した方が良いのではないか!と考察したいところなのですが、正直クロス対応に関しては何がいけないかわかりませんでした…笑
失点シーン見ても意外と中枚数揃ってますし、うまくコース抜けちゃったなって感じのシーンが多いんですよね。
強いていうのであれば、CB陣はもっと首を振った方良い気がします。
畠中とか優勝したシーズンからずっとですが、相手のFWに背後取られ気味です。
前にやべっちのフットサル企画で、こんちゃんが背中で見ていると言っていたシーンがありましたが、この背中で見るを身につければJリーグでは敵なしのCBになれるといつも思います。
私はプレイヤーとしては素人なので詳しくわからないのが正直なところですが、守備対応に詳しい人はぜひクロス対応の問題点について教えてください!

プレッシャーの甘さ


私はクロス対応よりもクロッサーにプレッシャーがかかっていないことの方が問題だと考えています。
というのもクロスからの集計をしていて気が付いたのですが、失点したシーンのクロスはクロッサーにプレッシャーをかけきれず、ノンストレスでクロスを上げられてしまっていました。

クロスからの失点とクロッサーへのマーク

これハイライト見て集計したときのメモなんですけど、クロスからの失点したシーンすべてクロッサーへマークが付けていなかったのでわざわざまとめる必要がなくたってしまいました…供養してあげてください…。
もちろんカウンターを食らっていて、陣形が乱れている仕方のないシーンはあります。
ハイライトを見るだけなら30分くらいで振り返れるので、暇なときに失点シーンを振り返ってみてください

今季ワースト失点3選

クロスからの失点でプレッシャーが甘いという話をしてきましたが、例としてちょっとこれはいただけないなぁ…と思う今季ワースト失点を3つ選んできたので図を記載したいと思います。
まずはアウェイ湘南戦のシンプルなクロスにあわされて失点てしまったシーンです。

2023/4/15湘南戦80:45~クリアボールを奪われてシンプルなクロスからの失点

このシーンでは角田がクリアしたボールを井上が収めることができず、相手に奪われしまい、画面下の湘南の選手3人ボールを回されて、最終的にフリーな状態でクロスを入れられていまいました。
この時戻ってきた西村と井上は同じ選手にマークについてしまい、山根はスペースを消す動きをしていたので、少し守備の連係がちぐはぐだったと思います。

直前のシーン


井上は二度追い三度追いしてほしかったですし、山根も2人を1人で見なくてはいけない状態だったので、喜田にマークを渡してもう少しクロスを蹴った選手に体を寄せられたらよかったかと思います。
中の枚数はしっかり揃っていたため、この失点で勝ち点2を失ってしまったのは非常に残念でした。
※ハイライト5:30~くらい

続けて柏戦の3失点目です。

2023/6/10柏戦71:55~滞空時間の長いクロスにヘッドで合わせられ失点

このシーンでも中の枚数は揃っていますが、質の良い素晴らしいクロスを上げられてしまい、身長の高い外国人選手にヘディングをあわされてしまいました。
ここでは渡辺が相手のクロッサーにマークがいないことに気が付いて慌てて寄せに行きますが、本来ここに戻ってくるべき選手がいないんですよね。
マルコスとヤンは中盤のスペースまで戻ってきていますがエウベルがいません
中継映像だと相手陣の様子がわからないのでどこで何をしているかは定かではありませんが、WGが戻って守備ができていればここまで質の良いクロスを上げられずに済んだと思います。
※ハイライト4:45~くらい


皆さんエウベルはマリノスの中でも唯一といって良い、守備が免除されている選手だとお気づきでしょうか?
見ているとわかりますが、結構戻っていなかったり、守備さぼっている場面が多いんですよね。
でも、エウベルは守備をさぼるのもうまくて、基本的に自分が頑張って戻らなくても、致命的なシーンならないときに限ってさぼっています
攻守が切り替わったタイミングではしっかり取り返しに行きますし、私もどちらかというとFWが守備さぼっても良い派なので、ちゃんとやるべきタイミングで守備してくれればたまにさぼっても問題ないと思ってます。
しかし、その「たまに」が原因で失点してしまったのが今回のシーンです。
今回に関しては、エウベルもサボって良いタイミングを見誤ったのかと思います。(痛んでたり、靴紐結んでたりしたらごめんなさい…)

最後にこれはクロスではないのですが、PA外からミドルシュートを打たれてしまった名古屋戦でのシーンです。


2023/4/29名古屋戦40:25~逆サイドに展開されてからカットインシュート

今回はクロッサーではなく、寄せ切れなった結果シュートが直接失点になってしまったシーンです。
このシーンも中の枚数は十分そろっていたので、松原がしっかり寄せ切れていれば失点するような場面ではなかったと思います。
あまりにもあっさりやられてしまい、非常に残念なシーンでした。
※ハイライト2:25~くらい

松原はこういった相手に寄せ切れないシーンが非常に多いと思います。
小池龍太との違いはここで、龍太はちゃんと相手に体を当てに行くんですよね。
個人的にですがエウベルと松原は諸刃の剣の選手だと思います。
絶大なステータスをもらえる代わりに、一定確立で動けなくなるドラクエの呪い装備みたいな…。
攻撃では無類の強さをやセンスを見せる二人ですが、その分チームとしての守備が弱くなってしまうと考えています。
年齢も考えると、この二人はこういう選手だと割り切って、長所を生かす起用方法を考えてあげるべきだと思います。
以上のことを踏まえて、ここで冒頭の上島をSBに推している話につながります。
エウベルはFWですが松原は本職SBです。
守備がうまくいかないとなるとチームに与える影響はFWの比ではありません
上島は本職CBなだけあってしっかり相手に寄せる守備ができますし、攻撃も日に日によくなっているため、使えるのであれば右SBは上島を使うべきというのが私の意見です。(もちろん、サブのCBとか色々起用の上で問題があると思います…)
皆さんはどう思うでしょうか?ぜひご意見聞かせてください。

これからの守備

先日の鳥栖戦では久しぶりにハイプレスでの守備をやりましたね。
久しぶりということもあってか、パスコースを切りながらのプレスができていない場面があり、あまりはまっていない印象でしたが、この試みはとても良いと思います。
やはり、マリノスの攻撃はSBが高い位置をとるので、ショートカウンターなどで枚数が足りない状態で守備をする必要がある場合が多いと思います。
なので、リトリートでの守備には限界があると思いますし、私個人的にボールホルダーにしっかりマークにつく意識が必要だと思います。
今回紹介した事象はこのボールホルダーにしっかりマークにつく意識があれば防げたと感じます。
※リトリートとは、ボールホルダーにプレスして奪いに行くのではなく、全体的に後退してスペースを埋める守備方法。

あとはチームとしてどのように守備をしていくのか、共通認識やシチュエーションごとの約束事を持てれば必ずクロスからの失点も改善されると思います。
必ずしもハイプレスをする必要はないと思いますし、守備時はSBを下げても良いと思います。3バックにするの一つの手です。
後半戦でどのように改善するのか期待したいと思います!

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございました!
今回はクロスからの失点の問題点について考察しました!
まとめると

  • 今季クロスからの失点は13/20とめちゃくちゃ多い!

  • クロスからの失点はフリーなクロッサーに質の良いクロスを上げられている

  • 後半戦の守備の改善に注目

昨日のルヴァン鳥栖戦では、井上の守備が改善していて、しっかり二度追いしてましたし、相手に寄せて自由を奪う意識が高まっていたと思います!
宮市も好調ですし、FWのスタメン争いが激化しそうですね!
次回は疑似カウンターの解説記事を書こうかと思ってます!
それではまた!


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