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「広島原爆の日」に思う

8月6日は広島市の平和記念公園で平和記念式典が開かれた。

筆者は、この式典に少々違和感を持っている。

まず、松井市長も菅首相も誰が原爆を投下したのかを明確にしない
主語がないのだ。

松井市長は「76年前の今日、我が故郷は、一発の原子爆弾によって一瞬で焦土と化し、罪のない多くの人々に惨たらしい死をもたらしただけでなく・・・」、菅首相は「本日、被爆76周年の広島市原爆死没者慰霊式並びに平和記念式典 が執り行われるに当たり、・・・」と始まる。
その後の文章を見ても加害者が誰かに一切触れていない。

8月7日毎日新聞朝刊は、一面「広島原爆の日」で「広島は6日、米国による1945年8月の原爆投下から76回目の「原爆の日を」を迎え・・・」の書き出しで「菅首相 核禁止条約不参加を明言」の記事を書いている。

原爆死没者慰霊碑「過ちは繰り返しませぬから」の一文にも疑問が尽きない。
過ちは誰がしたのか? 

確かに戦争自体は日本も中国で昭和12年(1937年)から行ってきて、その中で非人道的行為もあったのは確かであろう。

また、原爆投下の間接的要因である「リメンバーパールハーバー」の意味が謀略説含め米国で変遷してきた「リメンバー・パールハーバー」は変遷している |BEST TiMES(ベストタイムズ) (kk-bestsellers.com)
と言っても、米国による原爆投下による非人道性犯罪とは比べようもない。

被爆者法等による被爆者救済についても、何故日本政府にのみ声を挙げるのか? 加害者はあくまでも米国である。
日本は被害者なのに、どうして官民共米国に声を挙げない。

9.11同時多発事件での追悼集会で約3,000人の犠牲者の名前を読み上げる光景をテレビで見たが、原爆犠牲者に対しても、そのような事をして世界に発信してはどうか? 

時間かかってテレビ中継できんだろうが、読みあげるとどのくらいになるか、やってみて世界に発信するくらいの事やってみれば、米国人も少しは胸の痛みを感じるのでは? 
何もせず、主語(加害者)を曖昧にして、後世に伝えるのは意味がない。

また、「菅首相 核禁止条約不参加を明言」の記事の中で、菅首相は「核兵器の非保有国と保有国の橋渡し」を担う従来の政府方針を述べ、核禁条約(核禁止条約)には触れなかった」とある。

「核兵器の非保有国と保有国の橋渡し」とは何だろう?
具体的行動と成果を国民に見える形で情報発信するべきだろう。

長年同じこと言ってるが、米国の忠犬故ご主人様に逆らえないどころか、米国の主張の代弁をしているだけじゃないと証明するべきだろう。

それでなくても最近とみに豪州と米国に対する忠犬度合いを競っているように思えるのは筆者だけだろうか? 

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本当に有難うございます。励みになります。元々書くことは好きなのですが、一旦書き出すと長くなります。こんな時、絵心があればと思います。