歩くことがこんなにおっくうな事になるとは

妻も私も73歳。“まだ”というべきと思うが、最近“歩く”ことが苦手というより、時として苦痛に感じる。

歩きだすとすぐ疲れてしまい、足が重くなり思うように足が上がらず、歩き方もおかしくなり、遅くて、くやしいけど小学生やおばさんにも抜かれてしまう。

それは一つには3,4前に二人続けて突然患ったくも膜下出血(妻)と脳幹梗塞(私)の後遺症が、今になって段々顕在化してきているのだろうと認めざるを得ない。でも歩くことがこんなに難しいとは。

長時間の2足歩行は人間しかできないが、それを行うには、様々な筋肉・神経・骨及び脳の働きが複雑に機能する必要があるのを実感させられる。

歩くと言えば通勤時間が片道2時間半の外資系会社に勤めていた40代後半に、酒も飲まないのに毎日帰宅が深夜になりバスもなくなったため、駅から徒歩で自宅に45分ほど掛けて帰らなくてはいけないことがあった。
若い時から筋トレはしていて、その時まで意識したことはなかったが、この時初めて歩くことは結構腹筋を使うのだなと感心したものだ。

幸い妻も私も手足のしびれの他は重度の高次後遺症は見られず、室内での日常生活に限っては、それほど不自由はない。

家内は2年前に後縦靭帯骨化症という難病にもかかり、手足のしびれを改善するため手術した。
一時は改善が見られたものの、また最近また肘と足のしびれが酷くなり、手術を担当した掛かりつけ整形医からタリージェを処方された。
医者は「難病だから仕方がない」という態度。

タリージェ服用直後3日ほど吐いていたが、現在は足のしびれが少しは改善されたようだ。
ただ、まだ1日中眠気で頭がぼおーとして、誘ってもやはり外に散歩に行く気にならないみたい。
それでも夕方5時になると、私が買ってやった負荷軽めのゴムを使って訪問リハビリでアドバイスされた運動を行っている。
それでは足りないのでレッグプレス代わりに私の胸を足で押させている。

私はというとほぼ毎日家で何かしらインターネットで興味のある情報を探したり、ノートに投稿するためパソコンの前に約5.6時間座り、その後ゴム等を使った筋トレを1.5時間-3時間行うのを日課としている。
そのせいか、タニタの体重計によると体脂肪は19-22%、体内年齢は58-60歳を保っている。
自分でも見かけは73歳とは思えないし、歩かなければ、他人は何を悩んでいるのだろうと思うだろう。

一方で外に出ないためか体重は増加しBMIは25-26と2年前より3-4も上がり、外での散歩の代わりにステッパーを1回30-40分(カロリー消費量150 kcal前後)、ゴム等による腹筋筋トレを行っても内臓脂肪の数値は標準値より相当まだ高い。

ただ、歩きづらいことは、リハビリ病院・リハビリセンターでのリハビリ及び整形外科病院でも訴え改善策聞いたが、「リハビリの概念の範囲を超えている」、全く身体に触りもせず「MRI、レントゲンで見る限り異状ない」、「加齢のため仕方ない」、「経過観察してみましょう」とかいう後ろ向きな回答ばかりであった。

また“内臓脂肪を減らす運動”や“腹を引っ込める”ために“腹筋トレーニング”をインターネットで調べ、時々ルーチンのゴム筋トレ運動に追加で組み込んでいるが、2年目前に比べて成果がでてこない。

そこで家内が利用している訪問リハビリを頼むことにした。”お試し”で実際私の筋トレの一部を見て、今までで一番納得のいくヒントをくれた為期待しているが、まだ始まっていない。

現在外出するのは、週に1.2度スーパーに買い物に行く時か、年に何度か私か妻が入院した病院に行く程度だが、共に私が車を運転して行く。(妻は今年免許返納済み)
車運転の時は、不思議と足の痺れを忘れる。
でも、しびれで、もはや車運転できないと感じたら躊躇なく家内同様運転免許返納するつもり。

実際、しびれとは別に本格的にボケナイうちに、あと2年で運転免許を返上しようと思っているが、そうすると掛かりつけの医者に行くにも歩かなくてはならない。
毎回タクシーを頼むことは経済的に無理だし。

家内は薬でも私はリハビリで苦痛を伴わず歩く気になれれば、なるべく外に散歩に出て人の家に咲いている花を愛でながら歩く楽しみをまた味わいたいとは思っているが。

本当に「歩く」ことがこんなに大変だとは4年前は夢にも思わなかった

若い頃から薬は嫌いではないが、「個人の感想です」「今だけ・・・」「更に・・・」等、大袈裟な割にはワンパターン宣伝のサプリには頼りたくないものだ。

ところで、歩く為には下の図に書かれている筋肉を意識して鍛えることが肝要と言われている。

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また、下の図は家で筋トレやストレッチで使っているもの。(日を変えて組合わせて使っている。)

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コロナ前は市のスポーツジムにも行っていた。
上図のものを使った家の筋トレでは、スポーツジムのようには鍛えられない脚の運動もあると思っている。
コロナが終息し、マスクしなくてもいいようになれば、このジムにもまた通ってインストラクターの指導も受けたいと思っている。

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外に歩きに出ると他人の家で咲いている花を品評・鑑賞する楽しみがある。

本当に有難うございます。励みになります。元々書くことは好きなのですが、一旦書き出すと長くなります。こんな時、絵心があればと思います。