フラッグシップ入賞!禁止改定後環境の赤緑ロー
はじめまして。イヤオと申します。
先日行われたフラッグシップバトルに赤緑ローで参加しキャベンディッシュを獲得することができたので構築や考え等を紹介させていただきます。
🔸4/1〜禁止改定
今年3月、ワンピースカード界隈をざわつかせた一大事件が発生しました。
そう、リーダーサカズキの禁止発表です。永きにわたって続いたサカズキ時代に終止符が打たれたのです。これにより4月以降の環境がどのように移り変わっていくのか皆さん頭に思い浮かべたことでしょう。
そんな中、真っ先にこんな思考に行き着いた方は少ないと思います。
そもそも赤緑ロー使いというものはリーダーへのこだわりが強く、何があってもローを擦り続けるような頑固者だらけでした。
そんな人たちですら赤緑ローを握らなくなるほど圧倒的な不利対面がサカズキだったわけです。まぁ、サカズキがいなくなっても立ち位置がいいわけではないんですけどね、、
🔸 赤緑ローについて
この項ではまだ赤緑ローを握ったことがない、これから赤緑ロー使ってみようと思ってる人へ向けての基礎的なことを紹介します。
赤緑ローに対する理解がある方は読み飛ばしていただいて構いません。
▪️デッキの特徴
赤緑ローは、サーチ札を使い回すことによるリソース確保、展開したキャラによるアタック回数の多さが特徴です。
リーダー効果は、"自分のキャラが5枚いる場合、自分のキャラ1枚を手札に戻し、戻したキャラと異なる色のコスト5以下のキャラ1枚を登場させる"というものです。
リーダー効果を発動する条件として、自分のキャラが5体いなければならないため、低コストキャラの採用枚数が多くなります。故に、青黒サカズキをはじめとする除去能力の高いリーダーに対して不利でした。
原作のローの能力を再現したようなリーダー効果であり、ローファンが必ず一度は握るデッキであると言えるでしょう。
▪️基本的な回し方
1〜2ターン目はリーダー効果の条件を満たすことを目的として低コスト帯のキャラを並べます。3ターン目にリーダー効果を発動させることが狙いなので、基本的に3ターン目までは自分の場のキャラを何があってもレストにしません(ボニーの起動メインなどは使用しない)。
しつこく言いますが場にキャラが5体いないとリーダー効果が発動できません!
自分の盤面が5体で残りアクティブドンが2のような状況で何も考えずにリーダーへアタックすると、相手のトリガー効果でキャラが処理されリーダー効果を使えなくなるなんてことが起こり得ます。確実にリーダー効果を使用できる状況を作ることがこのデッキを回す上で重要になります。
リーダー効果で登場させるキャラは戻したキャラと異なる色でないといけないことも意識しましょう!よく陥る事故として、初手の手札がナミ、ダダンを含む赤のカードのみの場合、ナミ、ダダンで回すため手札に赤札が嵩張りリーダー効果を発動できなくなります。
▪️主な戦績
赤緑ローを使用した大会での戦績です。
・スタンダードバトル優勝 複数回
・フラッグシップバトル入賞 6回
・宮城エリア大会 完走
・非公認大会 "ヤマ盛杯"優勝 2回
ヤマ盛杯とは北海道函館市で定期的に行われてる非公認大会です。
通常の大会では見られないような構築を見られたり、いつものワンピとは違う楽しみ方ができたりします!
6月に1周年記念大会を予定しております。豪華ゲストをお呼びして開催する予定ですので函館に御用のある方はぜひご参加ください!
🔸デッキ構築
こちらが今回使用した構築になります!
サーチ札3種を使い回しながらリソースを確保し続けて戦うデッキなので各ヒット率を落とさずにバランスよく採用することが構築を組む上で重要となります。
各サーチ札の対象枚数
ナミ : 18枚
ダダン : 16枚
ボニー : 21枚
また、リーダー効果で登場させるキャラに緑のカードが多いため、低コスト帯を赤のキャラに寄せた構築となっております。
▪️採用カード
①ナミ【4枚】
②カーリー・ダダン【4枚】
①ジュエリー・ボニー【4枚】
サーチ系3種。当デッキの核的存在なので減らすことはまずありません!
リーダー効果により何度も使い回すことができます!
ナミは序盤の動きを強くさせながら中盤以降はリーダー効果のコストになります。リーダー効果で出したい5コストキャラのほとんどが緑なので必然的にナミを回収して何度もプレイする展開になります。
ダダンはナミを回収できる点が非常に優秀です。また、このカードだけは5枚までで枚数指定が可能なため、デッキが1周するタイミングを把握してさえいれば次のターンのドローを確定させることもできます。
ボニーはローやキャベンディッシュといったキーカードをサーチするための最重要カードです!全対面のマリガン基準に入ってくると思われます。
また、他の2種のサーチ札と違い、ボニーでボニーを回収できる点も優秀です。
一方、リーダー効果で登場させるカードがほぼ緑のカードのため、効果でボニーを回収しづらいといった特徴もあります。
とにかくサーチ札を何度も使うので適当に投げてしまいがちですが、このデッキを回す上で一番頭を使うところがサーチ札を出すタイミングです。
まず、何を引きたくて使うのかを明確にしてからカードをプレイしましょう。目当てのカードを引けなかった場合の動きを考えてからプレイすることで次のターン以降のリスク管理をします。
それから、下に送ったカードを把握しましょう。流石に全てを把握するのは厳しいと思いますが、主要カードの枚数だけでも把握できれば不要にサーチ札をプレイすることがなくなり負け筋を一つ消すことができます。また、山札の見れてない領域が少なくなってくると山札に何が残っているか、ライフに何が余っているかを推測できるので、サーチのヒット率を上げることやライフを受けても大丈夫かの判断材料にもなることにも繋がります。
①お玉【4枚】
ダダンの対象、2000カウンター、リーダー効果の回収要員。
相手のレストのパワー5000〜6000帯の中型キャラに対し効果を当てることで、盤面のナミやダダンといった低パワーのキャラ達をアタックに参加にさせる動きが強力です。
リーダー効果使用時のコストになるため何度も登場します。手に戻って2000カンにもなります。
赤緑ロー以外のデッキを使う時にお玉を手に戻せないのがもどかしくてしゃーないという気持ちになるのは自分だけじゃないはず!
①トニートニー・チョッパー【4枚】
赤緑ローというデッキにおける1コスブロッカーの重要度は非常に大きいです。
1コストで盤面を埋めながら相手のアタックを1度吸ってくれるため非常に噛み合いが良いです。
ナミ、ダダンの両方でヒットする点も優秀。
①ニコ・ロビン【2枚】
ナミ、ダダンの対象かさ増し要員。
KO効果を当てる主な対象
緑 : ボニー、ベビー5、モモの助といった起動メインサーチ札、2ロシナンテ
紫 : 4ボン・クレー
黒 : 4レベッカ
黄 : 5しらほし
①マキノ
ダダンで回収できる2000カン。
ナミ、ロビンをパンプしてアタックさせることも可能です。
ナミマキノリーサルで勝ちを拾ったことが過去何度もあるので馬鹿にできないです。
②ブルック
盤面を埋めながら2ドン付けれるため、赤緑ローデッキとのシナジー抜群!実質無料で登場してます。
STローを絡めたリーサルのタイミングで盤面が5体埋まっていない場合に、このキャラを登場させて盤面を埋めながらキャラを並べるのが主な使い方です。
ついでに2000カウンター。
③ロロノア・ゾロ【4枚】
3コス5000速攻。シンプルに強いです。
ナミ、ボニー両方の対象。
ブロッカーローから登場させる動きが非常に強力です!
リーダー効果でボニーを戻したい時に出したりもします。
⑤トラファルガー・ロー【4枚】
リーダー効果で登場させるキャラ筆頭。
サーチボニーを手札に戻せるカードです。
リーダー効果でナミ回収→ブロッカーロー→ボニー回収→速攻ゾロがこのデッキの黄金ムーブです。2コストでサーチ札を2枚回収しながら6000ブロッカーと5000速攻が立つのは結構やってます。
このカードが何枚絡むかが勝敗に直結するので天地がひっくり返っても採用枚数を減らすことはありません。
⑤トラファルガー・ロー【2枚】
5コス超新星を起こせます。
5ルフィを起こしてブロッカー貫通アタックを2回打つ、キャベンディッシュに2回アタックさせて4ドン分踏み倒す、アタックしたブロッカーローを起こして次のターンの逆リーサルを無くす等、幅広い活用ができます!
自身のパワーも6000とアタッカーとして十分なポテンシャルを持ち、登場時に仕事をしながら次のターンのアタックに絡めるのも強い点です。
終盤までに1、2枚拾えれば良いと考えての2枚採用にしました。
⑤キャベンディッシュ【3枚】
ただでさえドン踏み倒しデッキなのにこのカードが入ることで更におかしくなります。
場残りしたら9ゾロ登場ターンにリーダー効果を使えます。
場に1体いれば良いという理由から枚数調整してる構築をよく見かけますが、優先して処理されるため場残りしづらい上に1000カウンターなので手札で腐らないという理由から4投採用もアリだと思います。
フラシの賞品になったので集めないとですね!
⑤ジュエリー・ボニー【3枚】
効果の使い方としては、ドンを止めることで相手の大型キャラの着地を1ターン遅らせるか、パワーラインの高いアタッカーをロックするかになります。
このデッキは大型キャラの処理方法がないのでアタックを止められる点を評価して3投してみました。
しかし、思ったよりも使う場面がなかったので大会終了後にキャベンディッシュ、STローと入れ替えた方がいいかもなーなんて思いました。
⑤モンキー・D・ルフィ【2枚】
ナミ、ボニー両方の対象。
ブロッカー貫通&速攻であるためライフ0からの強制リーサルに行けます。赤緑ローで使用する場合に限り2コス6000速攻のバケモノカードです。
5コストキャラの処理方法が乏しいデッキ相手にはリーサル前のターンにこのキャラを立置きして、次のターンにこのキャラに全ドン振ってアタックするだけで試合が決まることもあります。
このカードが存在するため相手にライフ1残しを強要させられことも評価ポイントです。
⑨ロロノア・ゾロ【2枚】
黄色系リーダーへの勝率がぐんと上がります。
現環境は黒黄ルフィ、黄エネルの使用率が高く、そこを取りこぼさないために採用しました。
緑ボニー対面でも結構使います。
9コストと重く、登場させたターンの動きが少なくなってしまうため、このキャラに頼った戦い方をしてしまうと思わぬ負け筋を引いてしまうので慣れが必要です。
①ラディカルビ〜〜〜〜ム!!!!
1コス4000カウンター。
ライフ4リーダーのため、条件はすぐに整います。
相手のリーサル計算を狂わしてやりましょう!
▪️不採用カード
①ベッジ
1コスブロッカーの超新星。超新星のサーチ対象は潤沢であり、ナミ、ダダンのヒット率を下げたくないので不採用です。
⑤モンキー・D・ルフィ
4ルッチの2面除去を防げます。しかし、このキャラを立てるよりも早く相手側の4ルッチが登場するため使いづらいといった印象でした。また、このキャラ自身がKO耐性がなく、置いたターンに何も起こらないのが弱いと感じたため不採用です。
④キッド&キラー
4コス7000速攻。
アクティブローで起こして2回アタックすることで+2000のバフを2回発動させる動きが強力です。
しかし、4コストが微妙に扱いづらいこと、アクティブローで起こす対象はキャベンディッシュにすることが多い等の理由から不採用としました。決して赤紫ローから移動させるのが面倒くさかった訳ではありません!
⑥バジル・ホーキンス
相手の効果で除去できないブロッカー。
効果は大変強力ですが、このデッキは自分から手札を捨てる手段ないので出す保証のないカウンターレスのカードはなるべく入れたくないのです。そのため、9ゾロを優先して不採用となりました。
①ピザお〜か〜わ〜り〜!!!
好みの問題かもしれませんが、赤緑ローにおけるサーチ系イベントカードは弱いと思ってます。
序盤に低コスト帯で面展開するために1ドンも無駄にできないからです。中盤の動きを強くするためのカードを序盤に使えないのは強くないです。
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