入社半年で早速有給を取った話
めでたく入社して半年が経った!
この半年間、周りは子持ち主婦ばかりなので突然休む人の方が多かったが、独身の私は欠勤はもちろん遅刻も早退もゼロだった。
1日だけコロナのワクチンの副作用が酷かったため、出勤ではなく在宅勤務にしてもらったくらいだ。(給料が減ると本当に困るので意地でも働く)
えらい!!!
絶対に職場の誰も気づいてくれてないと思うので、自分で自分を褒めてみる。
添乗員時代は曜日関係なく働いていたため、平日休みも土日休みもあったので、買い物は平日にしていた。
しかし今はオフィスワークなので土日休みだ。
土日の買い物がこんなに不快だとは知らなかった。
土日の100円ショップは、子供が何人も走り回っていて買い物に集中できない。
土日のペットショップは、家族連れやカップルばかりで、独身女1人では動物を見る隙も無い。
土日に開店したての新しいお店に行くと、レジが長蛇の列でとても並ぶ気になれない。
土日にふらっとソフトクリームを食べに行くと、駐車場は満車、お店は密で入れない。
土日のスーパーやホームセンターなんて、言うまでもない。
不快極まりない上に、コロナ禍では身の危険も感じるので、ネットで買い物をすることが増えた。
「平日のがらがらのホームセンターなんて、転職するまでもう2度と行けないのかもな〜」と毎週毎週悲しくなっていた私に、突然それは舞い降りた。
有給が10日付与されたのだ。
…これでやっっっっっと平日遊びに行ける!!!(感涙)
嬉しくて嬉しくて、早速取ることにした。
半年頑張ったのだ。バチは当たらないだろう。
幸い今は仕事も閑散期で超暇なので、1日くらい私がいなくても全然平気そうだ。
そういえばいつまでに申請してとか言われてないけど、いつ申請すればいいんだ?
添乗員時代は、希望休は1ヶ月前までに申請しないと聞いてもらえなかった。
1度だけ趣味のイベントの日程が4週間前くらいに発表されたためギリギリ間に合わず、さらに仕事も繁忙期だったため、「ちょっとこの日休みたいんですけど…」とこっそり内勤のおばさん(この人も元々は添乗員)に言ったら、「ふーん、それはもう1ヶ月切ってるから無理じゃないの」とそれはそれは冷たく言われたのを私は今でもずっと根に持っている。
「ツアー中は親が死んでも帰れないから」と先輩から後輩に言い伝えられ、実際に高齢で体調の悪い親がいるBBA添乗員は日帰りツアーだけ出る人もいた。
添乗員なんてただの派遣社員なのに、休みには厳しく、今思えば随分と脅されていたように思う。
添乗員派遣会社は有給すらないところが多いようだが私がいた会社は一応あったし、普通の会社ではありえない2週間休みとか1ヶ月休みが取れるというメリットもあったのだけど。(ただし閑散期に限る)
あの時みたいに冷たく断られたらどうしようと年下の社員さん(前回の話参照)にビビりつつ、とりあえず休みたい日の前の週には言ってみた。
これからは休みたい日がある度に、この人の許可をもらわなきゃいけないんだと思うと恐ろしい。
その日のためにチケットを取っていようが予約済みだろうが支払い済みだろうが、この人にダメだと言われたら休めないのだ。あぁ息苦しい。怖い。恐怖。
…しかしあっさり許可がおりた。(ごめんなさい)
ついでに来月も休みたい日があるのでいつ言えばいいのか聞くと、“近くなったらでいい“というざっくりした答えが返ってきた。
…なんだこの会社は?!
子持ち主婦が多いとこんなにも違うものなのか?!
カルチャーショック!
有給は年に5日は消費してねなんて、添乗員時代には一度も言われたことないぞ。
なんなら当時の所長に「添乗員はみんな派遣だから有給の使い方知らないけど、普通は冠婚葬祭くらいでしか取らないものだからね」って脅されたぞ。
いつの間にかありがたい身分になったものである。
これからはプライベートも充実させられそうだ。
平日のがらがらのお店との再会が本当に待ち遠しい。