3月の下見

tsumikiで出会ったある教員と一緒に、中高生らと一緒にトレイルの体験をすることが決まった。年3回ぐらいの計画で、3月にまず第1回目をやる。先生が塩釜で勤務しているので、コースのどこかに塩釜が入り、かつ利府トレイルの普及につながるようなコースにしたい。今回は、そのコースの下見で、本塩釜駅から松島海岸駅への手作りルートを歩いてきた。

ヤマレコから直接貼れなかったので、スクショにて

コースの概要

コースの概要は、本塩釜駅から概ね国道45号線を北上し、「馬の背」や「扇谷」といった景勝地を堪能しながら、松島海岸を目指すといったもの。言葉にするとそれだけのことなんだけど、塩釜・利府・松島と三つの市町にまたがって歩くことなんてないだろうし、なにより歩くことでしか感じられないリアスのデコボコ感に触れたい。

塩釜~利府

午前8時すぎ、本塩釜駅をスタート。スタートする段階になって、どうせなら仙石線の旧線路跡を探しながら歩いてみようと思いついた。実際やってみると、これがなかなか大変だった。何回道を間違えて坂の上り下りを繰り返したことか。でも、おかげでいいものを見つけた。トンネルは、日和山トンネル、北浜トンネル、杉の入トンネルの三つ。線路跡は複数個所見つけることができた。これを子どもたちにどう提示するか。どうせなら彼らにも見つけさせようか。せっかくなので、様々なことを考える題材として使いたい。

はっきりと残るトンネル跡
日和山トンネルと書かれていた
ふだん車で通過してた隣が廃線路だった

利府~松島

塩釜と利府の境界となっている切通しを抜けると、右手に松島湾が全面に広がる。いろんな意見があるかもしれないけど、陸から松島湾を楽しむなら利府が一番いい。塩竈のように湾港開発の為に地形を改変されているわけでもなく、松島のように観光開発されていない。昔の地形を保ち、場が落ち着いている。定番は馬の背や子馬なんだろうけど、可能ならば瑞鳳ヶ丘などから海に突き出た途端部の先端まで足を伸ばしたい。全くちがった海が見える。

風が吹き抜けて気持ちがいい

背面のリアスの山にも注目したい。標高60mほどを一気に登るので大変だけど、いったん尾根道に出ると、標高を変えずに松島四大観の「扇谷」へとたどりつける。この道は、まさにザ・トレイルといった感じなんだけど、あまり知られていない穴場だと思う。

尾根道の先に松島四大観「扇谷」

山を下り、双観山でだんごを食べて休憩したあと、ようやく松島海岸へとたどりついた。

双観山で一服
松島に入ると、洋上がマリンスポーツや観光船などでにぎやかになってくる

まとめ

大体10kmぐらいのコースで組んだつもりだったのに、気づけば17km。時間ものべ5時間かかってしまった。廃線路跡探しで行ったり来たりってのはあったけど、さすがにこれは長すぎ。陸前浜田で一回区切って前後半にすべきかなぁ。本番までに手直しします。