矛盾と悪循環

引退すると決めた戦国ixaについて。

今さら誰を、何を恨むと言う事でもないけど引退に至った経緯にあるものを少しずつ書いていく。

まずは「複数アカウントでのプレー」について。

運営は複数アカウントを駆使してのプレーを禁止している。理由は簡単であらゆる不正の温床になるからだ。本国に本アカウント、敵国にアカウント1を持っていれば加勢の詰まり方は一目瞭然である。影武者砦の柔らかさをアカウント1で調べ、柔らかい砦を本アカウントで攻めれば非常に効率的である。

この例以外にも数多くの恩恵?を受ける複数アカウントの駆使について。

運営は「禁止です!」と言いながら複数プラットフォームの統合で「看過・容認」に舵を切ってしまった。Yahoo!、ハンゲ、mixiなどの複数プラットフォームにアカウントを持っていた人は同一ワールドに何個も城主登録ができてしまい、それは禁じられていないとすると?

今まで「不正行為」と言われていた事は不正行為ではなくなる。プラットフォーム統合ありきでそこに潜む矛盾を考慮せずに統合を進める人々が運営するゲームを無邪気に楽しめるだろうか?

同じく合戦2日目の17時に配布される兵15万について。

この15万の兵は持ち越しができない。当該合戦において使い切らねば没収されてしまう。唯一の抜け道として、兵をドロドロに溶かして銅銭を使い復活させれば、復活した兵は補充15万兵ではなく「正規の兵」として生まれ変わる。効率はまったくよろしくないが、消滅させるよりは溶かした方が得と言う考え方はある。

ただ、この考えを逆手にとって「談合」をするプレーヤーが多数存在するのも事実。敵国のAさんに対し、相手国のBさんが「凸陣」と称して突っ込む。突っ込む部隊は壊滅目当ての「取るに足らぬ部隊」。蒸発させれば蒸発した分、相手国のBさんの兵は補充される。Aさんは総合ポイントをゲットできる。

私は神さまでも何でもないので「正義感」などは持ち合わせていない。正しい・間違っているの判断などはできない。感じるとしたら「違和感」なのだが、実際目の当たりにすると「違和感しかない」。

なるほど、AさんもBさんも「損をしない」のはわかる。お互い「得をする」のだからアリっちゃーアリなのだろう。ただ、それを是とすると戦国ixaは複数アカウントを駆使して談合を繰り返し、真剣勝負を回避してこすっからくポイントを重ねた人が勝つゲームとなる。そうしたこすっからい人々がユニオンを組んでこすっからいプレーを重ねれば上位者は総じて「こすっからい人々」になってしまう。

…杞憂だと思いたいが、そうした疑念の目をもって自身よりポイント上位者の合戦報告書を読んでみると結構な割合で「怪しい報告書」が出てくる。怪しい報告書を出現させるためには相応の努力(書状のやりとりや平素の関係構築)があると思うので、その点についてうんぬんするつもりはないが、正直、そうした人たちと横一線のレースを争っているとも思いたくない。自らが目指すスタイルとあまりに乖離しすぎており、「競歩」のレースに出ていると思ったらマラソンをしている人たちばかりだった…運営も率先してマラソンランナーへのベネフィットを付与してる…みたいなw

片足は必ず地面に接地するよう、お尻をぷりぷりさせながら競歩を貫いている人々からすると「馬鹿馬鹿しい」とレースを棄権してしまう状況=今だと思っている。

自分が生きているリアル社会においては、決して「抜け道」をさぐったり、そこで通用するズルや拡大解釈を正当化すれば良いと言うものでもない。思考を停止し、ユーザーベネフィットを全く考えていない「運営」なる組織が存在する訳でもなく、その「運営」の三寸で変な基軸が生まれる事もない。

地道に、真っ当に、「最大多数の最大幸福」を追求し、自らの責務を全うする。明らかな矛盾を抱えつつ、その矛盾の抜け道を臆面もなく通る人間が恩恵を受ける世界でない事は素晴らしいと思っている。

…同時に、書き進めながら「何でこんなゲームに時間とお金をかけちゃったのかな?」と言う後悔の念が強くなってきた(笑)。過去は変えられないからこの後悔の気持ちを繰り返さぬようにしないとなぁ〜


風神

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