7. GINGAKEI【「GINGAKEI」発売記念パノラマくん対談】
7曲入りミニアルバム『GINGAKEI』発売中!
発売を祝して、幻のキャラ「パノラマくん」と対談しながら収録曲を掘り下げます。
今回は、いよいよ最終回。7曲目「GINGAKEI」について。
「パノラマくん」の今後は果たしてどうなるのか。「GINGAKEI」に隠された本当の意味とは。
パノラマくんforever
・イントロデュース
岩渕「ついにお別れの時だな。」
パ「なんだかんだ来るもんだね。」
岩渕「今日はいよいよアルバム最後の曲『GINGAKEI』について。7分23分弱で終わるアルバムを7回に分けて長々と語ってきた訳だけど、どうだった?」
パ「すごく楽しかった。アルバムとしてはあっという間にスッと聴けるんだけど、作れられた背景やエピソード、込められた思いは全然スッと聴けるものじゃなく、それが面白いなと思ったよ。」
岩渕「さすが。『俯瞰のしすぎで首が長くなったという設定』で生み出されたキャラクターのパノラマくんだけあって、広い視野からの感想ありがとう。」
2014/12/09 に作られた「設定」
パ「設定とかいうんじゃないよ。生み出された側にも意思はあんだよ。」
岩渕「生み出された側にも意思はある。か。面白いね。ウォルト・ディズニーがミッキーを思いついた時もこんな心持ちだったんだろか。」
パ「例え話がでけえよ。岩渕想太とパノラマくんの関係をウォルト・ディズニーとミッキーの関係で例えるな。」
岩渕「はい。ということで今回はでかい例え話のお話、『GINGAKEI』について語っていきます。」
パ「世間話から本題に入る力、7回やっても全然身につかなかったな。」
・GINGAKEIはどこから出てきた
パ「いつだったか語ってたように『GINGAKEI』ってタイトルは思いつきなんでしょ?」
岩渕「そう。全くの思いつき。なんだけど妙に確信があって、すぐにメンバーに話した。」
パ「反応はどうだったのさ。」
岩渕「丁度その時、タノが曲を作ってて、タノの家に歌を入れに向かったんだ。歌う前に話す訳よ、今度のアルバムなんだけどタイトル『GINGAKEI』にしたいと思うんだ。っつって。そしたらさ、タノがその時作ってた曲の仮タイトルが『月まで』ってタイトルで。」
パ「B級SF映画みたいな話だな。」
岩渕「マジかよってハイタッチして、その曲を『GINGAKEI』ってタイトルにした。それがこの曲なんだ。」
パ「メンバーが丁度宇宙について考えてたって、そんな偶然はないな。『月まで』って言葉は歌詞にも残ってるね。」
岩渕「直感とか、偶然とか、ってある意味必然なんだろうなーっって最近思うよ。俺が24年間生きてきたから出てきたものや、6年間一緒にいるメンバーとの間で共有できるものってのは、やっぱり必然なんだと思う。」
・名前もいらないダンスホール
岩渕「今回のアルバムはライブを見据えての曲作りも多かったけど、この曲もそうで、このBPMで踊れる曲ってのを最初から意識してたと思う。」
パ「確かに、楽しみ方が自由な曲だよね。声出しながらでも、酒飲みながらでも、飛びながらでも、揺れながらでも聴ける。」
岩渕「そうそう。ツアーでも最高の空間になってる。この曲はタノ作曲だけど、タノの思い描くフロア像みたいなのがすげえみえたから歌詞に『名前もいらないダンスホール』って言葉を入れたんだ。」
パ「それはどういう意味?」
岩渕「ジャンルの壁とか、年齢とか、細かな決まりとか、ルールとか、何も考えずに踊れるダンスホールってこと。『ジャンルの壁とか 年齢とか あんま考えず踊れるよ♪』って歌詞でもよかったんだけどな。」
パ「それは絶対前者の方がいいよ」
・銀河系の音楽
パ「その歌詞も含め、仕上がるのは早かった?」
岩渕「これは割と仮歌で入れたものそのまま使ってるかな。一番なんか、ほぼタノの家で考えたものそのままだし。当時、メンバー4人でどんなバンドになろうどんな曲を作ろうってことを話し込むことが多くて、本当に考え込んで寝れない日が続いたりして、1番のヴァースはそういう経験が歌詞になってる。ストレート一番搾りって感じ。」
パ「なるほど。そう聴くと聴こえ方も変わるね。」
岩渕「銀河系って『系』って入ってるのがいいなーと思うんだよね。」
パ「は?」
岩渕「『渋谷系』みたいにさ、何かを括る言葉のようにも聴こえるじゃん。でも、ありとあらゆるものは『銀河系』の中にあるから、その言葉じゃ括れないんだよ。自分たちの作る音楽が、何系かって悩んだこともあったけど、『銀河系』やんって。考えるだけ無駄だって思えた、思えるようになった、一歩が歌詞になってる。」
パ「なるほど。すごい合点がいくよ。合点がいきすぎて、怪訝な返しをしたことをすまなく思う。」
岩渕「色んな意味で、アルバム最後の曲にふさわしい曲になってると思う。」
・Long Goodbye
岩渕「っつーことで、アルバム対談全曲終了。ありがとうよ、パノラマくん!」
パ「長いようで早かったな!こちらこそ、ありがとう。」
岩渕「対談形式でやれたお陰で、非常に読み応えのあるアルバム解説になったんじゃないかと思う。」
パ「形式とか言うな。ちょこちょこ夢を壊すんじゃないよ。まあでも、確かにこうやって2人で話すことで、淡々と書かれた生真面目な記事よりいくらか読みやすいかもしれないな。」
岩渕「頭の中の二人でな。」
パ「夢を壊すな。経済アナリストか。ファンタジーのファの字も知らんのかお前は。とにかく、掘り下げ甲斐のあるアルバムだと思うから、多くの人に聴かれて欲しいね。」
岩渕「全くだよ。またやろう、パノラマくん。次回は未定だけど、総選挙1位だったらもう一回対談できるんで。」
パ「誰と争うんだよ」
岩渕「ミッキーやドラえもんなど豪華面々」
パ「一回表コールド負けだわ。豪華面々って自分で言っちゃってんじゃん。生み出した側が一番知ってると思うけど、キャラクター界最底辺だから。」
岩渕「まあ、そう自分を卑下すんな。また会えることを願ってるよ。」
パ「また登場させてくれることを願ってる。」
と言うことで、アルバム発売記念対談、これにて終了。
前回は、メンバー一人一人と対談したんですが、今回メンバー4人で話してるところ色んな媒体に取り上げてもらってるので、こんな「形式」をとりました。
『GINGAKEI』発売してから一週間が経ちますが、全部読み終わってから、またもう一度聴いてもらえるととても嬉しい。
そして、「パノラマくん」も本当機会あればどこかで蘇生させようと思ってます。全国のパノラマくんファン暫しお待ちを!
何より、この得体の知らない企画を最後まで読み通してくれた皆さんに感謝!
noteでは、今度はちゃんとした人間との対談も企画したいと思ってます。
またお会いしましょう。
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