ぱのらまくん_5

4. Chopstick Bad!!!【「GINGAKEI」発売記念パノラマくん対談】

ミニアルバム『GINGAKEI』は11月13日発売。
発売を記念して、幻のキャラ「パノラマくん」と対談です。
今日は、4曲目「Chopstick Bad!!!」について。

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魔術。

・イントロデュース

岩渕「もう4回目だってよ。早いよなあ。」

パノラマくん(以下「パ」)「半分回ってるもんね。ずっと気になってたんだけど、この企画終わったら俺ってどうなるの?」

岩渕「再び闇に葬る。」

パ「何で黒歴史扱いなんだよ。黒歴史だと分かっていたんなら、自ら掘り起こすなよ。墓荒らしか。」

岩渕「ところで、パノラマくんよく指摘されるクセってある?」

パ「いつも話の切り替え方が急すぎるんだよ。摂津が投げるシンカーかよ。」

岩渕「だんだん掛け合いに慣れすぎて、例えツッコミがマニアックになってます。二度とやめてください。はい、今回はそういうクセにまつわる曲をやっていきます。

パ「いつも思うけど、このセクションそもそもいるの?」

・箸のマナー

パ「『Chopstick Bad!!!』って。またヤバいタイトルですけど。どこから着想したのよ。」

岩渕「タノの家でデモに対して最初に思いついた言葉が、『Chopstick Bad!!!』だったから直感に従った。

パ「従いすぎだよ直感。直訳したら『箸!悪い!』みたいなことですけど。」

岩渕「そうだね。めちゃめちゃな英語だけど、英語分からない人が頑張って外国の人に伝えようとしてるっぽくて、それも面白いかなーと思って。冒頭で俺演じる頑固親父が言ってるように、箸のマナーが悪い男がプロポーズ失敗する曲になってる。」

パ「そのことばっかり執拗以上に歌詞にしてるけど、岩渕はさ、箸のマナーについて厳しい方なの?」

岩渕「いや、正直どうでもいい。箸の持ち方で人の見方を変えたことないし、気にすることもない。あ、でも幼稚園の頃に左手で箸を持っていたら、マナーが悪いって園長先生に矯正されたことはあるね。それ以来ずっと右手で持ってる。」

パ「園長先生の自我つっよ。あ!だからジャケットで箸持ってる手は左手なのか!」

岩渕「そう。園長先生への私怨も込めて、イラストの中でだけ、左手で箸を持っている。」

パ「めちゃめちゃ小さい男だな。」

・Walk This Way

パ「曲としては、今のじゃなくてちょっとひと世代前のHIPHOPを感じたんだけど。」

岩渕「お、鋭いね。作ってた当時、RUN DMCの『Walk This Way』をメンバーで聴いてて、この曲のヒップホップとロックリフの出会い、みたいなものを俺たちもやりたいねって話をしていて。そこから飛び出したのが浪越作『Dive to Mars』とタノ作『Chopstick Bad!!!』なんだ。」

RUN DMC 『Walk This Way』

パ「なるほど。これ聴いてから聴くとすげえよくわかる。」

岩渕「デモ作成時のタノの注文は『Walk This Way』みたいな掛け合いを入れて、っていうことだった。それを汲んで入れた言葉が『Chopstick Bad!!!』だったって訳さ。」

パ「オーダー捻じ曲がりすぎだろ。シェフの気まぐれにも程がある。」

岩渕「乗せてるラップも今のトレンドというよりは、自分が好きな、古きよき日本語ラップを意識したね。これはまだまだ鍛錬だけど。」

・箸休めじゃ終わらない

パ「それにしても『GINGAKEI』ってでかいタイトルの中で、この曲ってすげえちっぽけなテーマだよね。」

岩渕「そうだね。最近のSNSみてると、すげえ小さいことで人と人が争ってるなって思うんだ。

パ「なるほど。確かに、マナーとか礼儀とかで必要以上に叩かれてる人は多いよね。炎上騒ぎとかも、結局終わってみれば、みんな何に怒ってたのか分からなくなってたりするし。」

岩渕「そういう皮肉を最後の歌詞には込めた。細かいことで揚げ足取り合ってないで、もっと大きな規模で笑い合える未来を目指そうってのは最後の曲『GINGAKEI』にも繋がるテーマだね。」

パ「段々話が大きくなってきました。」

岩渕「極端に小さい話ってのは極端に大きい話に繋がってるのかもしれない。最近よく思うことなんだけど。」

パ「箸休めじゃ終わらないくらい、色んな意味を曲に込めてるんだね。」

岩渕「そう、端々(はしばし)まで聴き取ってください。」

パ「フリガナをつけるクセ!」


ということで、2分くらいに色んな情報を詰め込んだ曲です。パノラマパナマタウンでしか絶対聴けない曲になってると思う。ライブでやるのが楽しみな曲の一つです。

次回は、5曲目『HEAT ADDICTION ~灼熱中毒~』について語ります。

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