がんになって、他人との相対比較は本当に意味がないし、それをしてもいつまでも幸せになれないと改めて思った話

他人との相対比較は本当に意味がないし、いつまでも幸せになれない。

今僕はリンパ腫(血液のがん)のなかの、ホジキンリンパ腫と診断されて、初回の抗がん剤治療を入院で行っている。(以降は通院で治療予定)

今日の昼過ぎに初回の抗がん剤投与が終わって、初日の副作用は比較的マシな感じがしていて、明日以降の体調の保証は一切ないので、今のうちにこの約3ヶ月間(健康診断で縦隔腫瘍の疑い〜今日まで)の間に考えたことの一部でも吐き出しておこうと思っている。

日本人の2人に1人が生涯で1度はがんになると言われているが、20代のがん患者は人口10万人あたり30人しかいない。がん治療専門の病院には様々な患者さんがいる、

正直、こんな確率を引くなんて、超絶ついていないし、相対比較で考えた時に不幸要因以外の何ものでもない。

しかし、いざ入院すると、来院者は全員がんまたはその疑いのある人で、病状も様々だし、年齢も年配の方が多いとはいえ、幅広い。

院内では、治療中の小学生らしい子供もたまにだが見かける。

そこで、もっと相対比較すると、

じゃあその子供は僕よりももっと低い確率でがんを引いているから、その子供は僕よりももっと不幸でかわいそう?とか、

年配の方で僕よりも高い確率を引いてるけど、身寄りが無い方とか、もっと重症な方は、僕よりももっと不幸?とか、

別に考えようと思えばいくらでも考えられる。

ただ、それって、他人と相対比較して自分で不幸度合いを戦わせて、自分が思う答えを出すこと以上のものは生まない。

より目を向けるべきは、自分自身がどう感じているかだと思う。

例えば、

母が入院時に大阪からわざわざ来てくれて付き添ってくれてどう感じたか

思い切ってTwitterで報告をしたときに沢山の応援の言葉をかけてもらったときにどう感じたか

初回の治療がとりあえずは無事終わってどう感じたか

のような非常に主観的な気持ちにフォーカスすれば、

もちろん痛い検査とか治療はつらたん不幸モードなんだけど、幸せなときは幸せな分だけ幸せを感じられるかもしれないなと思った。

っていう話。


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