ここまで出てきた用語などの整理1


  • HCD:Human Centered Design・人間中心設計・人間中心デザイン
    ・うれしい経験をもたらすための取り組み
    ・製品・システム・サービスなど幅広く活用できる
    ・人間の要求・欲求を中心にして設計する
    ・モノ/ コトに対して利用者視点と共創で新しい価値を生み出す
    ・問題の設定/発見、解決策の探求、繰り返しのメソッドとマインドセット

  • HCDのメソッド:
    HCDのプロセスと手法のこと
    ・問題の設定/発見
    ・解決策の探求
    ・繰り返し行い新しい価値を提供し続ける
    ・利用者視点と自分視点で共創する

  • HCDのマインドセット:
    心構え・捉え方。ものの見方のこと。
    物事を判断、行動するときの指針。
    HCDではHCD視点をもつことで行動規範となる哲学や倫理を支えるもの

  • 手法:Technical skill
    HCDでは設定した問題解決や共創のための手法があり
    その手法を理解し使うことで、効果的な解決策を図ることができる

  • 利用者 / ユーザー:User
    製品・システム・サービスを利用するすべての人
    ステークホルダーも含む

  • ステークホルダー:stakeholder
    企業・行政・NPOなどの利権と行動に直接・間接的な利害関係があるもののこと

  • プロダクト:Product
    人や組織がつくり提供するもののこと

  • システム:System
    制度や体制・機構のこと
    コンピューターを使った情報処理のこと
    「社会システム」などプロセスや人の行動も含む

  • サービス:Service
    他人のために貢献し働くこと。
    行政や企業・組織では市民やユーザーに提供する価値のこと

  • サービスデザイン:Service Design
    サービスによってもたらされる可視化しにくい提供価値のこと
    ユーザーが必要とする可視化された状態へ「試行錯誤を繰り返しながら」提供すること ーHCD報告書

    サービス提供者とユーザー間のインタラクションの改善を目的とし、
    人・インフラ・コミュニケーション・サービスを構成する
    有形の要素をプランニングしてまとめあげる活動のこと。
    多くの観察をまとめ、スケッチやサービスプロトタイプなどで
    コンセプトやアイデアを視覚的に表現すること。 ーwiki

  • ユニバーサルデザイン:UD / Universal Design
    年齢・性別・身体的特徴・知識的違いに関わらず、
    公平に利用できるように設計開発すること。
    「すべての人」を視野に置き、ユーザーを限定しないこと。
    バリアフリーとは異なる

  • バリアフリー:
    高齢者や身体的ハンデがある人の障壁を低くすること

     

  • デザイン思考:
    デザイナーがデザインするときの考え方を用いた
    問題解決や共創を生み出す方法論のこと。
    デザイナーが行うプロセス / ツール / 手法を活用し今までとは異なるアプローチで問題解決と共創が期待できる

  • デザイン経営
    HCDとデザイン思考を用い、ブランド構築やイノベーションの創出に活用する経営手法のこと。
    HCDメソッドとデザイン思考を取り入れることで、
    根本的な課題を発見し、新しい現実的な解決策を「試行錯誤を繰り返しながら」提供すること。
    2018年5月 特許庁「デザイン経営」宣言をとりまとめた。
    01houkokusho.pdf (jpo.go.jp)

特許庁より引用


  • HCDの歴史
    プレHCD:人間工学(1900年代~2000年代)

    第1世代:ISO(1990年代~2010年代)

    第2世代:UXデザイン(2000年代~現在)

    第3世代:デザイン思考・サービスデザイン(1990年代~現在)

    第4世代:デザイン経営(2010年代~現在)

    第5世代:領域拡大(2010年代~現在)

  • HCDデザイン基礎知識体系図
    ユーザー視点を入れ、問題点・解決策・新たな価値の繰り返し、共創しながら新たな価値を提供し続けること


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