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風の街

静岡に新しくライブバーがオープンした。
黒ちゃんは僕とハックルで初めてUHUでライブした時の
オープニングをしてくれた時からの仲。
あの時の手触りを今も良く覚えてる。
確かあゆみちゃんもいたね。
しばくみも。
少しライブから遠ざかってる君も忘れてないよ。
あの表情。
いろんな出来事を静岡で見せてくれたのは黒川浩和のお陰
彼無くして静岡の日々は無い。
いつの間にか彼の人生の登場人物にしてもらって、
僕は嬉しく思う。
狭いアパートにノロッストリオでお世話になったり、
まだ若いから馴染みの居酒屋なんかも少なくて、
でも会う度にいい店覚えちゃったりしてて。
結婚式も出たね。
歌ったし。
家のことや、故郷南房総の事、
家族のことや仲間のこと。
僕を信頼して色々話してくれてるうちに
自分の家族になっちゃってたよ。
ありがとう。
教職員に一区切りをつけて念願のライブバーを
彼は見事に開業してみせた。

ずっと長い間大切にしてきた夢だったものな。
僕は嬉しいよ。
君が僕らにしてくれたようにきっと沢山の若いミュージシャン、
そして僕らのようなロートルも介護椅子なんか用意してくれちゃってさ。
優しくまっすぐな風の街に
君も行くべきだよ。
僕なんてこけら落とししたんだぜ。
羨ましいだろ。
羨ましいはずだ。
でもそれは譲れないね。僕と黒の関係なのだから。

少し拗ねてたなぎらさん。
きっと素晴らしい夜を風の街で吹かせてくれることでしょう。

そしてお店を作るのは若いミュージシャンなのだから。
僕も空いた日にふらっと遊びに行くよ。

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