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終点駅に行き着くのは感謝の想い...第66回 有馬記念 ※12/22加筆あり

みなさんこんにちは!Qです🙇🏻‍♂️年の瀬の大一番「有馬記念」がもう(?)やってきました🐎もうイヤという程このレースについての情報がゴマンと世に溢れ気も碧々するところでしょうが、かく言うQも敢えてこの日本の風物詩について記し一部にレース予想をしてみました。お時間あったら付き合ってみてください📚
 競馬が好きなら勿論普段全く興味がない人でも何となく『買ってみるか』となるのが有馬記念です。この感覚って宝くじ的な当たればラッキーというあわよくばな軽い気持ちで捉えられるものだと思います。私Qも周囲のいわゆるプロと呼ばれる馬券師達よりもかなりトーンが低く💧思い入れのある馬が出走してきたらワイド馬券を買う程度で一種のお祭り的存在と考えています。
 当然このレースに掛ける強い意気込みで臨でくる陣営はいますし世間はお祭りでも全当事者たちは一年の締めくくりという意味合いに於いて最後は無事に、且つ一つでも上の着順をと考えているのが実情です。そして毎年のようにここにあるのが「引退」という事象です。このレースを持って最後の競馬とし出来ることなら花道を飾って送り出したい…そう願うのは馬主と厩舎関係者ならずともファンも同じです🐴ましてや一度は馬券でお世話になったことのある馬が該当していたら、今回はとても勝ち目が無いと判っていても1着を予想する単勝馬券で応援したりその馬を軸に他の馬を総流しして買ったりと哀愁に近い思いで馬券を購入する人は毎回絶えません。でもこれがあるから有馬記念たる存在なのかもしれませんね。そこにあるのはきっと「ありがとう」の感謝の気持ちを込めたそのファンにとっての精一杯な餞(はなむけ)なのだと思います💐これは間違いなくレース前後のSNSで相当数の写真がアップされますのでそれを見ては各々の思い出を想像するのもまた楽しいものなんです☝️悲喜こもごもでしょうが…。
 ここからは少し馬券的な観点で有馬記念をみてみましょう🧐

JRAホームページより抜粋

 よく競馬には有利・不利があるのはご存知と思います。特にこの有馬記念が施行される中山競馬場の芝2500メートルというコースはかなりと言ってよい程特殊なコースで年間を通しても10レース程度のため希少鞍といえます。であるならこの約10レースの結果を検証すれば有馬記念の傾向がわかるのか?というとそうでも無さそうなのです。
 競馬ラボ(keibalab.jp)を参照にすると中山芝2500mの枠番の優位性順位は8・5・6・7枠…と外目に入った馬の上位入着回数が多くまた馬券対象となる3着内に入る率が一番高いのは5枠でその確率は34.1%にも上ります。確かに上の表にあるようにリスグラシュー優勝の2019年では2着で連対枠となりこの数値の裏付けが実証されていますが、気になるのことがあります。それは、おそらく今年もテレビ中継されるだろう有馬記念枠順抽選発表会で毎年言われる1枠など内目の枠の優位性です。実際抽選会で内目の枠を引き当てた関係者は一様に歓喜し中には雄叫びを上げる人までいました。逆に15年〜16年連続で大外の8枠となった蛯名騎手(当時)は『諦めます(笑)』と問題発言で場内を賑わしました💦ジョッキー自らがこう言わしめる程なのでいかに有馬記念ではどの枠に自分の馬が入るのかは大きなポイントとなるようでそれはいかに内側の枠に当選するか否かで勝敗を分けると言えそうです。
 ただし、これは各馬の持った脚質によるのでは?という点が浮上します。2017年、前年から連続でジョッキー自らが希望した「1枠」を引き当てた武豊騎手が『持ってますね!』と自画自賛するほどの絶好枠である内枠。それは先行脚質でレースを運ぶキタサンブラックだからこそのコメントだったのかもしれません。実際初参戦の2016年で1枠1番で僅差の2着(3着も同枠のゴールドアクター)、リベンジを誓った翌年の2017年で再度1枠に入ったキタサンブラック騎乗の武豊騎手は前日の阪神競馬場からこの有馬記念一本に絞った渾身の一鞍で2着馬に1馬身差も突き放し見事優勝を飾っています。ちなみにこの時の2着馬は「2枠3番」とやはり内目の枠だったのです。
 これは表内のオレンジ線を付した12着の大敗を喫した1枠2番スワーヴリチャードを例に取れば真実味を増すかもしれません。この馬は前述の枠の並びを考えると2019年有馬記念では一見優位な枠に入ったと思えるのですが、実際この馬の脚質は平均的に中団よりやや前目でレースをすることが多く、この有馬記念前で優勝したジャパンカップ(G1)では先頭から6〜7番手で進み最後は前を走る馬を捕まえる形で3/4馬身差で優勝するなど過去のレース全体を見渡すとその殆どが同様なレース展開をしています。つまり有馬記念では、いくら世間でいう絶好枠といわれる内目の枠を引き当ててもその馬の脚質に合っていなければ役に立つどころか逆にアダとなり得るといえるのです。

 Qは何が言いたいのか。それはくどいようですが世間の言うことだけを鵜呑みにしてはいけないということです。ただし、枠については5枠より内側に入った方が有利であるということは総体的に当てはまるといえます☝️
 今回は枠についてQ的に1番に言いたいことを記しました。これはせっかくの年に一度の有馬記念をちょっとした誤解で的中を取り逃がしたとか余計な馬券を買ってしまったということが少しでも無くなればと思ったからです。

 有馬記念では本当に多くの予想が出されてそれがファンの目につきます。そして何故かその中でオカルトとも言える予言めいた不思議予想がこれまた多く出て来ます💦その内容は偶然なのか必然なのか分かりませんがいずれにせよそれに決して惑わされることのないようにしたいものです。ただ、どうしてもQ的に気になる事案があります。それは世界的に悲しい出来事があった時、つまりコロナウイルスが蔓延している世界的パンデミック状態の昨今や世界貿易センター崩壊でテロリストが巻き起こした憎悪の世界、東北を中心に襲い世界に大きな衝撃を与えた3.11大震災といった世界中で注目される事象が巻き起こった年に共通すること…それが同年での菊花賞優勝馬が有馬記念で勝つことです🐎3.11ニューヨークテロ=菊花賞優勝馬マンハッタンカフェ➡︎同年有馬記念優勝。2011年東日本大震災=菊花賞優勝馬オルフェーブル➡︎同年有馬記念優勝…。この二件については以前にlivedoor blogでも寄稿したことですが(現在は削除済み)このような世界的事象というのはそうあることでは無いこと、と同時に強烈な印象を与えた共通項として今も尚Qの記憶に留められています。つまり今年2021年の有馬記念優勝馬はタイトルホルダーになるのでは?ということです🐎これも何だかんだでオカルト予想になってしまいますね💧さて、どうなることやら…。
 年末最後(実際は翌週12/28が本年最終の競馬開催)ということでいろんな競馬関係者の方々に対してお疲れの意味を込めて馬券を購入するというファンがとても多いと思います。そしてこれが日本の昔ながらのスタイルであると思いますし、あらためてそうあり続けて欲しいと思う今年の有馬記念です🏇「全馬、無事完走を!」これがQの最高の予想で最大の願いです🏇🏇🏇そして、下の写真のように来年こそは多くのファンで溢れる「いつもの有馬記念」であることを心から願います。
 競馬に幸あれ!




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