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「裏をかく」のが穴馬の役目〜アンチ1番人気が歓喜するオッズ領域がここだ!〜

 『持ってますね』2021年日本ダービー枠順がJRAから発表され関係者を通じて「1枠1番」を伝えられた時のエフフォーリア担当・水出助手の開口1番の言葉でした。皐月賞をまさに「飄々(ひょうひょう)」と難なく1着で快勝し新馬戦からの無傷の4連勝で夢の舞台を迎えた鹿戸厩舎は、スタッフからこんなコメントが出るくらい余裕の雰囲気があったと思います。決して名伯楽の域には達しているとは言えない開業14年目の厩舎の初のG1奪取が開業初年でのジャパンカップ(スクリーンヒーロー)だったことから堀厩舎や角居厩舎とは違った「異端な厩舎」のイメージが先行していたのは事実です。決してこの2厩舎にあるインテリなイメージではなくどこか突拍子でヤンチャな感じがあることから「一発」があるという馬券的穴党の気持ちをくすぐる要素を持っているようです。そんなところに、コロナ禍を吹き飛ばすような感があった無敗三冠馬誕生が今年もか!?という期待感が一気に盛り上がっていたのは、やはり年を跨いで未だに蔓延し続けるコロナでの「無観客疲れ」の鬱憤を晴らしたい競馬ファン心理も後押ししたのは事実です。前走の皐月賞での危なげない走りに厩舎の競馬に対するどこか素人っぽさを感じさせ、しかも三冠に対する「無頓着さ感」とが一体となって前年のコントレイルとは明らかに違うヒーロー誕生をファンと関係者は待ちわびた状況でした。

(ピンチヒッターだった2019年のリオンリオン=15着が初ダービーではありますが)この2021年が実質の日本ダービーデビューといえる騎手4年目の「若武者」騎乗も極々当たり前のような起用でした。最近ではコントレイルの三冠年となった2020年日本ダービーで矢作厩舎が当時デビュー5年目の坂井瑠星騎手(サトノインプレッサ=4着)の起用が有りいわゆる若手起用は2年連続となりますが、鹿戸厩舎と矢作厩舎はこんなことから意表を突くという共通点があるように思えます。全17頭に騎乗する全てのジョッキーがG1優勝経験者。その内8人ものダービージョッキーを有しての第88回東京優駿🏇2年連続とはいえ若手の騎乗機会はそう多くない、競馬関係者にとってはとても大事なレースです。そこに敢えて横山武史という22歳の若者を起用した鹿戸厩舎はある意味「掛け」に出たと言えます。しかし意表を突くはずの鹿戸厩舎は逆に裏をかかれるという結末が待っていました。まるで見透かされたかのように...。

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 みなさんこんにちは🙇🏻‍♂️Qです。暑さはまだまだ続きそうですね💦ここ北海道(そうなんです。いくら広い北海道とは言えど今や道内どこの観測地点でも例年以上の最高気温なんです🌞)連日ほとんどの地域で30℃超えを観測し、8月3日時点でここ札幌だけでも連続14日に達しています🔥35℃超えの猛暑日も珍しく無くなっていて日によっては最高気温「全国一」の所もあるようです。帯広がある道東の十勝地方は冬の厳冬期で最低気温が氷点下30℃以下になる日があるので寒暖差は実に70℃に達することになります。も〜💦牛も暑さで牛乳の出が悪くなるそうですから牛乳好きのQは酪農家の経営が心配でなりません🐮モ〜っがんばれっ!牛さん🐂もっと牛乳を飲んで応援しなくては!🏄🏻‍♂️

 実際の2021年日本ダービーのオッズパターンも特徴あるオッズパターンですが今回はそれとは違うゾーンでの考察です。それは1番人気馬が殆どのレースで最高でも2着に沈む領域があります。1番人気が1着になれない(なれなかった)という点ではこのダービーと同じで他にもそういう領域はあります。ただ今回紹介するゾーンは1番人気の人気が高くなる、つまり単勝オッズが低く(=数字が小さく)なればなるほど負け、しかも馬券に絡む率も低くなる傾向にあるという特徴的な領域です。

 2017年から2021年8月22日の間でサンプルの対象となったのは33レースです。その中で1番人気馬が優勝したのはわずか5レースで3着内入着に拡げても合計16レース(48.4%)しかありません。1日の内で各競馬場での一番人気馬の複勝率は平均約7割ですのでこれはかなり低い数字と言えます。馬券購入の際に軸にはしないことはあっても、とりあえず買目に入れるのが1番人気です...(馬体重の増減やパドック気配にもよりますが)。

 この33レース中、上位4頭から一頭も馬券絡みの無かった3レースを除いた計30レースから算出した馬連平均配当=6823.6円、馬単平均=10,386円、三連複平均=37,434.3円、三連単=164,790円です。JRA編成の番組で一般的な出走頭数は16頭なのでここではそれを基準として話を進めます。まず最初に[単勝人気上位4頭]をフォーメーション軸に据えて買うと馬連=48通り、馬単48通り、三連複=264通り、三連単=528通りという点数になりますが1番人気を削った[上位3頭]とすると馬連=36通り、馬単36通り、三連複=198通り、三連単=396通りと、かなり点数が減ることになります。この全種の馬券を毎回購入するのは中々経済的には厳しいのが現実的と思うので、どれか一種の馬券に絞るのがベストと思います。

 全て[軸4頭]で100円均等買いをして的中の場合、平均配当から推測される各利益は馬連=2,556.5円、馬単=5,895円、三連複=15,519.2円、三連単=127,060円となり投資額に対し馬連と三連複では大きな「マイナス」のいわゆるトリガミ、馬単ではプラスとは言えわずか1,095円の収支となってしまいます。しかし1番人気馬を削った「上位3頭軸」では馬連=3,756.5円は微増のプラス156.5円ですが、馬単=7,095円、三連複=22,119.2円、三連単=140260円となり全ての券種で大きなプラスを生み出しています。

 上記はいずれも相手を12頭全てとした想定です。現実的にはこの12頭からいずれか数頭は馬券圏内には厳しいと判断できる馬が3〜4頭は出てくるハズですので多くてもせいぜい10頭くらいとなります。そこからくる買う点数は馬連・馬単=27通り、三連複=108通り、三連単=216通り前後という点数が現実的と思いますので利益率はもっと上がることになります。更に上位馬を1〜2頭に絞れれば善いのですがこれも状況次第ってとこですね🤔

 狙う券種によりますが、とにかく軸の中で「一頭でも減らすことができるかどうか」は買う側にするととても大きなポイントとなります☝️つまり、安心感を求めるあまりの「多点買い」は結局利益率を落とすということです。それと共に、ややもすると不的中の場合その全てがマイナスとなるわけですからいずれにせよ「如何に軸頭数を少点数にできるか」をテーマにして早いうちに多点数買いという考えから脱却するチカラを付けてほしいと思います📊。

 今回掲載するパターンでの「1番人気複勝率が通常の約半分に落ちる」ことを考えれば、このオッズパターンが目の前に現れた時、馬券勝負をしない手は無いと思います🏇フルゲートの時はただでさえ点数が多くなりがちなのに潔く一定の点数で勝負できる。しかも単純に1番人気を削るという作業だけでまどろっこしい思策を施さずに済むとなればあとは資金配分に集中するだけです。是非活用してみてはと思います。以下、2018年から最新2021年8月22日JRA終了の間から共通したオッズパターンです⬇︎ ⬇︎ ⬇︎

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