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今週の『おいっ!💦』~こんなはずでは...メイン前の画策大いに破れるの巻~

 みなさんこんにちは!🙇🏻‍♂️Qです。多くの競馬ファンを感動の坩堝にしたジャパンカップが終わり馬券が的中した方は年末の有馬記念への意気込みを更に強くさせていると思いますが、これを読んでくれている皆さんはどうだったでしょうか。Twitterでも記したことですが、コントレイルの今回も含めての評価がSNS上ですごい話題にされていました。つまり、ああいう風に持ち上げられて(=お膳立てされて)勝つのは周囲の他の馬の関係者の「勝負」に対する気を削ぐといった文言ばかりが目につき、中には八百長だと言い切る方まで現れる始末でした。この点はいつの時代にも起こる現象で、かのディープインパクトやオルフェーブルなどのいわゆる「結果的に」名馬と言われる馬達の宿命なのだということです。つまり「結果的に」とするのは競走馬としての現役を引退し種牡馬・繁殖牝馬という次の段階で血を継いだ仔がどんな風にレースで活躍するかということで判断されることが多いからです。この為、今この段階でコントレイルは引退したばかりなので未だ何とも言えないというのが正解なのです。そりゃ期待は大きいに決まっています。ただ一つ言えるのは、あのディープインパクトの仔でさえ初出走で全てがいきなり勝ったわけではありません🐴ディープ産駒「世紀の」初出走は2010年6月20日阪神第4レース メイクデビュー阪神での牝馬シュプリームギフトでした。もちろん(?)1番人気でした!鞍上はこの年エイシンフラッシュでダービーを制覇したばかりのウチパクこと内田博幸騎手🏇これじゃあ嫌が応にも人気になります💦当時この馬の担当はディープの担当厩舎でもあった池江泰朗先生だったので自然と鞍上は武豊騎手に…となるところでしたがこの年の毎日杯で落馬負傷(骨盤他骨折の重傷)を負って入院加療中のためでもありそこで白羽の矢が内田騎手に立ったということです。結果はご存知の方も多いと思いますが勝ち馬から約5馬身差の3着に敗れています。一週間後の福島競馬場での新馬戦でサイレントソニック(牝、30戦5勝、北九州短距離ステークス優勝、2014年引退)が優勝しメディアで大々的に報道されましたが、正真正銘のディープ産駒「初出走」馬は紛れもなくこのシュプリームギフトなのです🐴

 結果的にこのシュプリームギフトは初勝利に約10ヶ月かかり1600万(現在の3勝クラス)を勝ち上がるのに2年を要し当初の期待とは裏腹の結果にありました。2013年の函館スプリント(G3)2着がJRA重賞の最高着順で翌年のシルクロードステークス(12着)を最後に現役を引退、繁殖入りしています🐴しかし活躍の舞台はこれからで、欧州血統のマクフィとの間に生まれたオールアットワンスが2021年のアイビスサマーダッシュ(G3)を優勝するなどの重賞ウイナーを輩出し今後の繁殖牝馬としての活躍が大いに期待される馬となったのです。2020年にルーラーシップ(クイーンエリザベス2世カップ(G1)等重賞6勝)との間に生まれた仔がどんな活躍をするのか大いに期待されている状況です。
 ということで、コントレイルは現役中にクラシック三冠を達成するなどの活躍をしながらも古馬になってからのわずか1勝という戦績のアンバランスをどうこう語るのは今になってはあまり意味が無さそうに思えます。
 1996年の世紀の失敗種牡馬ラムタラ(1995年凱旋門優勝、2014年没)を筆頭にテイエムオペラオー(有馬記念連覇、2018年没)や牝馬ではショウグン、タニノフランケルなどの話題馬を輩出したウオッカ(2007年桜花賞、日本ダービー優勝。2019年没)でしたがその仔達は今ひとつ伸び悩む成績だったようにどんなに華々しい現役時代があっても代表するこの3頭の様に必ずしも成功を約束されない引退後があるというのも現実です。こんなはずでは…と、競馬の世界でのギャンブル性の高さは馬券だけではなくもしかしてココからの世界の方がより一層その色が濃くなっていると言えるのかもしれません。

2007年日本ダービー/スポーツニッポンより抜粋


 ジャパンカプ前日の土曜阪神競馬10R「茨木ステークス」辺りで翌日のジャパンカップの軍資金倍増計画を企てていた方は多かったはずです。
 出走頭数16頭。人気の6番ダノンハーロックを軸にした馬券は予定通り。ここは松山弘平騎手での継続騎乗で連続馬券内を確保してきた2番人気ユアヒストリーとの組み合わせで手堅く馬連を一点で仕留めよう、こんな甘い魂胆だったと思います☝️甘い、あまーいっ!この馬の2走前の阪神12レースでは出走頭数は11頭🏇そこで6レース振りの優勝で2勝クラスを勝ち上がることになったユアヒストリーにとっての「鬼門」は多頭数と判断しなくてはならなかったのです💧
 というのは、遡ること約半年前に阪神ダート1800mという今回と同じ舞台で1勝クラスを団野騎手を背に勝った時も同じ「11頭」だったのです。未勝利戦を勝った時は16頭のフルゲートでしたが2番人気馬に単勝オッズを倍も付けるという断然人気でのいわゆる順当勝ちというレース。更にこの馬に不安を残すのは「後ろからの競馬」をする脚質であり、それは実際のオッズにも表れていました…。メイショウベルーガやフサイチホウオウ並みの一級の豪脚があれば別ですが🧐
 前々走の2勝クラス優勝時は2番人気、連闘で挑んだ前走3着に敗れた10月の平城京ステークスでは半年前のレースの時と立場が逆転の2番人気で勝ち馬に3/4馬身及ばずの2着🏇🏇この時の馬体重の変化を観ても変わっていませんでしたので連闘
策をとったくらい調子は良かったと診てよかったのだと思います。
 しかし今回の茨木ステークスは同じコース・距離とはいえ平城京ステークスから1ヶ月以上も経って、更にプラス6kgという馬体重での挑戦ではないですか!馬券的に勝負するのに不安要素がどれだけあるかは競馬ファンの方なら凄く気になる点だと思いますし、いざ勝負をするにしても金額を抑えるか点数を増やす、ワイドで押さえを買うなどの策を施すのが普通です、というかそうすべきなのです_φ(・_・
 茨木ステークスでのダノンハーロックとの馬連最終オッズは単勝1・2番人気の組み合わせにも関わらず3番人気の9.5倍でした。この点からしても『1ってん勝負じゃ!』と豪語するには無謀過ぎるというものです💧ワイドでは結果的に4.5倍の配当でしたのでやはりここでワイド馬券でのカバーは必要だったのです!しかもア〜た!2着馬との着差が鼻差の3着って…おいっ!😱💦前走とおんなじじゃんか〜😩





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