第85回日本優駿(優勝馬ワグネリアン)勝利ジョッキー福永祐一騎手インタビュー全文
ー 19回目のチャレンジでした!初制覇、今のお気持ちお聞かせください ー
『(そうですね…※マイクスイッチが入っていなかった為)あぁ、失礼!あのぉ、こんなにイイもんだったとは思わなかったです。夢にはみてましたけど、えぇ…これがダービーを勝ったジョッキーの景色なんだなというのを噛み締めて帰ってきました、はい。』
ー 今日のレースは道中、外目6番手からでした。あのポジションというのは思い描いていたポジションだったのでしょうか? ー
『そうですね。枠が外目だったんでね、担当している藤本君も(調教で)乗ってくれている大江君も目一杯友道先生の指導のもと仕上げてくれてたんで本当に悔いのないレースだけしないといけないなと。だから外枠でジッとしていたらポジションが悪くなってしまうんで、掛かる恐れはありましたけど恐れずに今日は攻めていきました。』
ー 最後の直線はどんなお気持ちで追ってらっしゃいましたか? ー
『4コーナーまで非常にいいリズムで来れてたんで、内にブラストワンピース(2番人気5着)とダノン(プレミアム=1番人気、6着)が見えてましたんで自分の内を突かれる事だけは気をつけて…最後はもう分かんなかったっす!もう、うん…新人騎手みたいな感じで追ってました!』
ー 勝利を確信した時はどんなお気持ちでした? ー
『いや〜もう、なんか…そうですね…。信じられない気持ちと、でもホントに馬がよく応えてくれたなと。ホントに馬に感謝で。う〜ん…まぁでも、精も根も尽き果てました!』
ー お父様、洋一さんにも嬉しい報告が出来ますね! ー
『そうですね。あのぉ…福永洋一の息子として僕はこの世界に入ってきて、まぁようやく父に誇れる良い報告が出来るなと…。親父がこの景色をずっと観たかったんだと思うと…親父の代わりにしっかりと目に焼き付けました。』
ー それでは最後に、ダービージョッキーになりました。ファンの皆さんに一言お願いします! ー
『いやぁ、そうですね!ホントに…んーっ、やっとっていう感じでもないんですけどホントに悔しい思いを沢山したレースでもありましたし、その分今日のね、喜びというか沢山失敗しましたけどそれでも大勢の人が応援して、大勢のファンの人が「なんとか祐一!ダービー勝ってくれ」って声をね、ダービーが近づくにつれて本当に沢山の方に声を掛けて頂きましたんで、そういう人たちの思いに応えることができて本当に嬉しいですし、何より自分自身がダービージョッキーに成れたってことが何より嬉しいし、そうですね…福永家としてのダービージョッキーを獲れたっていうのが本当によかったです!ありがとうございました!』
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