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競争社会の突破口:前編(2,116字)

ぼくのブロマガハックルベリーに会いに行くは、この競争社会を突破したい人——に多く読んでもらっていると思う。読者からの質問にも、そういうものが多い。

そこで今日は、現時点でぼくが考えている「競争社会の突破口——現代社会で抜きん出る方法」を簡単にまとめてみたい。

まず、要となるのはやはり「知識」とそれについての「学習」である。

これは、多くの人が考えているし、また同意するところだろう。卓越した知識が突破口になるのは今さら言うまでもないし、またそれを身につけるための効果的な学習も欠かせない。

ただ、これだけでは他者との差別化を図れず、突破口も切り開けない。

そこで重要になってくるのは、次の二つだ。

一、知識の種類

二、勉強の仕方

この二つは、実は深く考えられていない人がけっこう多い。そのため、他者との差別化を大いに図れるところである。

まず「一」の「知識の種類」だが、ここでつまずく人が多い。

つまずく人の典型は、「英語」や「料理」や「プログラミング」といった、ありがちで競争相手が多い分野を選択してしまう。違う言い方をすればレッドオーシャンに突っ込んでいってしまう。

これではなかなか勝てないし、突破口も切り開けない。身につけた知識が全く役に立たないということも起きてしまう。

そこで必要となってくるのは、身につける知識の「選定」である。

それは、以下の三つの条件をもとに考えるといい。

一、自分がそれについて強い興味、関心がある

二、そこそこニッチである

三、世間の人にも興味をもたれそうなポイントがある

まず「一」の「自分がそれについて強い興味、関心がある」だが、これを疎かにしている人が意外に多い。例えば英語だったら、好きで学ぶのならいいが、たいていは「これからの時代に必要だから」といったように世間の風潮に流されて取り組む場合が多い。

そうなると長続きしない。どこかで挫けてしまい、結局知識も身につかない。

だから、そうならないためにもまずは自分がそれに興味、関心があるということが重要になってくる。そうして、長続きさせるということに主眼を置かなければならない。

続いて「二」の「そこそこニッチである」だが、この条件を満たすことにはセンスが問われる。メジャーすぎてもダメだが、マイナーすぎてもダメだ。

理想をいえば、5年後に流行りそうで、しかし今はまだ誰も目をつけていない——といったものがいい。では、それはどのように探せばいいのか?

ここでおすすめする方法は、好きな人を参考にする——というものだ。

例えば、自分が好きな文化人や芸能人がいたとして、その人の趣味や嗜好をじっくりと観察する。そして、その人が取り組んでいる活動の中で、周囲があまり反応していないものを探すのである。

例えばぼくは村上隆さんが好きである。だから、彼の活動をウォッチしているのだが、例えば今はアニメを作っていたりする。

そして村上さんは、そこで「アニメの作り方」を研究している。アニメに限らず、村上さんは何でもまずは方法論を突き詰め、そこで独自のメソッドを編み出してから制作するというスタイルで一貫している。

だからぼくは、そこで「アニメの制作方法」というものに興味を持った。アニメを作るにはどうすればいいか? そのマネジメントはどのようにすればいいか? その方法論や知識を身につけたいと思った。

このとき、「アニメ」というと範囲が広くなりすぎてしまう。これでは競争相手が多すぎる。しかし「アニメの作り方」だったら、とたんにライバルがぐっと経る。そのため、ニッチなポジションを構築しやすいのだ。

そう考えると、ニッチというのは「メジャーを細分化したものの中にある」と考えることもできる。初めからニッチなものを探すより、メジャーなものを細分化して探す、というのも一つの手だろう。

最後に「三」の「世間の人にも興味をもたれそうなポイントがある」だが、これはとても重要だ。その知識について、自分しか興味がないとなかなか競争社会の突破口にはならない。全く無関係の他者にもそれなりに興味を抱いてもらえるものでないと、なかなか武器にはならないのだ。

例えばぼくは、最近「ジョージア」という国に興味がある。これは、日本にとってはマイナーな国なので、それなりにニッチという条件を満たしている。

ただ、このままだと「三」の「世間の人に興味を持ってもらう」という条件が満たせない。ところが、ジョージアというのは日本でも有名な「カスピ海ヨーグルト」の原産地である。しかも、世界的に有名な「長寿村」も存在する。

そういうふうに「食」や「健康」に絡めてプレゼンテーションすると、とたんに多くの人に興味を持ってもらえる。つまりジョージアには、他者に興味を持ってもらえるストロングポイントが存在するのだ。

知識を競争に役立てるなら、そこに他者の興味を引くストロングポイントがあるかないかが非常に重要になってくる。そのため、もし学習する知識ジャンルをこれから選ぶなら、まずはそういうストロングポイントを探すことをおすすめする。

以上が、「突破口を切り開くために身につけるべき知識」の三つの条件である。

次はその学習方法だが、これについては月曜日に書くことにする。

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「もしドラ」の作者。
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