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知らないでいる事の強さと怖さってあるよな、、、

昨日の仕事での出来事なのですが、久しぶりに頭に血が昇ってしまいました、、

前日に、ある一つの店舗に悪い口コミが書かれました、、

お客さんは、ウチのお店のスタッフは他のお客さんの事を面白おかしく揶揄して笑っている、

自分も担当ではないスタッフから、髪のダメージや私生活についてキツイ言い方をされた、、

数年通っているが、スタッフの人間性をうたがってしまいます、、、

と言う内容のものだった、、、

つらかった、口コミを見て久しぶりに落ち込みました、、、

僕が仲間と美容室を始めた7年前、美容師は溢れかえっていて、美容室は社長の独壇場なところが多く、

人間関係も悪いせいか、美容師は働く店のグチや文句をお客さんにはなしたり、

若くして、社会や哲学なんかを学ばないまま売上と指名が取れてしまい、小さな成功に溺れたエゴイストの塊みたいな人たちが、自分の感情に任せて働いているみたいな業界だった、

そんな業界がいやで、僕は友人3人を誘い奥さんを含めた5人で美容室をつくりました  

お客さんが全く来ないところから、みんなで話し合いながら、キャリアも浅かったことからお客さんには家みたいに過ごしてもらえるような距離感を、みんなで毎晩話し合って、距離感のラインを引いていった、、

距離感は絶妙で難しく、想像力とシェアが必要な感覚だと思う

お客さんが遠すぎる存在になってしまうたと、居心地も悪いはずだ、、

近すぎてもいけない、

そんなこんなで7年が過ぎた今、

店舗が5つになり、スタッフが20名以上になっている

全てのお店が徒歩5分で回れて、小規模店舗にしているのは、

学びを第一に考えての事だからです、

お店の空気感がわかり直ぐに修正できるように、情報のシェアを早くするために近い方がいいのです、

収益や自店でお客さんを取り合うからと良く言われますが、美容室はハコでしかなく、お客さんにとって心を許せる美容師とのマッチングを果たすための場所です

近くてもなんの問題もない

そもそも、各ビルに美容室が入っているようなエリアですから関係ない

僕は良い美容師をたくさん輩出してお客さんにマッチングしていく事て、お客さんの満足と美容師の満足の最大化に取り組んでいるつもりです、でした、

が、

このような口コミをいただいた、、

このような口コミをいただいた店舗は若手がめちゃくちゃ練習をしていて、撮影なども頑張っている、

休みに自主的にでてきて撮影したり、夜も自主的に練習をしている

店舗管理にも積極的でコスト管理なども細かく話し合い、素晴らしい数字を上げている

僕が月に一度ひらいているお店の経営を学ぶ会議にも自由参加に関わらず多数参加してくれている

ただ、スタイリストにデビューした子が2名、もうすぐデビューする子が1名、店長30歳とわかめのラインナップになっている

3月は予約も多く、繁盛しているし店内は良く盛り上がっている、、

ただ、たくさんのお客さんの中から一件の見逃せない口コミが出てきた事実に向き合って

翌朝、みんなでミーティングをする様に招集をかけた

正直、この時のミーティングで距離感の話をするつもりだった、お客さんとの距離に踏み込み過ぎ、不快感を与える表現に想像力が欠けている、きっとスタッフは悪気も感じないままに、笑いをとったり、数年通ってくれたが故に、配慮のない発言をしていると考えられた

ミーティングの前夜、その店舗で店長の次に年長者であるスタッフと話していて、その夜も営業終了後にスタイリストデビュー前のスタッフのカットモデルを見てあげるため、残ると言っていた、当たり前のように話していてた

その晩の帰宅後に口コミが投稿され、僕は朝からグループLINEで朝から話し合うと伝えた

店長は気を利かせていつもより少し早く出勤する様にお願いしたみたいだった、朝からミーティングするならその分、朝の準備ができなくなると想像したのもあるし、僕の怒りを和らげようとしたのだろう

朝から事務所にいると、昨晩レッスンに付き合っていたスタッフが来た

僕は大体朝の8時から働いているので、彼は9時には来た

9時半から掃除にしているので、30分早い
昨晩レッスンに付き合い、家庭もある
おそらく保育園に娘を送って来たのだろう

店に行くと店長はもっと早く来ていたであろう掃除をしていた

立ち位置的にも仕事ができる3名は早く来ていた

店長も家庭がある

9時半の3分前に、昨夜レッスンしていたスタッフが来た

1、2分前にもう1人のスタイリストがきた

そこで、久しぶりにブチギレてしまった、、

おそらくLINEを見ていないんだろうが、若手から順に遅くくる文化が出来ていた

これはまさに想像力の仕事だな!!と思った

仕事にたいする、周りに対する想像力のさがあからさまにでている

ギリギリに来た2名は独身で今まさにお客さんに入りだした子たちでのりにのっている、技術レッスンや撮影もやりまくりで、自信もあるように見える

ただ、想像力がよわすぎる

ようは自分の事しか見えていない

仕事のLINEを朝からチェックしないため、何がおこっているか、わからない

想像力があれば、いつもと違う連絡の時間帯に気づくはずだ

想像力があれば、家庭のある先輩を夜遅くまでレッスンに付き合わせていて、それは自分の為に善意で行われていると理解し、その人の負担をなるべく減らそうと、その人よりも早く来るはずだ

しかし、想像力がないと自分の努力のみをアピールしてしまいがちだ

僕は怒った、怒りまくりながら、店長を中心にこの風土を変えようと、話をしました、

先輩達が優しく、先回りして当たり前のように世話してあげて育ててあげるのは素晴らしい事だが

想像力のないうちはしっかり教えてあげなければいけないと思う

きっと、僕が口コミをみて落ち込み、怒りのLINEを書いたあとから想像力のある人間から順に焦った筈だ

ない人は、特にことの大きさに気づきもせず

気楽にいつもの如く出勤して

マジすか?ヤバいっすね!

LINE見てなかったっす、昨夜遅くまで練習してたんで

口コミ書いたの誰なんすかね?

ミツさん(僕の呼び名)キレてましたね

となるのだろう、、、

僕は、なにを作っているのか

1人でも多くの人材を育てて、美容師を良い仕事にして、マッチングしてたくさんのお客さんに素晴らしい美容室体験を提供したいがために

店を増やして、スタッフを増やして、借り入れも増やして、、

指導力が及ぼされる範囲はもっと小さくないといけないのか

遅刻もしない、サボりもしない、仕事は頑張り、練習もする

もう十分なんだろうか?

想像力があれば言葉の影響、行動の影響をより深く理解し傷つく人は減るはずだ

どのような解決策があるのか、全ては自分の想像力と実行力と人間力にかかっている

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